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生き物達ノ中央世界  作者: 葉都
草龍国編
45/65

45:休息

現在は、草龍国改めてイリス国の山である、トシュワ山に向かっている

今までは種族の+国って分かりやすく考えていたが、いい加減国名も覚えていかなければ行けない

…いや、覚えているよな?

何で使ってなかったんだろう…まあいっか

トシュワ山は今回向かう予定の国

天王国ノーラスと魔王国フボディーナ、その二か国と接している山だ

とりあえず到着してから考えよう

そんな軽い気持ちで向かっているのだ

まあ、操作しなくても自動で向かってくれる為楽ではある

何ならここで数か月ぐらい生きられる

それほど過ごしやすい乗り心地なので、苦痛を感じる事もない

『そういえば想ちゃん。どうするかなんだけど…』

アンは話し始めた

恐らく、彼女が前に言っていた話だろう

私の目的は、この国に帰っている友を手伝う

その時は二名にあった方がいいと考えていて、結局二国間を行き来する方法を調べてくるって話だったはず

いい案が見つかったのだろうか

そう考えて私は椅子を回し、彼女の方向へ向ける

『聞こうじゃないか!』

私が高らかに言葉を発すると、彼女は笑みを浮かべながら話し始める

『二名で行けるんだからさ、別行動しようよ!』

『へ?まあいいけど。じゃあどっちがどっち行く?』

『う~~ん。好きな方でいいけど、想ちゃんはどっちがいい?』

『え~。じゃあ私がフボディーナで』

『分かった!後はどうやって話すかだけど…』

流石にあの通信機は使えない

そもそも範囲が遠すぎる

今から作ろうにも、これを作ったせいでそこまですごい物は作れない

ぶっちゃけ魔力がカツカツなのだ

私の能力は、その場に無い素材で作るときは魔力を消費するのだ

…機能を詰め込み過ぎてしまったかもしれない

流石にホバーだけじゃなく、飛行機能はやりすぎだったか

『どうしようねぇ?』

『想ちゃんの能力で何とか…』

『申し訳ないけどならないね。これに魔力を使い過ぎた』

『そっか……』

彼女は顎に手を添えて悩む素振りをする

その時、頭の中に声が響いた

『私使えば?』

『うわっ!びっくりした!』

思わず声に出してしまった

アンの方を見ると、目を見開いてこちらを見ていた

どうやら脅かせてしまったようだが、それはこっちもなのだ

許してくれと思いつつ、彩と話し始める

『どうしたのさ、急に』

『だから、私との会話は距離関係無く出来るよ?』

『え!そうなの!?』

『そうだよ。滅多なことが無い限り話せなくなる事は無いけど』

『そんなに便利だったんだ…』

『じゃあ決まりでいい?』

『ああ。君が良ければいい』

『わかった。じゃあ実体化するね~』

そんな言葉が脳内に響いた後、置いてあったバトルアックスが一瞬光る

次の瞬間、そこに彩が現れた

服装は私が用意したの物を着ている為、その辺を歩いていても違和感は無い

『…えっと、彩ちゃんだよね?』

急に現れた彩に困惑しつつ、アンは質問する

『そうだよ、アン。私こそ、裁断のバトルアックスの彩だ!』

『だよね、あっててよかった~』

彼女は呟くように言葉を発した後、次はこちらに質問を投げかける

『それで、なんで彩ちゃんが…』

『私と彩はいつでも自由に話せるのね。どうやらそれの範囲に制限は特に無いらしいの。つまり、アンと彩で一緒にノーラスに行ってもらえる?』

『…彩ちゃんがいいならいいけど』

『私はいいよ!』

『よし、互いに了承が出たってことで。この場で作戦を立てても、役には立たないと思うから私は立てないけど、君達は?』

すると、始めにアンが口を開いた

『あたしは想と同じ考えかな。内部の状況もそこまで手に入らなかったし、ここで考えても通用しないことも多いだろうから。彩ちゃんは?』

『私も同意見だ。しばらく過ごした後にでも考えよう』

その後は互いに近づいてそれはもう仲良さそうに話していた

私が入る隙も無いレベルで話していた

まあ、これから数週間レベルで一緒に過ごすのだから、仲はいいに越した事は無い

…本音を言うと、話し相手がおらず少しばかり寂しさを感じるが、まあどうでもいい

どうせ旅は長くなるんだ。この程度で寂しさを感じていたら先が思いやられる

まあ、着いたらアシャに会える、てか意地でも会う

とても楽しみだ

あのダンジョンで別れてからどうなったか

彼女の口からしっかりと聞かせてもらおうじゃないか

っとそんなことを考えていると一つの疑問が浮かび上がった

…あれ?

どうやってアンとギアナを会わせればいいんだ?

……まずい

後でギアナの詳しい話をしておかないと…

ていうかそもそもあの子姫様だよね

どうやって接触しろってんだよ

そんな課題を考えながら、飛行は続く



今は双暦42205年、3月39日氷曜日、午後6時46分21秒

場所はトシュワ山付近上空

国境はまだ跨いでいない

っていうか、この状態で跨いだら不正入国でお縄につくことになるだろう

出発は明日の朝の予定だ

とりあえず、今夜はゆっくりと楽しくご飯を食べて、寝る前の準備を行い、寝る

私は今座っている椅子で寝るが、彼女達はゆっくりと私の空間で寝かせるつもりだ

さあ、彼女らが待っている空間へ行くとするか

そんな事を考え、私はガラス玉に触れる

瞬きをすると、そこには立派な箱庭だった

中心には大きな家がある

その家こそ、私が作り出した家であり、彼女たちが待っている家でもある

私は扉に手を掛け、扉を開く

そこにはソファで足を伸ばしくつろいでいるアンと料理をしている彩がいた

『想ちゃん。お疲れ様』

『ああ』

私はそう返してアンの隣に座った

その時、ちょっとした悩みを思い出した

その悩みを丁度隣にいるアンに相談してみよう!

そんな軽い気持ちで言葉を発する

『ちょっと相談なんだけど…』

『どうしたの?あたしで良ければ全然聞くよ!』

『そっか…』

そうして私は話し始める

『あのさ、退屈になりそうだなって』

『それは…何が?』

『いろいろだね。まあ主に戦闘かな?』

『それはまた何で?』

『いや、今私が持っている力は、能力、均衡、そして裁断の力の三つ。能力だけで、相当な力がある。でも、ここまではまだ楽しめるし問題ないの。問題は残りの二つ。均衡は根源的主二名の力。予言で一名の者にまとまるのは良いのだが……能力との相性があまりにも良すぎる』

『えっと…それは良いことじゃ?』

『まあ良いことなんだけどね。それに、彩の力も問題。簡単に言えば、絶対に切れる力がほぼ無限に使える。そんな力を持つ物、そりゃあエネルギーも相当だ。簡単に言えば、主程の実力者ではない限り、能力の構築、均衡の強さ、裁断のエネルギーを使えば簡単に倒せてしまう。そんな状況で彩まで使ってしまえばそれはまあ簡単なことで…』

『いや、簡単な方が良くない?』

『確かに良いこともあるよ。でもね、もっと苦労したい。努力!友情!勝利!みたいな創作内みたいな事したいの!』

『ええ……でも手に入れちゃってる訳だし…』

『そうなんだよ!彩自体を使わない事は出来るけども…ていう感じ』

『なるほどね~~まあ、最悪傍観側に回ったら?そもそも主って自ら手を下す様な存在じゃないし』

『ああ~~そうか~』

まあでも、大体の敵っていう物は殺すって事は駄目と言われている

大体はこの世界は無力化こそ正義なのだ

そう考えると、やっぱり過剰か

…やっぱり、傍観が良いか

はは、私をモチーフにした物語は変わった事もなく面白くなさそうだ

私は傍観しながら、裏側で暗躍するのが丁度いいのだろう

よし、これで解決!

ゆっくりとご飯を食べて、休むとしようか

そんな事を考えていると、後ろから抱きしめられる

振り返ると彩が居た

『想は私を使うつもりないの?』

『そうだね。君からしても自由に戦えるのって良いことじゃないの?』

『確かに、私みたいな聖剣の中の変わり者ならそうだね。ありがと。この自由を存分に楽しませてもらおう!』

『ああ。存分に楽しんでくれ』

彼女は満足そうにダイニングテーブルに歩いて行く

アンがもう座って居るという速さ驚きつつ、私も席に着く

…あれ?

今思えば、この度三名なのでは?

いや二名と一個?

…詳しい事は考えなくていっか

私は彩の作った晩御飯を堪能するのであった

どうもどうも

気付いてしまいました…

ストーリーっていう物は努力があった方が一段と面白くなるって

まあ人それぞれだとは思いますけど、努力があって、その先の勝利っていうのは何だか様式美を感じますよね!

…本音を言うと、始めに力手に入れすぎですね

でもぉ、ここで手に入れてないと、後々連続強化みたいな事になっちゃってぇ~

…嘘です

でも強化は入ります

これ以上の強化って必要ですかねと切実に感じますが、それが物語なのでね

それでは、これにて、草龍国編終わりです!お疲れさまでした!

ここまで読んでいただきありがとうございました

今後もお付き合いください!

ではでは~

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