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生き物達ノ中央世界  作者: 葉都
天魔人国編
75/102

73:掘り返される過去

現在は夜

到着はお昼ごろだが、もうすでにディモンイ内には入っている

アンとアシャはもう寝ており、ギアナはソファでゆっくり本を呼んでおり、レファは何かを書いている様だった

私は先にレファの方に絡みに行く

『ねぇ、レファ。お前何してんの?』

突然話しかけられたのに驚いたのか、彼は少しの空白の後話し始めた

『日記だ、昔からつけていてな』

『へぇ~~~。私の片目を吹き飛ばした時の事も書かれてる?』

『そりゃ書いているさ。どんな不都合な物でも、そこから解決する事件があると考えたら書くし、思い出としても書いておくな』

『なるほどぉ…』

『お前もどうだ?』

『どうだって、日記の事?生憎、もうつけてある』

『ほう。後で見せてくれよ?勝手に俺のを見ているんだからな』

そんな言葉をページをめくりながら聞く

『別にいいよ。私の今までの旅を自由に確認してくれ』

『それなら、遠慮なく見させてもらおうかな』

そう言って彼は立ち上がる

『今見るの?』

『ああ。出来るならだが…』

『…取ってくるの面倒くさいから自分でとってきて。場所は私の部屋の棚。二、三冊ぐらいしか入っていないがら空きな棚があるからそこから適当にとって呼んで』

『分かった』

そう言って、彼は廊下へと歩き出した

さて、次はギアナに絡みに行っちゃお!

そうして私はレファの日記を片手に、ギアナの横に座る

そのまま彼女の肩に頭を乗っける

『…えっと、どうかされました?』

『読書の邪魔』

『そうでしたか。ですが残念でしたね。その程度では邪魔とはいえませんよ。その状態で喚き散らさないと邪魔にはなりませんが………そんな事はされないでしょう?』

『あら、バレてる』

『はい。アンやロア達よりかは長くいませんが、そこそこ長くは関わっていると思っていますから』

『……確かに?』

彼女は私と会話しながら栞を挟み本を閉じる

『あの、所でなんですけど…』

そう言って彼女の方から会話が始まった

『えっと、何?』

『貴女の右目って吹き飛ばされたと言っていましたよね?』

『そうだけど……』

『そして、貴女とレファ様の先ほどの会話は貴女の片目の話……つまるところ、貴女の右目を吹き飛ばしたのは…』

『そう、レファ。まぁ私から言ったし、その代償にあっちも魔力切らしてたしね~』

『えっと、何故そんな方と一緒に?本来であれば恨むべき相手では?』

『そうだねぇ…あいつは優しすぎるからかな』

『優しすぎる?』

『そそ。これは私が捕らわれていた砦で見た情報なんだけどね…』

そう言って私は彼女に見た情報を話し始める

『彼は潜入捜査の身でありながら、一つの砦のトップまで上り詰めていた。というか、彼はそれ以上の立場まで登り、本拠地の位置を掴むために潜入していたんだけどね。まぁ、そんなことはどうでもいい。彼がトップになってから、砦に来た…誘拐された者は私含めて五名、その内、全員が脱走していた。実際、私だって逃げ出したが、到底無理とは言えないが、記録に残っているのは全員百歳前後。それほどの子供が逃げ出せるほどザルな警備ではなかった。それに、私は攫われたというより、レファに拾われたっぽいしね』

『…拾われた?』

『そう。崖から落ちて来たと思われる私を拾って檻に入れてたっぽいね。檻だったのも守る為だっただろうし、少し経ったらレファ達がラーハフスを解体するから、直ぐに解放できると踏んでいたのだろうね』

『……確かに、これだけ聞けば優しいと思いますね』

『ていうかそもそもとして、潜入捜査するような奴なんか忠誠心の塊か、優しすぎる奴ぐらいじゃない?』

『そうでしょうか……命令違反で辞めたくないから仕方なくやるとかあると思いますが…』

『残念ながら、魔人軍では潜入捜査官はやりたい者がやるぞ』

『ほらね』

『では、レファ様は優しいですね』

『それを俺の前で言うか?』

その言葉を聞いて、ギアナは上を見上げて冷や汗をかいている

『おかえりレファ。私は散々言っているから別に今更気にしないでしょ?』

『れ、レファ様。こ、これはその……』

『はっ。そこまでビビらなくても問題無い。こいつの方が十倍ぐらい言って来ているからな』

『事実を言って何が悪い』

『お前の場合は言いすぎなんだよ』

そんな軽口をお互いに叩きつつ、レファは私の隣に座った

『そんじゃあ、目の前で読ませてもらおうかな』

『そりゃ勿論、ご自由に』

私がそう言うとレファは日記を開き、目を通し始めた

……これ暇か?

ギアナもレファも本を読んでいる

対して私は、もう読む物が無い

レファの日記は読み終えてしまったのだ

う~~~む、どうしようか

そんな事を考えていると、脳内に言葉が響く

『想。もしかして暇?』

『そうだね。ギアナとレファ、両方が本読み始めちゃったし…そっちは?』

『こっちも寝なくていいから暇だねぇ~』

『あっ…やっぱり武器って寝なくていいんだ』

『私が武器だからというより、私が君の眷属だからって理由の方が正しいよ?』

『えぇ……じゃあ本来寝ないといけないの?』

『そう。でも、平気で二日三日ぐらいは寝なくても大丈夫だね。大部分は君の力が原因だけどって感じだね』

『なるほどね。それじゃあ、何か話し相手になってくれない?』

『全然いいよ。それで、何話す?』

『そうだねぇ…』

そう彼女に言って私は考え込む

話すネタ……なんかあるかな?

『そうだ。あの計画どうなったの?』

私が話のネタを探していると、彼女の方から話しかける

『あの計画?ちょっと計画ありすぎて分からないんだけど…どれ?』

『武器を作ろうって計画。私のコアを別の武器に移動させて…ってやつ』

『あ~…あれか』

そう返しながら思い出す

みんなの武器を強化しつつ、私の武器も強化しようっていう計画だった

アンぐらいまでだったら、相当頭を悩ませながらも、何とか解決出来そうだったのだが…

問題は他のみんなだ

ギアナ、アシャの武器があまりにも強すぎる

あれを強化しようとするならばそれこそ最上級素材、世界樹級の素材が必要となってくる

それに、せっかく私が作るか強化するなら、武器のランク揃えたいじゃん

結果、零級という世界に数十本ほどの限られた者のみが作れる物にまで、跳ね上がってしまったのだ

…まぁ、彩を別の武器にする為には零級の武器、核が無い武器の事をボディと言うのだが、つまり、零に耐えきれるボディが必要だった為、どちらにせよ頭を悩ませなかった事は無いのだが…

『あの計画、そうそう進みそうにないけどねぇ…』

『でも、ディモンイにはあの者がいるでしょ?』

『確かにね』

そう、ディモンイには最上級素材を扱える、選ばれた三名の内の一名が居る

だがしかし、選ばれたということは、むやみやたらに使ったり、渡したりしないような者だろう

そんな者からどう、使わせてと頼めばいいんだよ

『でもさぁ、そういうのをそう易々と渡してくれるような者じゃあ選ばれてないでしょ?』

『実際そうだろうね』

『まぁでも、どうせ吸血鬼(ヴァンパイア)国、奇血(きけつ)に行くじゃん』

『まさかそっちにも頼むつもり!?』

『どんな者か分かっていない今なら、何とでも言えちゃうからね!』

『はぁ…無計画が』

『私はそれでも問題無いから』

そんな様に話していると、横から揺さぶられる

『ちょっと用事があるみたいだからこれで』

『了解』

そう言って彼女との会話を終え、目を開き衝撃の方を見る

『起きたか?』

『元から寝てないが…』

『嘘つけ、あれは寝てただろ』

『彩と話してた』

『…じゃあ寝てないか』

『そうでしょ?それで、それだけ?』

『なわけないだろ。ほら、運んでやってくれ』

レファの目線は、私を通り越していた

左を振り向くと、目を瞑り、肩が規則的に上下している

『なるほどね。任せて』

『頼んだ』

私は彼女をおんぶ…は身長的にできない為、彼女を横向きのまま持ち上げ、彼女の部屋まで運んだ

どうもどうも

私、気が付きました!

タイトルって完全に関わりなくてもいいのでは?ってね!

という訳で、前回のタイトルはなんか一つは出てきてなくない!?

っていうタイトルにしました!

そっちの方がそれっぽくてかっこいいですよね!

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました

今後も、‘‘できれば‘‘お付き合いください!

お相手は七月十五日の私、葉都でした

ということで、ではでは~

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