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生き物達ノ中央世界  作者: 葉都
天魔人国編
47/65

47:ホンディメ

時刻は……時計がない

見渡すが確認できるほど大きな時計どころか小さな時計も見当たらない

小型時計も空間に置いて来てしまった

取ってくるのもいいのだが、生憎と場所が場所何だよなぁ~

ここはフボディーナの都市、ホンディメの付近

具体的に言うと正面門がすぐそこって感じだ

ここで急に消えるって、相当目立つんだよ

絶対にここで目立ったら、計画の障害になってしまったらめどくさい

それに、直ぐにそこが街なんだから入ってから確認できるだろう

街という物には時計が至る所にあるのだ

そんな事を思いながら私は門をくぐる

すると、横から声を掛けられた

『そこの君、少々止まってくれないか』

私に声を掛けたのは、門番をしている兵士だった

え…私何か問題やっちゃった?

そんな事を考えながら言葉を通りに止まって話を聞く

『すみませんが、何か名前が分かる物を見せてもらうことは可能ですか?』

『それならこれを』

そう言って冒険者の証を貰う

その昔、フォティスから受け取った物

…ほぼ一か月前じゃん、全然昔じゃないわ

『すみません。失礼ですが、〈そう〉と読むのですか?』

『はい、そうですが……』

『そうですか。すみませんが待っていただくことって?』

『大丈夫ですよ』

『感謝いたします』

すると彼は私に冒険者の証を返し裏側に入っていく

どうやらこの都市を囲う塀の中には、空間があるようだ

まあ、襲撃に対して防御性が不安ではあるが、何とかしているんだろう

…ここで突っ立ってると目立つな

壁にでも同化しようかな……はは

そんな馬鹿な事考えていると、先ほどの兵士とは別の兵士が出て来た

『おまたせいたしました。少々お時間取りますがよろしいでしょうか?』

『大丈夫です。それで…』

『ああ。急に止められて困惑されていますよね。アシャ様から『白髪の女の子で想って名前の子が居たら応接室に通しておいて!』と』

『なるほど…迷惑かけたね』

『いえいえ。これが仕事ですから。それではここからは私が案内させていただきます』



というわけで、現在は応接室に一名ぽつんと座っている

防音なのか何なのか、外の音は一切聞こえず静寂が続いている

…暇だ

こんな事もあろうかと、片手で遊べるおもちゃを作ったのだ

これで多少は暇つぶしが出来るだろう

…魔力がカツカツなのに、何無駄な物を作っているのだろうか

無言でカチャカチャと音を立てながら遊ぶ

解説するには三行で頭の悪そうな解説しかできないようなおもちゃで遊んでいると、部屋にノックが響いた

私は急いでおもちゃを消す

…ノックの時って返事するのか?

一向に入ってくる気配が無いので返事が正解だろう

『どうぞ』

すると、ドアノブが回ったのを確認できた

あっやっぱり返事g

『想!』

その勢いは恐ろしい物を感じる

ってかそんなキャラだったっけ…

すると、私の傍まで駆け寄った後咳払いをし、私の向かいの席に座った

『コホン…想、来てくれたか』

『勿論。友達のとの重大な約束を忘れたりする事は無いよ』

『そうか。そしたらギアナと話し合おうか』

『あれ、国境閉鎖されてるよね。どうやって話すのさ』

『それがまあまあ問題なんだ。メラツェを経由すれば会えるけど…』

『メラツェってここの地下にある魔人の国だよね?』

『そう。ちょっと前まで戦争してたのに、今は信じられないぐらい仲がいい』

『じゃあ後は簡単だね』

『いや、そういう訳にも行かないんだ』

彼女は申し訳なさそうな顔でそう話す

『えっと、どういうこと?』

『あのね…後先考えずに帰ってきちゃったから、特に約束とかしなかったせいで合流が難しいんだ…』

『ああ……了解。まあなんとか出来ると思う』

『どうやって?ノーラスとの通信は難しいぞ?国境に妨害の結界が張られているせいで外部から持ってきた通信機を使おうとも無理なんだ。それに、連絡をとるためには向こうにも協力者が必要なわけで…』

『問題ないよ。私はイリスで協力者に出会えたからね』

『協力者…?』

『そう。イリス国軍の元大将、アン・オルアだ。それに彩…裁断も向こうに居る』

『なんと!そんな大者が協力してくれているとは…』

『まあ今回の為というかは、私の旅についてきたってのが正解だったんだけどね』

『そうだったのか。それに、裁断殿には名前を付けたのか』

『そう、彩って名前にした。それで、彩とはいつでも何処でも話せるんだよね。通信とか物理的な物じゃなく契約の上成り立ってるから、妨害されないはず…』

『そんな力があったのか。それなら恐らく行けるだろう』

『まあ、一番の問題が残ってるけどね』

『…なるほど、確かにそうか』

『アシャも分かった?』

『ああ、彼女は一国の姫。私みたいな事をしていたとしても、兵士は気付く事も無い。彼女達がギアナと出会って仲良くなるなんて、相当難しいだろう』

『ああ、一応彩は姫さんの事を知っているけど、姫さんは彩の見た目を知らないし…』

『待ってくれ、彩殿ってあの鎧の姿から変わっているのか?』

『うん。だいぶ変わっていて、現代にも馴染んでいる。外見だけで分かることは無いだろうね』

『…無理じゃないか?』

『うん。無理に限りなく等しい』

いやマジでどうしようかね

送り出したは良いものの、向こうが認識できない

姫さんとの連絡は難しいし、彩達は王宮に入るなんて出来ない

外に出ているときに会おうにも護衛がいるだろうし、簡単に話しかけられないだろう

ていうか、しっかり探したとしてもスガロが広すぎる

あんな場所から、どうやって探せばいいってんだ

ここの二百?二千?詳しくは分からないが、それぐらい広い

あの中から一名探そうなんて、不可能に近い

まあそうそうまぐれなんて起きないしなぁ~

どうしたものか…

一旦聞いてみよっかな

『ちょいと失礼』

そう言って、立ち上がり窓際に立つ

理由?何かそれっぽいからだ

雰囲気程必要な物は無い

『えっと、例の通話を?』

『うん』

そう返して彼女に話しかける

『彩?』

そう脳内で言葉を発する

すると、直ぐに声が帰ってきた

『どうしたの、想?』

『まずは話せて良かった。それで、そっちはどうだい?そこまで時間が経ってないし、あんまり変わらないと思うけど…』

『ギアナ嬢と合流出来たよ?』

『……速くない?』

『私だってそう思ってる。それに関しては運が良かったよ。まさか到着二日目でここまで上手くいくなんて思ってもなかったよ』

『あれ?二日目?』

『そうだよ。想は到着に一日時間かかってるでしょ』

『ああ、そっか』

そうだ、すっかり忘れていた

向こうは出発したその日に到着して満喫しているが、私が到着に一日使っていた

彼女らからすれば二日目、私からすれば一日目っていうちょっとしたズレが生じていた

普通に忘れていた…ははは

『それで、どういう事するの?具体的なことは…』

『一切決めていない』

『……へ』

そんな素っ頓狂な声が聞こえて来た

『一切、何も決めてない。どうする?』

『え~。でもとりあえず、合流じゃない?連絡は取れるとはいえ、しっかり合流しておいた方が良いと思う』

『私も同意見。姫さんとは会っておきたいし……』

『わかった。じゃあとりあえずの目標は合流で。その先はその後考えよう?』

『了解。場所は魔人国メラツェのどこかで』

『まって、広くない?』

『まあ広いけど、合流場所も後々考えよう』

『ふふ。適当な事しか考えてないけど、とりあえずは何とかなりそうだね』

『まあ、何とか行かなくても私は眺める事に徹するから』

『そうは言っても、表では動かないだけじゃないの?』

『まっさかぁ~そんなのが出る前に君いる国の美徳の慈悲様が始末してくれるでしょ?』

『は、はは。想、あくまでも噂の範疇だからね?』

『へ?そうなの?でも慈悲様から聞いたんだけどな~』

『…知り合い?』

『いや、記憶上に無いけど、記憶に残っているっていうか…』

『矛盾じゃない?』

『…確かに。でも…』

何だろう、何か見た目とは真反対のゴツゴツとしたスナイパーライフルを持っている慈悲様を知っている気がする

…もしかして記憶を失う前の私なのかも?

『まあ忘れて。それじゃあ』

『うん。じゃあ』

 通話機の様に切れた事教える音はならない

ただ集中を逸らせば良いだけだ

『…どうだ?』

ずっと黙っていてくれたアシャが私に話しかける

『どうやら、姫さんと合流できたようだ』

『へ!?速くない?』

それは私も言った

どうもどうも

ここって呼んでいる人いるんですかね?

まあ、私は虚無に向かって話せるタイプなので、誰も読んでいなくとも問題は無いのですが…

一応、ここでたまに評価の催促を促しているんですよね…

覚えている限り、一、二回ですが…

まあ前にも言った通り、宝くじ当たったぐらいの上機嫌な時にでもしていただければという感じですので

ところでなんですけど、今設定を考えていまして、仲間になる者達って事前に何となく種族と立場だけは決めているんですね

ですから今後、誰が仲間になるっていうのは確定なんですが……一名増えました

何とびっくり、これで作品が伸びましたね!

はぁ、テンポよく行きたいな!(行けるとは言ってない)

ここまで読んでいただきありがとうございました

今後もお付き合いください!

ではでは~

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