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生き物達ノ中央世界  作者: 葉都
機械人国編
14/30

14:ルド・イアン

ふかふかのベット、あたたかい掛け布団、窓から朝日が差し込み目を覚ます

かつての理想だった時間がこんなにも早く味わえるとは夢にも思っていなかった

今日からは四日程かけて一番近くの町へ帰るらしい

私は仰向けに寝ており、首だけ動かして壁にかけられている時計で時間を確認する

その時計の短針は六を刺しており、長針は十二付近を刺している

私は起き上がろうとするが首が若干動く程だ

私は自分の体を見てみる

するとそこにはロアが私に抱き着いて寝ていた

心地よさそうに寝ている者をわざわざ起こしてまで動きたい訳でもない

私は、彼女が起きるまでのびのびと過ごす

一時間ほど経った時、彼女が起きた

『んぅ……おはよぅ』

彼女は私の方を見上げて挨拶をしてくる

目はまだ開ききっておらず、口調もなんだかほわほわしている

『おはよう。まだ寝ててもいいよ』

彼女は項垂れながらこちらに質問を投げかけてくる

『今って何時?』

『七時十三分』

『じゃあ起きる』

そう言うと、彼女は私から離れ洗面台へ向かう

恐らく顔を洗うのだろう

私も起き上がり窓の外を見る

私が外を眺めているとロアが後ろから優しく抱きしめて来た

その後、彼女は私と共に無言で外を眺める

私はぼんやりと眺めているとロアが声を上げる

『あれ、ルドだ』

彼女が指差す

私は彼女が指差す方向を見ると普段の縦を持つ姿ではなく、木で出来ている大剣を使い素振りしていた

私達は共にルドを眺めていると、ノックの音が響き、その後すぐ声が響く

『ロア!想ちゃん!起きてる?』

例え起きていなくても起きるような声量が部屋に響く

私が応対するべく、扉を開ける

そこには、予想通りルスとセアがいた

『ロアちゃん、想ちゃん、ごめんなさいね。ルスが遊びたいらしいの』

『あ!断りたかったら断ってもいいからね!』

朝からとても元気だ

すると横から、声が聞こえてくる

『私はいいよ』

そんな返答をするロアに多少驚いたが、納得もした

彼女は仲間思いの性格、彼女の中に断るという選択肢を選ぶことは無かったのだろう

『ごめん、やりたいことが出来たから。終わったら一様顔は出すね?』

『わかった!それじゃあロア、行こう!』

彼女はロアの手を引き、どこかへ消えていく

私は、窓から見た者の元へ歩いて行った



俺は大剣を片手で持ち埋まっている木の棒に叩きつける

剣は棒にめり込み、その威力を物語っている

俺は、すこしの衰えを感じつつ、棒を押さえ剣を抜き背負う

すると、後ろから声がかかった

『凄い威力だね、ルド?』

『そうか?俺からすれば少し落ちたがな。それで、想はどうした?』

『いやね、朝から訓練をしているルドを窓から見たら、珍しく大剣を持っていたんだよ。だから、少し聞こうと思って来たって訳』

『なるほどな。簡単な話、俺は元々剣を振っていたんだが、盾も構えていたんだ。今は盾に専念しているだけで、たまに剣の方も訓練してるんだ』

『ありがとう』

彼は、剣を見ながら懐かしむような顔で刀身を撫でる

彼は剣を元あった場所に戻し、こっちに向かってくる

そして私の肩に手を置き話しかけてくる

『想は困ってることないか?あったら相談しろよ?』

そう言い彼は此処を後にしようとする

だが、私は彼を呼び留める

『待って』

『どうした?』

私は後ろにあった椅子に座って彼に問いかける

『君は相談事無いのかい?』

『はは、ばれたか。ちょっとな。ルスに相談されたことがあまりにも壮大だった。はぁどうした物かな?』

『何相談されたの?』

『…どうやら能力に適応したいらしい。彼女の能力の名前は天聖化。天使のごとき力を手に入れる能力らしい。彼女には天使の血が混ざっているし、適応は出来るだろう。だが加減を間違うと暴走する。彼女の剣のこともわかっていない。そんな状態で暴走させてしまったら何が起きるか…』

『あ、剣の正体はわかったぞ』

『そうだったのか!それで、正体は?』

『すまないが本人に聞いてくれないか?正体が大層な物だったから軽率に話すと、何かに巻き込まれそうだから』

『…!わかった。ありがとう。相談はないよ。じゃあ』

『ああ、また後で』

にしても、能力か

天使の力は聖の力

力もし力が溢れると魔力が溢れたときと同じで暴走を引き起こす

伝説の武器を持っている者が暴走なんてしてしまった日には大変なことになる

彼女は成長を望んでいるけど、少しずつになりそうだね

そんなことを考えていると、声を掛けられる

『よっ!』

そこには、さっき部屋に戻っていたルドだった

『どうしたの?』

『オクトがまだ寝ててな、暇だったから少し話し相手になってくれるか?』

『ああ』

私は首を盾に頷き、彼は私の隣に座り込む

『どうだこのパーティは?』

『そうだね、とても楽しいよ。にぎやかで、仲間思いで、優しくて、一緒に旅したら退屈しなさそうだね』

『そうだな。俺達は退屈とは無縁な生活させてもらってるよ。どうだ?このパーティに所属するか?俺達は歓迎するぞ』

彼はこちらの目を見て話す

『…すまないが、少々約束をしていてね。君達の旅に合わせられそうにない』

『何も旅に合わせなくてもいい、離れていてもパーティに所属し続ける事は可能だし、仲間の魔力も判別がつく。どうだ?』

『君は随分私をパーティに引き入れたいんだな。わかった。離れていてもいいなら入ろう』

『ありがとう。町に戻ったらパーティでも開こう。話はそこからだ』

『そうだね』

私は伸びをする

『なあ、答えてくれ無くてもいいのだが、想の能力を教えてくれないか?』

『ああ、わかった』

『そんなあっさり話してもいいのか?』

『うん、それに私は、仲間になるべく隠すことはしたくない』

『そうか。ありがとうな』

彼の為に私は能力の説明を始める

名前、詳細な情報、実際に使ってせたりなどなど

それを聞いた彼は顎に手を当てて考え込むように口を開く

『あまりにも強すぎる』

『へ?』

『その力、信頼した者以外話さないほうがいいだろう』

『それほどか?』

『このパーティの評価は実際の実力だけじゃない。能力の強さも入っている』

『どういうこと?』

『オクト、ルス、ロアがその中に入ってるな。あいつらの能力は強力なんだ』

私は好奇心に駆られ聞くことにした

『説明を頼めるか?』

『わかった。せっかくならパーティメンバー全員紹介しよう』

『感謝する』

『まずはオクトだな。能力名は交換。好きな物を好きな時に入れ替えることが出来る。あいつが完璧に使えるようになったら相当な強さになるが、その操作は非常に難しいそうだ。相手の位置を寸分狂わずに、二か所決めなければならない。これを動いている相手の先に固定して、タイミングを合わせ能力を作動させる。小さい程、誤差が許されない。パッと見ただけで定めなければならないと即座には使えないからな。そこが苦戦している所だな』

なるほど

確かにあの場で悔やんでいたのは納得だ

『次に俺だ。名前は肉体強化、単純だな。好きな部位を強化できる。自分以外も強化できる』

シンプルだが便利な能力だな

それに、本人も使いこなせていそうだ

『次はロアだな。名前は鑑定眼。こいつがこのパーティで一番狙われるだろう。生き物、武器、魔法、などなどありとあらゆるものの基礎的な情報。名前や能力、種族名とかだな。全部見れる。見れないのは格上の相手だけだ。本人はあまり使わない。ていうか魔法の鑑定で全部済ませている』

この能力は!

私の何か鍵がかかっている力の正体とか私の種族とかいろいろわかるのでは!

『次はセア。名前は魔力増幅。俺と似たような力で、魔力をある程度増幅できる。ダンジョン内なら、離れない限りずっとかけているそうだ』

こっちも使いこなせてそうだね

『最後にルスだが、説明した通りだ。暴走をする力を秘めているほど強い。ルスも扱いに困っているそうだ』

『なるほど。ありがとう。ちなみに、私はしっかり使いこなせるから安心してくれ』

『ああ。さっきの説明を聞いてるとわかるさ』

『おや、そうだったか』

そのまま、二名で並んで立ち上がると声が聞こえて来た

『おーーーーーい!ルド!想ちゃん!』

声は私達の泊まっている宿の方であり、私達はそちらに視線を移すと、元気に手を振っているルスが居た

『ご飯食べるよーー!』

その声を聞き、ルドは笑顔に変わり私の背中を軽く叩く

『ほら、行くぞ!飯が俺を待ってる!』

そうしてルドが走って行く

なるほど、彼はご飯が好きなんだな

普段と少し違う彼に笑みを浮かべつつ、私も彼の背中を追いかけるべく、走って行くのだった

どうもどうも

書いているとき、設定をまとめている所を見ながら書いたのですが、パーティメンバーの名前が没になった名前のまんまで懐かしさを覚えました

いや~約半年間練ったら没案も出ますよね

ちなみに、没になった名前は覚えていません、残っても居ません

確認しようがないですね!

ではでは~

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