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生き物達ノ中央世界  作者: 葉都
岩人国編
84/102

81:振り返り

『お待たせ~』

『お。メガネと、帽子?』

『そうだけど』

『似合ってるよ想ちゃん』

『ギアナの特徴から察してたけど、やっぱり想だったんだ』

『似合ってんぞ。前の百倍は怪しくない』

『百倍ではありません。千倍です』

…あれぇ、ちと辛辣じゃね?

あれから二、三日経った後、急にレファに話しかけられた

内容は、

『のんびりするのもいいんだが、流石にみんな次の国に行きたがっていそうだぞ?』

ということ…

という訳でみんなに聞いてみたところ、確かに暇そうではあった

なので現在、みんなで集まって次の国に向かう所であった

ここ数日、確かに休めはしたが、同時に暇でもあった

無い物ねだりという事なのだろう

私がここ数日、やった事と言えば、あの大量の属性岩をトリガーに変える事だった

後は、いろいろな物の設計図を作ったぐらいだ

ついでに、帽子のついでに軽い義眼を作った

音声録音、映像録音、後は適当に小型麻酔銃機能ぐらい

ただ、麻酔の量は選べるわけじゃないから、たまにやりすぎる事もあれば、全然足りないこともあるはず…

後、結局帽子にはナイフを飛ばすギミックを付けておいた

最悪頭からナイフ飛ばして戦おう

後は靴の踵の素材を硬くして威力を上げたぐらい……

結局平和な場所に来ても戦闘の事ばっかり考えてしまう

まぁでも、豪勢な生活からは逃れられたので良しとする

ずっとあれは、私には合わない

という訳で、出発!

『お、もう行くのか?』

『ああ。安心してくれ、今回はもっといい落下方法を思いついたんだ、直ぐ見ることになると思うよ?』

『それはそれは。楽しみにしておこう』

『任せてくれ』

そう言って、私は飛行船を構築する

『さ、乗ってくれ』

『また部屋に戻れる~』

『帰ったらお庭の整備をしましょうか』

『手伝おうギアナ』

『アシャが触るとボコボコになるので結構です!』

『さ、帰宅だ帰宅』

みんなが入っていくのを見た後、私も入る

彩を横に置き、席に座る

席を回してみんなが座っているのを確認したのち、発進する

方向を定めて、タイマーを付ける

次の国は炎龍の国フィラディトの首都、ファムン

岩人(ストーン)の国ディモンイとフィラディトの国境には盗賊やら密入国しようとするやからなどなどがひしめき合っている為、国境がしっかりしている

というわけで、しっかり国境を通る為にもタイマーをセットして、一度下りてから通過するのが最も安全というわけでのタイマーセットだ

これをすることで、無意識に入国することは無いだろう

『さて、戻っちゃっていいよ』

そう言うと、みんなががやがやと戻っていく

私も戻って空間の拡張でもしようかな

そんなことを考えながら私も空間に戻る

すると、気が付いたら辺りは部屋に代わっていた

私はベットに寝転んでいる

勢いよく起き上がり、窓の元まで歩いて行く

そして、勢いよく窓を開けて外に飛び出る

しっかりと着地して、空間の端まで歩く

空間の壁に触れて、目を瞑る

すると、この空間全体が上から見ているような光景が現れる

え~~っと、大体これぐらいかな~

そう考えた瞬間、空間の外の真っ黒な部分に点線が引かれた

後は植生というか、地面の素材を決める

今回は変えないということで

…作成!

そうして、目を開けると、さっきまで壁だった場所が空間に代わっていた

こうやって広げていく、ちなみに素材は均衡と魔力なのでそんなに大変ではない

さて、後はギアナに任せるか…

よし、暇つぶし用のブランコでも作るか

まずは気を生やして、そこに紐を付けて下に板を用意する

という訳で完成

その後、ブランコを漕いでいたらギアナに笑われた挙句、他のメンバーも呼んできて子供とか言ってきたのは内緒である



『ねえ、想って結局どんな力使えるの?』

唐突にアンが話す

『私の力?』

思い返してみると、確かに私自身も知らないかも

『えっと……まず属性は氷で…』

『氷なの!』

『えぇ…そこなの?』

『ていうか、そもそも知らなかったよ!?』

『あれ?そうだったっけ?』

『そうだよ!』

そういえば、能力とか力とか使いすぎて、最近属性使ってなかったかも…

アンが知らないって事は他のメンバーも知らない可能性があるのか…

まぁでも、問題は無いだろう!

それに、レファは目の前で見ているはずだしね!

『改めて。えっと、能力は構築で、均衡の主だから、秩序と混沌が扱える。そして、九つの聖剣が一つ、裁断のバトルアックスの主だから、裁断の力を扱える。後は、ギアナとアシャがくれた加護の影響で光属性と呪属性を使えるようになっている………これぐらいかな?』

『想ちゃん。多すぎだよ』

『そうですね、多いです』

『多すぎたな』

『同感だ』

いつの間にか聞いていたギアナ、アシャ、レファが話に入り込んでくる

『あのさぁ、ギアナとアシャに関しては増えた直接的な原因でしょ?』

『あら、そうでしたか?』

『ギアナ、さすがに無理がある』

『アシャは認めるの?』

『そりゃあね』

『…以外です』

『それって、どういう意味で言ってる?』

『特に深い意味はありませんよ』

『え?そんなわけないよね。ねぇねぇ、無理があるよ?』

『………そういえば、アンちゃんって何故想について行ったんですか?』

あぁ、話逸らした

そんな質問に、アンは答える

『えっと、簡単に言うと想が好きだったから』

『…は?』

『どうしたの?想ちゃん』

『そうだよ想。私もそう記憶しているけど…』

彩もそう言う

『待ってよ。お兄さんから逃れる為だったよね?』

『……いや?想が好きだったからだけど、忘れちゃった?』

『ちょっと、そうじゃなかったでしょ?』

『あ~。結局どっちなんだ?』

レファが困ったように聞くと、アンが話す

『ごめんごめん。想をからかっただけだよ。本当はあの馬鹿兄から独立するっていう建前の元、想が好きでついて行ったよ?』

『ん?』

『どうしたの想ちゃん?』

『い、いや、なんでそんな、好感度高いの?』

『想ちゃん。私と初めて会った時ってどんなだったか覚えてる?』

私は思考を巡らせる

『えっと、確か世界樹内?』

『混沌による暴走』

『ああ……そう言えばそんな事もあったねぇ~』

いや、本当に忘れていた

『あの時、想が居なかったら私は死んでいたからね。そりゃ、好きにもなるよ』

『そ、そうか。う~~ん理解』

『そう言う訳。だから、そんなこんなで付いて来たんだよねぇ~』

『あの時のドラゴン、アンだったのか…』

『え?見てたの?』

『そりゃ、砦と近かったからな。嫌でも目に入るさ』

『えっと、ギアナとアシャは?』

『流石にその時には国に帰ってましたから』

『情報としてはあったがね』

ほぇ~

『それで、ギアナはなんで?』

『えっと、感謝の気持ちと、ダンジョン内の想ですかね。問題解決を手伝ってくれた感謝と、彩様に選ばれた想。とても気になりました』

『ほぇ~~』

『私は話したので、次はアシャ』

気が付いたら、全員が話す流れが出来ていた

『私は単純だよ。感謝と想の強さが気になったから。あんな戦闘を見せられたら気になるに決まっている』

…そう言えばあの時は均衡も無く裁断も無く、ギリギリの戦いでたのしかったなぁ…

今は、混沌の雨でも降らせたら、生き物全滅出来るからね

そりゃギリギリな戦いなんて無理だわ

『それじゃあ、最後はレファだな』

アシャがそう言うと、レファが口を開く

『俺は……どうせ敵にはならないのは分かっていたから初めに提案を出されたときに乗ろうって思ってたから、感謝とかじゃないな』

『お前、私の片目を…』

『俺を空中から放り込んだのは誰だかな』

『……Ok。トントンとさせていただこう』

『そうだな』

にしても、ここまで仲間がトントン拍子に増えて行った

この後はどうなっていくんだろうなぁ…

そんな事を考えていると、遠くの方から音が響いて聞こえた気がする

どうもどうも

あのぉ、もう私であたしとかわたくしとか呼んでくれませんか?

ルビ振るとか、覚えられないんで

本当に忘れていたので許してほしい気持ち半分、そっちで頑張ってくれという気持ち半分で

あと、キャラは何となく察してください

大体初めに登場した時は一人称定まっているので、そこを参考にお願いいたします!

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました

今後も、‘‘できれば‘‘お付き合いください!

お相手は七月三十一日の私、葉都でした

ということで、ではでは~

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