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生き物達ノ中央世界  作者: 葉都
天魔人国編
68/105

66:大爆発

『おいおい、あいつ。がっつり必要じゃねぇか!』

『えっと……それ以外の方法は無いのですか?』

『無いと思うけど…』

アンは深く考え込み始める

とりあえず、誰かがあいつの注目を取っておかないと、妨害を喰らうだろう

だがしかし、俺が行こうにも大剣を奪われてしまった今、どうすることもできない

『アシャ、奴の注目を取っておいてくれるか?』

『任せて』

彼女は短く返事をすると走り出す

奴の攻撃を跳ね返し、体勢を崩した瞬間に足を両方切る

俺が瞬きをした瞬間に、地上から姿を消していた

すると、彼女は上から刀を振りながら降ってきた

その一撃は強大だったようで、ゴーレムは真っ二つに切れる

それでも、不思議なものでコアごと切れたのにもかかわらず、謎の帯で体同士が互いを引き寄せ合い、体をくっつける

足はくっつける事をせずに、同じところから生えてきた

引き寄せくっつける方と生やす方

何かしらのルールが存在しているのか

まだ、試行回数か少ないので、確証ある意見は言えない

さて、彼女の方なら問題なさそうだから問題解決について考えるか

刃は通るんだ

後はあの回復を防げれば……

『それで、アン。一応聞くがあいつの倒し方について詳しく聞けるか?』

『そう言えば話してなかったね。あたしがの経験と同じならだけど、あいつを倒すには、ゴーレムを生み出した奴を気絶させるか、秩序の力でねじ伏せるかの二択』

『とりあえず、前者は不可能なのでは?』

『ああ。そもそもゴーレムを呼びだした奴がゴーレムのコアの一部になっているからな。だが…』

『秩序は今のところ想ちゃんしか使えないんだよ。彼女の眷属にでもなれば使えるかもしれないけど…』

『あら?それなら、いらっしゃいませんか?』

彼女はそう言って突き刺さっているバトルアックスの方向に視線を向ける

すると、そのバトルアックスは一瞬光り、彩が現れた

『えっと…私は使うなって想から言われてて……』

『えぇ…』

そこまでするのか…

『まぁ、想からしたら、力使わなくとも討伐できるからだろうけどね。私を用意したのも最悪裁断を使える用にでしょう』

『ですが、召喚者は…』

『君達はコアを切っただけでしょ?』

『あ、ああ。そうだが…』

『コアを信じられない程切り刻めば、召喚者を殺したことになり、あのゴーレムも消える』

『そんなの、不可能じゃないですか!?』

『アン。似たようなことをやって私を手に入れた奴がいるんだよ。ねぇ、ギアナ?』

『あれをやれと言うのですか…』

どうやら、ギアナは何か心当たりがあるようだ

『手に入れたって、想だろ?それだとすれば、均衡の力を』

『あの時は使う事は愚か、認知すらしていませんでしたよ。使っていたのは身体強化と魔石で出来たバトルアックスのみでした…』

『…化け物が』

思わず悪態を付いてしまう

『で、でも!あれはコアなんだよ?そこそこ硬いわけで…』

『確かに、想はコアを切れていませんでしたが…』

そう言うと、ギアナは彩の方を見る

『あのゴーレムと比べてもらっちゃあ困るよ。こっちが散々鍛えてカッチカチまで強化したゴーレムだったんだよ?それと比べちゃあ、ねぇ…』

彼女の笑顔は少しばかり引きつっている

おそらく、相当な衝撃だったのだろう

『…つまり、俺達はあいつのコアを切り刻めって事か?』

『そう言う事。一応、切れなかったように私が居たのと、ついでに下と想との会話用だと思われる…』

『なるほどねぇ』

アンは納得するように首を縦に振る

それはそうとして、俺武器無いんだけど…

…え?

もしかして戦力外?

そんな事を考えていると、彩が声を掛けてくる

『はい、これ』

そう言って、彼女は棒を渡してきた

受け取っても何も起こらない、ただ装飾された棒だ

『…これは?』

『想に急遽作らせた武器。一様、剣と大剣、槍と鎌には変形するらしい』

『おいおい、ありすぎだろ』

『あと、その棒を半分に折ろうとしてみて』

『…いいのか?』

『勿論!』

俺は両方に力を掛ける

すると、簡単に二つに別れた

中は両方、多少の空洞が空いている

『あと、これ』

彼女はそう言ってとあるものを投げて来た

『それはトリガー。属性の力を使えるようになる。例えば片方水、片方炎を入れてから双剣として剣を出すと、片方は水属性、片方は炎属性を使える武器になる』

『…はぁ?』

えぇ…やっていること頭おかしい

大革命だぞ

『君だと、破属性を二つ入れて、両方をつなげて大剣にすれば、君が属性を使わなくとも爆属性が自由に使えるようになるって訳…だそうだ。多分だが、想は常識を捨てたんだと思う』

『…ああ』

今はただ、それしか言えない

それほど衝撃なのだ

そもそもとしてこのただの棒、持ち手だけの物から刃が生えるのもおかしいし、分けて双剣にできるのもおかしいし、伸びるのもおかしいんだけど…

今までの戦闘の常識を全部破壊してきた

…よし、深く考えるのは後にして、今は戦おうか

そうして、俺は破属性のトリガーを両方に入れて、くっつける

そして、勢いよく斜めに振ると、勢いよく刃が現れた

いろんな武器種を使えるのだが…

今回ばかりは慣れ親しんだ大剣で戦おうと思う

『さて…作戦の内容をアシャに伝えるのはギアナでいいか?』

『お任せください』

『それじゃあ、行こうか』

そう言って、俺は大剣を肩に担ぎ、地面を踏み込む

アンは爪と羽を展開して、空へと飛んで行った

周りを見るが、ギアナはもう移動していた

全員、仕事が早いと思いつつ、俺も一気に奴の方へと跳び、属性を込めて大剣を振り上げる

すると、太陽の様にまぶしい光を放つ亀裂が奴を縦断する

俺は咄嗟に跳び上がり、想像以上の爆発を避けようとするが、いくらたっても爆発しない

俺はさらなる衝撃を与えようと大剣をゴーレムの頭頂部にぶん投げた

最悪、回収できなくても謝ろう

そんな気持ちで投げたのだが、それは杞憂だったようだ

投げた大剣は刃だけが残り、持ち手のみがこちらに飛んできた

あまりにも急だったが、何とか掴む

すると、また刀身が現れた

…悪態は後だ

俺がそんな事を考えた瞬間、目の前に光が溢れてくる

刀の属性に、俺の属性と能力を使った大爆発

どうやら、奴は俺と武器の全力に耐えきれなくなったようだ

岩の肉体は崩れ落ち、コアも二つに割れてしまった

俺が大剣を構えようとした瞬間、コアは目の前から消える

急いで周囲を見渡すと、左をアンが、右をアシャが砕いており

他の散った細かい物をギアナが弓矢で貫いていた

流石としか言いようがない動きの速さ

彼女達は、砂程の細かさに刻み切った

それを、アンは自分の羽で、アシャの方はギアナの羽で風を送り、俺の目の前まで運ぶ

さあ、最後の仕上げだ

もしかしたら、これだけでは復活されるかもしれない

実際、まとまっているしな

こいつらを、その辺に散らして、ついでに分子レベルまで細かくしたい

ということで、能力と属性をフル活用する

大剣を左手に持ち替え、大剣の属性も吸収して使う

さあ、フルパワーだ

能力を使いコアの粉末の真ん中に狙いを定めて、能力に属性全て載せて解き放つ

すると、先ほどよりも大きな爆発が巻き起こった

爆発の柱が立っており、風圧も物凄い

こっちが耐えるのに集中しなければいけない程の風の強さだ

だが、直ぐに風は止んだ

爆発の柱も消えてはいるが、土埃が巻き起こっている

大きい羽がある種族ならば払えるのだが…

生憎、ここにいるのは他の龍と比べたら威力の低い草龍と、羽が大切な天使、片翼しかない悪魔、そして、何も持ち合わせていない魔人と彩だ

…いや、彩だったら裁断で何とかなるのか?

そんな事を考えた瞬間、凄い威力の風を感じた

そのおかげで土埃が晴れた

周りを見るとみんな、風が吹いてきた方向を見ている

俺も上を見上げると、そこには…

自身の二倍はあるんじゃないかという羽を二対持ち合わせている少女が笑みを浮かべながら、こちらを見ていた

どうもどうも

あの、たった今56話を見返したのですが…

凄いですねこれ

感覚でだけで七月入った事を当てていたんですよ

何となく、入るだろうなぁ~とは思っていましたが、まさかここまで完璧だとは…

……褒めてください、はい

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました

今後も、‘‘できれば‘‘お付き合いください!

お相手は七月一日の私、葉都でした

ということで、ではでは~

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