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生き物達ノ中央世界  作者: 葉都
天魔人国編
69/102

67:面倒な事

『お疲れ様~』

そう言いながら降り立つ

私はこの戦いを空から眺めていた

彩のお陰で何とか私や彩が手伝わずに問題を解決出来た

まぁ、私が参加しなくとも割と圧倒的だった為、こいつらがいかに強者かが伝わる機会だった

だが、こっちの本来の目的である、戦闘を眺めるという事が出来たので良しとする

『さて、ギアナとアシャ、アンは彩を持って戻ってね。後、どうせレファは聞きたいことがいろいろあるだろうから、ね?』

『はは。よくわかってるな』

レファはそう返してくる

『で、ですが…』

『はいはい、行こ行こ!』

『へ?ちょ、ちょっと』

ギアナは何か言おうとしつつもアンに連れていかれる

アシャは後ろについて行きつつも、こちらを振り返り笑みを浮かべながら手を振ってくる

私達は彼女が前を向くまで手を振り返した

やがて、彼女達が飛び立ったのを確認したのち、レファと話し始める

『それで、この武器はなんなんだ?』

『あぁ、聞きたい事ってそれだったんだ』

こっちとしては、戦いたくない理由とか、なんでそんな回りくどい事させたのかとか聞いてくるものだと思っていた為、少々戸惑る

『…逆に他はなんなんだよ』

『まぁまぁ。その事は置いておいて、君の質問に答えようじゃないか』

そう言うと、彼は何とも言えない顔をしつつも話を聞く

『まあでも、そこまで不思議な事もしていないよ。ただ、能力で作っただけの武器』

そう、簡単にそして単純に説明するのなら、これしかない

というか、これ以上複雑な説明も不可能だ

どうやら、私の望んだ機能を自由に付けれるようだ

まぁ、増やせば増やすほどその分、大きくなる為、小型化は難しい

難しいだけで、出来ないとは言っていないが…

という訳で、今回は何とか小型化をし、剣を作ったって訳だ

『おいおい。それだけじゃ納得しないが?あまりにも革命が過ぎる』

『だって、これ以上複雑に説明も出来ないし…』

『じゃあ、あの刃が現れた原理について教えてくれ』

『えっと、私が望んだから』

『…は?』

まぁ、そうなるよな

実際、この仕様を知った時の私も同じ事を言った

そして、同じような顔をしていたと思う

そう、とても理解するのが困難だと思う

何せ圧倒的に理不尽な力である

こんな力を即座に理解…もとい納得することは不可能に近い

私だって急に言われたらこんな反応になる自信がある!

『…百歩譲って認めたとして、トリガーはどういう仕組みだ?小型で属性を生み出す機械なんて、機械人(マシーン)ですら諦めた物を…』

『それは…実験の副産物だね』

『あんなものが出来る実験なんて、どんなのだよ…』

『それに関しては君も見ただろう。ほら、爆速で空を飛び回り弾幕を張るヴァらの姿をね?』

『それが実験の成果って訳か?』

『そう。それで、アレの小型で膨大なエネルギー供給物を作り出した結果がトリガーだったって訳』

『…お前これ、どうやって作ったんだ?具体的に教えてくれ』

…なんかこいつの言葉が増えた

何だろう、プログラミングと似たものを感じる気がする

まぁ、私プログラミング知らないけどね

そんな事を考えつつ、私は彼の質問にしっかりと答えた

『えっと、属性岩を細長い六面体まで潰して、内部に魔石を入れておく。武器に入れる事で、属性岩と魔石がくっついて、属性が発生するって訳だ………理解できたか?』

『ああ、しっかりと。それで、その属性岩ってどうやって加工したんだ?切ったら終わるが…』

『能力。簡単に言えばこの形まで潰した』

『……………?』

彼は形容しがたい顔をしている

まあ、無理だと言われていた事が使われているんだ

そりゃあそんな顔になってしまうか…

…いや、流石にこれはオーバーリアクションな気がする

だって、もうしばらく経ったが顔が一切変わらないのだ

いい加減戻ってほしい

このままでは話の続きが出来ない

『ちょっと、戻ってきてくれ。詳しい話が出来ない』

『あ、ああ。分かった』

…私が思っていたより冷静だったかもしれない

『えっと、私の能力である構築で出来る加工方法は四種類でね。切断、接着、研磨、圧縮が出来る。その四種類ならどんな物でも自由に出来ちゃうって訳』

『…お前はどれだけ強くなれば気が済むんだ?』

『……さぁ?私だって満足していても、後からどんどん強くなっていくんだ』

『そうか』

彼の表情からは、なんとなく諦めを感じられる気がする

さて、彼が私に聞きたい事も答えた事だし、彼女達を追いかけるとしようか

そう思い、私は空を見上げてから羽を生やそうとした時、少しばかり疑問が浮かんだ

『ねぇ、お前ってどうやって上がるの?』

『…特に考えてなかったな。まさか建物ごと崩れるとは思っていなかった』

『それに関しては、未来予知とか、相手の手札をすべて知り尽くしているとかじゃないと無理だ』

『…どうやって上がろうか』

『私がお前の事を上にぶん投げようか?』

『はぁ?到底生き物の運び方とは思えないんだが…』

『まあでも、君だったら耐えられるでしょ?』

それに、投げるとは言っても手か足を掴んで投げるって訳ではなく、何かしら作り出して、それに乗せて吹き飛ばすのだ

ということで、こいつだったら耐えられるだろうということで提案したのだが…

『耐えられはすると思うが…』

『じゃあ決まりで!』

そう言いながら棒を構築する

この棒は彼が持っている物とまったく同じ物である

私は、特にトリガーをセットせずに大剣の刃を作り出した

『じゃあ、お前のタイミングで跳んでくれ。それに合わせて大剣を振る』

『了解』

彼がそう言うと、軽いウォーミングアップを始める

それを見て、私も身体強化を二重で掛ける

地上に届かないが一番困る為、念には念を入れて威力を高める

『準備は出来たか?』

『勿論!』

私がそう返した瞬間、彼は軽く跳び上がった

軽くとは言っても、私の身長を超す程跳び上がっている

彼が空中にいる間に、私は大剣をしっかり両手で握り、大きく回し、大剣の平たい面に彼を着地させた

そして、その勢いのまま彼を勢いよく上に吹き飛ばす

気持ち斜め上に向かって飛ばした

さて、無事に上に行けたかどうか…

行けている事を祈りつつ、私は羽を生やし、飛び立つ

最悪、落ちているレファを見つけたら私がまた投げればいっか

そんな思いのまま、私はこの場を後にする

私が飛び立った事により、この場の混沌は秩序とぶつかり合い消滅した

これで、この地のせいで混沌が現れることは無くなった



無事、地上にたどり着いた私は、伸びをする

みんなはもう帰っているようで、この場にはアン、ギアナ、アシャ、レファ、彩だけとなっている

そして、そんな残りのみんなは少し遠くで話している様だった

みんなの顔から、それはまあ真面目な事を話していそうだ

レファに関してはたどり着いたばかりなはずなのだが、とても馴染んでいる

さて、私抜きで話すなんて駄目だぞって事を教えなくては!

そうして、私はギアナとアシャの後ろに回り込む

やがて彼女達との距離は零距離に達したところで、彼女達の話を一切聞かずに彼女達を抱きしめた

すると、彼女達は同時に肩を震わせた

『やぁ。何話しているんだい?』

私は、ギアナとアシャの後ろから話しかける

残念ながら、身長的に顔を出すことは出来ない

…浮いてでも彼女達の顔の横からひょっこりと顔を出した方がよかったかな

そんなことを考えていると、アンが口を開いた

『えっと、あたしから話す?』

『いえ。わたくしが言います』

『わかった』

そう言うと、ギアナは首を捻りこちらを見る

私は彼女達を解放する

すると、ギアナとアシャは真面目な目でこちらを見る

…すぅ~~~

嫌な予感がする

私がそう思った瞬間、彼女達は私に膝をつき、ギアナが口を開く

『わたくし達を旅に連れて行ってくださいませんか?』

…はぁ、面倒ごとが増えた

どうもどうも

ということで………何編でしたっけ?

もう時間も時間なんで、わざわざ探しはしません

面倒くさいです

改めて、そろそろこの国の話も終わりです

いやぁ~最も長かったですね

多分これ以上長い国は存在しない予定ですので

いやぁ~飽きずに呼んでくださり感謝です!

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました

今後も、‘‘できれば‘‘お付き合いください!

お相手は七月三日の私、葉都でした

ということで、ではでは~

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