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生き物達ノ中央世界  作者: 葉都
天魔人国編
60/65

60:会議

『で、今って訳』

私は長い二日間の話を終えた

『なるほどねぇ…』

『ず、随分と濃い二日を過ごしたようですね。五名とも、眠くはないのですか?』

その問いに、みんなが答える

『私は眠い』

『俺も』

『僕はいつも』

『私は全然だよ!』

今のところ四分の三眠いらしい

『えっと、想様は…』

『想でいいよ!』

『分かりました。それで、想は眠くないのですか?』

『私は眠くないよ。何なら元気』

『そうですか』

『眠くないとしても、後でちゃんと寝てよ』

すると、アンが説教してきた

『仕方ないなぁ。かわい子ちゃんに言われれちゃえば寝るしかないやぁ』

そう快楽が言う

よく初対面でその対応出来るな

私だったら出来ないから、尊敬する

まあ、初対面の関わり方だと考えたら頭のおかしい奴なんだけどね…

『はぁ…彩、言われているよ』

『はぁ!?どっからどう考えても想の事でしょ!』

『でも君って徹夜でしょ?』

『え!それって本当なの!?』

『本当本当。深夜から早朝にかけて話してたもん』

『そうなの!彩ちゃん。ちゃんと寝てね!』

『それは分かってるよ。私は想と違って普段から寝ているから』

…変な事を言うんじゃない

せっかくヘイトを彩に向けたんだ、私に戻すな!

『えっ…』

『想、お前そんなに寝てないのか?』

『しっかり寝なよ』

『アシャ。貴女は五徹ぐらいしていたでしょう。流石に想の事言えないんじゃ?』

『うぐぅ…』

みんなからいろいろ言われている

だが、一つ訂正させてほしいことがある

『待ってよ。そもそも、君達が寝ないのと私が寝ないのにはリスクが段違いだから!』

『ほう。まあ、言い訳でも聞きましょかぁ!』

アンがそんなテンションで立ち上がり、私の事をバックハグしてくる

『まず、私は既に生き物と言えないかもしれない。どうやら食事、睡眠を必要としていないみたい。一方君達は食事をし、睡眠をとらないと不健康になり、究極を言えば死ぬ。つまり、彩には言えても私には言えないって訳。分かった?』

私は顔を上げ、アンの顔を下から見ながら話した

彼女は何とも不満そうな顔をしながらも、口を開いた

『……ギリギリ納得した』

『それなら良かった』

私はそう返した後、付け加える

『まあ一つ疑問なのは、今の条件に彩が含まれるかどうかなんだけどね』

『想。残念ながら含まれないよ』

『そっかぁ…』

つまり、不毛な争いだったわけだ

ワォ、なんて無駄な時間を過ごしたのだろう

そんな事を考えながら話を戻す

『という事で、ここからどうやって進むかなんだけど…』

私がそう進めると、レファが手を挙げながら話す

『それに関しては、俺がいい情報を持ってるぞ』

『それは何?』

『今回の件を起こした奴がラーハフスの別組織で、相当仲が良かったみたいでね、組織の場所がバッチリと記録されていた』

『詳しい場所とか、覚えてる?』

『安心してくれ。その資料はすでに手元にある』

そう言うと、彼は持っていた袋からファイルを取り出し、こちらに投げつけてくる

私はしっかりとキャッチしてファイルを開く

そこには大量の情報が書かれている

相手の基地の情報がこれでもかってぐらい詳しく書いてあった

『なるほどね。ねえレファ。組織壊滅の情報ってもう漏れてるよね』

『いや。今回の件は内密で行われており、まるで何事もなかったようになっている。次に相手が来るのは三日後だから、猶予は三日程度だ』

『了解』

なるほど…

そのまま資料に目を通していると場所の情報が出て来た

…場所はフボディーナなのか

『片方は禊として、片方は復讐として相手を潰す名目は存在している。そこで協力できるのでは?』

『こっちは問題ないと思うが…』

『こっちは難しい気がします。確かに相手に復讐をするという名目なら問題と思いますが、今は仲が悪い国に、急に向かうのは些か問題かと…』

『でも、そうは言ってられないだろう?』

国というのはめんどくさい

様々な行程を挟まないと援助も出来ないのか

そんな事を考えていると

『姫様。今回の計画の参加メンバーは聖女二名に美徳三名。美徳の中でも信頼と権力を持っている慈悲、謙譲、俺ですよ。流石に王も許して下さるでしょう』

『…分かりました。想、意地でも説得してきますね』

『ああ、頼んだよ』

私はそう返してから今回の会議のまとめへと移る

『じゃあ、ノーラス側は何とか説得して二日後の深夜一時までに予定地に到着。フボディーナ側も同じく説明し同時刻までに予定地に到着。ここからはまた別行動で』

そう言いながらファイルを四枚に複製し、ギアナとアシャに渡す

『これをまんま複製しておいた。説得材料とか場所確認とかで自由に使ってくれ』

そう言うと、彼女たちは頷く

『さて、この会議を終えようか。質問ある者は挙手を』

そう言うとレファが手を上げた

『どうした?』

『俺って、アシャさんについて行けばいいのか?』

『いや、お前は私についてこい』

『…なんかあるか?』

『お前の引き抜き作業をしなきゃいけないんですけど、お忘れですか?』

『……すんません』

『分かればよろしい。後は何かあるか?』

みんなを見渡すが特に言うことは無いようだ

『それじゃあ、この空間しまうよ』

そう言って全員をこの空間から追い出した

辺りは光で埋め尽くされ、気が付くと先ほどまでの地下に居た

『それじゃあ解散で』

そう言ってわたしはレファの肩を軽くどついてからその場を離れようとしたら、アシャに呼び止められた

『ちょっと待って!』

『何?』

『四天王二番手のヴァラが想の能力の事気になっていてね。出来れば今日中に帰ってきてもらえるとありがたい』

『…頑張るね』

『頼んだ』

そう会話を終えて私は再び歩き始める

私は伸びをしながら欠伸をする

もう一仕事、とは言えないがもうちょっと頑張るかぁ…

そんな事を考えながらレファと共に本部に戻った



『おつかれ』

そう言いながら本部の門をくぐる

するとレヴァが出迎えた

『おや、レファだけだと思っていましたが想まで。どうかされました?』

『はぁ…ちょっと面倒事だよ。王族に会える?』

『…何をされるおつもりで』

『レファの引き抜き。こっちとしては特別求めてないんだけど、レファが参加したいってうるさくってぇ…』

『そうですか。…分かりました。レファ、ご自由にどうぞ』

『ほらな、行ったろ。この軍は簡単に抜けられるんだ』

私は呆気にとられた

えぇ………

そんな簡単に立場離せるの…

『あぁ~。どうやら相当混乱されているようですね。しっかりとご説明いたしましょう』

そう言うと彼は腰に付けていた本を取り出し、パラパラとめるく

やがてとあるページに止め、こちらに渡してきた

そのページには、軍の掟の様な物が書かれていた

私はそのページを読む

すると、入隊、脱退について書かれていた所を見つけた

そこにはこう書かれている

どんな者でも歓迎し、別れを惜しまない

まあつまり、来る者拒まず去る者追わずって事だ

『なるほどね。これでレファの事を引き留めないって事か』

『そう言うことです。この軍は自由ですから』

『なるほどなぁ…』

私は本を閉じてレヴァに返す

『それじゃあな』

『ええ。またどこかで会いましょう』

『ああ』

そう返してレファは踵を返す

思ってたより簡単に抜けられそうで良かった

はぁ…帰るかぁ

そして私もレファを追いかけた

隣に追いついた時、レファが小声で話しかけてくる

『まぁ、どうせすぐ会うことになるだろうな』

『…はぁ?そりゃまたなんで』

『お前主になったんだろ。じゃあアレ出るだろ』

…アレ?

えっとぉ………なんだ?

『お前、知らんのか?』

『ああ。一切知らない』

『なるほどな。主というものは十年に一度集まって会議を行う。メンバーはその主の家族や認めた者など…多種多様だ』

『なるほどなぁ』

『かく言う俺も、会議に参加させられてたからな。アンもギアナ嬢もレファさんも全員いたぞ』

『えぇ…そんな会議あったんだ』

『そうだな。俺達は今回からお前の仲間として行くだろうよ』

『なるほどねぇ…大体来る物なの?』

『ああ。緊急事態にのみ欠席するな。後は家族が来ないやつも珍しい、確か氷龍の子が様々な影響で一切出なくなってて、会議にも出てこなかったり、単純に忙しかったりして偶にだがいない奴もいる』

『へぇ~』

『うわ、つまらなさそ』

『まあ実際ね』

『そうかよ』

そんな雑談を続けながら、予想より早くホンディメに戻った

どうもどうも

六十話ですね

長すぎて私だったら読む気が起きません

ということでまったく関係ない話をします

皆さんは九の事を何と打ちますか?

私は*きゅう*と打っています

まあ、多分大体の人はそうだと思うのですが、たった今十九って打った時に間違えて*く*と打ったんですね

その時、ふと*く*でもよくねって思いながら消したんですよ

…以上です

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました

今後も、‘‘できれば‘‘お付き合いください!

お相手は六月十九日の私、葉都でした

ということで、ではでは~

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