23:ティーパーティー
私は紅茶を飲み、彼女達に目を向ける
私の目線の先には、この国の王女であるシオとランが居た
彼女達と紅茶を飲んでいるのか…
理由は単純、お茶会に誘われたからだ
いろいろ問題は発生しているが、落ち着いてゆっくり解決するしかないのだ
アンの暴走の原因を起こした者は口を割らないらしい
なんか混沌は消滅したし、相手は口を割らないし…
関係あるかなんて分からないが、とりあえず現地の兵士達と協力をしないと捜査も進まない
今は出来ることはただのんびりと休むだけなのだ
『想…様?』
『どうされたのですか?ラン様?』
『そ、想』
『どうしたのラン?』
王族だからかなのかは分からないが、妹の方は私への様付けをなかなか外せないらしい
一方姉の方は
『想?…ランをあまり困らせないでね?』
『大丈夫だよ、お姉様。私だって外したいから』
まあ、この通り
もう適用しているのだ
ていうか、あの日から敬語なんて微塵も存在していなかった
何というか、そんな早く切り替え出来るのは尊敬する
でも言葉遣いだけで、二名とも所作は丁寧だ
まあ、普通にあこがれだよね
所作が良くて困る場所なんてスラムぐらいしか無い
『そ、想?な、何か考え事?』
ランが少しぎこちなく話しかけてくる
『うーーん。君達の所作についてだね』
『何?わたくし達の所作が目に余るって?』
シオがにやけながら、からかうように話しかけてくる
『へ…そ、そうでしたか!も、申し訳』
『そんなことないからね!逆だから!』
『必死だね~』
『そりゃそうだよ。変な勘違いで謝られるのは嫌だからね』
本当に発言には責任を持ってもらいたい
仮にも一国の姫なんだから…仮じゃ無くね?
それに、妹が信じやすい事なんて姉ならば分かるはず
この仲良しな距離感なら尚更
絶対わかっててやっているからこそ質が悪いのだ
私は、気持ちを落ち着かせつつ小皿に置いておいたクッキーに手を伸ばす
マナーなんて知らないから、普通に素手で持ち食べる
詳しい事は言えないが、とりあえず美味しい
生憎、美味しそうな評価が出来るほどの語彙力も無いのだ
とりあえず言えることは美味しい、サクサクしてて
私は少し齧ったクッキーを全て口の中に放り込む
幸せを感じながら咀嚼していると、二名が私の顔を見ている
クッキーを飲み込み、彼女達に質問する
『どうしたの?』
『いや、幸せそうに食べるなって』
『え!そんなに?』
『は…う、うん。誰が見ても美味しんだねって分かるぐらいにはだった、よ?』
『まじか…』
もしかしてだが、私って分かりやすい?
なんか、昨日もアンにそれっぽいこと言われた気がするし…
『…改善するべきかな?』
『そんなこと無いと思うよ。普段は完璧に見えるけど、こういう時は感情が見えるの、私はいいと思う』
『そうだね。生き物感を出したら、身近に感じられるからわたくしもいいと思う』
『そっか、分かった。ありがとう』
それにしも、なんか同じような事をやはり昨日、アンに言われた気がする
何、需要ある物なの?
私は、紅茶を一口飲んで私はもう一つクッキーを口に放り込む
うん、やっぱり美味しい
クッキーを楽しんでいると、彼女らは私に話しかけてくる
『想ってここ数日で少し接しやすくなったというか、丸くなった?』
『お姉様の言う通り。なんだか優しくなった気がする』
しっかりとクッキーを紅茶で流し込み、答える
『うーーん。分からないけど、すこしだけ気は緩めてるかな?』
『少しだけなの?』
『流石に敵意ぐらいは気付けないとでしょ?』
『そうで、そうだね』
『…そうだ、ずっと触れたかったんだけどさ。ラン』
『ど、どうしたの?』
『定期的に敬語使いかけてるよね』
『ば、ばれていましたか。す、すみません』
『いや、ここまで来たら無理に敬語を直すのもなってね』
『ほ、本当ですか!』
彼女は嬉しそうな声を上げる
ただの会話ですら気を張らなければいけないのは流石にね
戻すのなら、早めの方が良いでしょう、きっと
『感謝します』
『いやいや、私も悪かったね』
『い、いえ!私も仲良くなりたかったですし…』
『敬語に戻っても、変わらずにね』
『はい!分かっていますよ』
私達は笑い合い、そのまま次の話に行こうとする
『いやいや。元の話覚えてる、想?』
『へ?…あ。ごめん忘れてたわ。えっと、私の態度の話だっけ』
『そうでしたね。確か多少気を緩めているという事を話で終わってます』
『そっか~。じゃあ話す事なくない?』
『え?もっと何か無いの?』
そう聞いて私は考える
実際、私が思いつくのは気を緩めているだけだ
少し話して、気を許した?
本当にわからない
『分かった!笑顔を見ることが増えたんだ!』
彼女はこちらが驚くほど大きな声で話す
『そんなにかい?』
『そうですね。一緒にご飯を食べてる時にアンと話している貴女はとても笑顔ですよ?』
『まじで?』
『そうだね。楽しそうな笑顔をしていたね。ていうか、アンと話している想は良く笑ってる気がするよ?』
『え。そんなかな?』
『やっぱり、想は分かりやすいね』
『何か、侮辱されてる気分』
『いえ、そんなこと無いですよ。ただ、多少心配ではありますが…』
『心配?』
『あ~。世の中には、純粋な子を悪用するような奴もいるからね。気を付けてよ?』
『そんな心配しなくても、問題ないって。流石に君達みたいな者以外は信用しないよ~』
『本当ですか?』
ランは疑いの目を向けてくる
何でそこまで私の心配をするのか…
『私の事、何歳だと思ってるのs』
『少なくともわたくしよりかは年下』
『同じくですね』
『じゃあ、二名とも何歳?』
『わたくしは195歳』
『私は183歳です』
『なるほど~』
二名とも相当身長が高く、とても若い
実力も相当で、身分も最高
何だこいつら、高スペックすぎるだろ
軽率に結婚したいレベルだな
まあ、冗談だけどね
『それで、想は?』
『分からないけど?記憶ないし』
『『へ?』』
『あれ、言ってなかったっけ?』
『…』
気まずいような空気が流れる
『別に気にしてないし、私から振った話だからね?問題ないよ!』
『す、すみません…』
『謝らなくてもいいんだよ?どんな過去だったかも覚えてないし、ね?』
散々話しては気まずくなるっていうことを繰り返しているが、正直そんな考えてくれなくてもいいのだが…
優しい者にばっか出会っているって事にしておこう
まあ間違いではない
『ごめんね。想』
そして想定外だったのはシオだ
てっきり笑い飛ばしてくるかと思っていたのだが…
思った十倍ぐらいは思いつめていた
彼女の視点は下を向いており、謝罪も目を見てではなかった
だけど、私は思うのです
思い悩むべきである私が一切何も感じてないから、他者である者が考える必要は無いって
私は立ち上がり彼女を後ろから抱きしめる
『そんな、暗くならなくてもいいんだよ?』
『で、でも』
『そんな事いう口はこうだ!』
そう言うと彼女の口にクッキーを入れる
彼女は驚いていたけど、大人しく租借し始めた
私は席に戻って彼女に話しかける
『こうやってふざけるぐらいには元気だから、ね?』
『…わ、わかった。ありがとう』
『よし、解決!』
私がそんな言葉を発した瞬間、ランが口を挟んでくる
『いえ、解決はしてないですよ?』
『へ?どうして?』
『想の歳は分かってないからね』
『あ、そっか!どうしたら分かる?』
『一様、私が使える魔法の中には、年齢の上二桁が分かる魔法があるけど…』
『お、良いよ。使って?』
『分かった』
そう言うと彼女は私に手を向け、目を瞑る
すると、直ぐに声を上げながら彼女は目を開ける
『え!』
『どうしたのですか、お姉様?』
するとシオはランの耳元で静かな声で話す
私には聞こえない声量なので何を話しているかはとても気になるところである
ルスは直ぐに声を上げた
『それは本当ですか?』
『ええ。知りたい、想?』
『うーーん。自分で知ろうかな?』
やっぱり楽しみは取っておきたいよね!
『そっか。分かった。』
『あ!でも、君達から下か上かは聞きたいかな?』
『下ですね』
『下だね』
『そんなに?』
そんな他愛のない雑談を続けていると、気が付いたら日が傾き始めたのを見て部屋に移動した
どうもどうも
早速ですが、キャラの年齢について話します!
え?いつしか、物語については話さないって書いてあったって?
ちょっと知らないですね
ということで、まあ簡単です
皆さんの年齢の後ろに一桁好きな数字付け足しといてください、完成です
更に言えばこの世界、一年は36か月あり、一か月は56日、週の日数や時間は変わりません
とっても成長が遅いのでしょうか?私は考えていません!
ついでに雑談すると、話は成り行きで書いているので、このままだと短くなってしまうんですよね
ということで、戦闘描写とか、バチバチした物ばかりだと、疲れちゃうのでね
しばらく平和な回を続ける予定です
具体的には機械人国編よりは少し長くできる目途が立つまでですね
話数稼ぎにお付き合いください
まあ平和な回も好きでしょう
そんなにせかせかせず、旅を進めましょう!
長いな今回…いっか、ではでは~




