11:伝説
どうも、ネタバレ侍です
早いことで章も折り返しになりました
いや、この章が短いのか?
まぁこんな感じのペースで進めていく予定です!
ではでは十一話、お楽しみください!
現在は一通り質問攻めの真っ最中
答えられることはなるべく答えている
すると再び
『そう言えば、なんで想ちゃんだけだったんだろ?』
『想、何か分かる?』
『みんなが吹き飛ばされたでしょ、その時、頭の中に声が響いたの』
『声、ですか?』
『ああ、そしてその声はふさわしいとか試練とか、勝って見せろとか話をしてたね』
『そうか。奴はどこに?』
『確か先の部屋で待ってるとか言われたはずだ』
『先の部屋?此処は100層だよね?』
『そうですね。これ以上先の部屋は特に無いはずです』
この先で待っていると言われても、行ける先が無い
どうしようか
そんなことを四名考え始めた時、このフロアが光に包まれる
みんなは眩しさから目をつぶった
次に目を開いた時、奴が消えたところに魔法陣が現れていた
『なるほど、そういう仕組みだったか』
そう言いアシャが歩き始めた
それに続き、ルスとギアナが彼女の後ろについて行く
私も彼女達について行き魔法陣を発動させた
今までの魔法陣による転送と変わらず転送が完了した
すると目の前にはバトルアックスが神々しい雰囲気の台座の上に突き刺さっていた
バトルアックスには少し光が差し込まれているが、大量の鎖によって繋がれている
台座は一段上がったところに存在しておりその根元には鎧を纏った奴が深く座っている
奴に攻撃をする様子はなく、殺意も感じられない
すると、ゆっくりと奴が口を開いた
『ようこそ。ここにたどり着いたということはあいつを倒したんだな』
『ああ』
みんなは警戒を怠らず、剣に手を掛け、いつでも抜ける準備をしているが私は不思議な感覚に身を包まれ、気を抜いていた
『まあ、そう警戒するな。幻も久しぶりだな』
は?
幻って何のことを言っているんだ?
するとルスの剣が動き始めた
ルスは驚き剣から手を離した
すると剣は空中に放り出されると光を発して人型に変化した
その見た目は袴を元に動きやすいように改良されており、肩や腕には鎧を纏っている
髪は白髪で毛先にかけ灰色になっており髪型は高めのところで結ばれている
『久しいな裁断』
『そちらこそ、解放されていたのだな』
『ああ、残っているのはお前と命中だけだな』
『そうだったのか!意外だな。最近はどうだ?』
そう奴が聞くと、彼女はルスに近づき彼女の肩に腕を回す
『こいつに拾われてからいい日過ごしてるよ』
『その割には、初めて姿を現したみたいだがな』
そう言いながら奴はルスの顔を見て話す
ルスは驚きを隠せない顔をしていた
少し前に話していた剣の正体をこんな早く知ることになるなんて思ってもみなかった
『そうか。さあ、汝よ。私を選ぶか?』
その質問に答えようとしたとき、ギアナが声を挟んできた
『少々お待ちいただけますでしょうか!』
『どうした?』
奴は頷き彼女は話始めた
『あの、二名様共、伝説上にある九つ聖剣ですか?』
その質問に対して奴が直ぐに答えた
『ああ、おそらくそうだろう。なあ幻』
『うん、そうだね』
『ということはあなたは裁断の………』
『ああ、そうだ。改めて名乗ろう。裁断の力を持つ者だ』
九つの聖剣の伝説
それは九つの力を持った一本の剣を力を分け各所に封印した、そんな逸話だ
これまでに八つ見つかっており、所持者も全員公開されているはずだ
『これまで、七つは見つかっていましたが、まさかここにあったとは』
『ん?七つ』
『ええ、七つですよ。見つかった報告と共に所持者も明かされます。現在は七つ見つかっていると明かされておりますよ』
『ええ!じゃ、じゃああたしも?』
『はい、ですが王国の最高権力者程の者でないと情報は話されませんから安心してください』
『う、うん。分かった』
何故私の情報と違うんだ?
これまで私の情報は記憶を失った後でも常識は覚えており、現代の活躍者などは覚えてないものの、地名や歴史の活躍者などは覚えている
だからこそ、ここの食い違いがわからない
私が悩んでいると奴が話しかけてきた
『それで、どうする?私と契約するか、しないk』
『するよ』
『そ、そうか。じゃあこの中央のバトルアックスに手を掛けてくれ』
そうして、台座が下がり鎖が引っ張られる
私は魔力を込めてバトルアックスを握る
すると鎖が抜けていき光が増す
やがて、すべての鎖が抜け私は空に掲げる
すると光が溢れ、気が付いたら100層の初めの場所に居た
そこに奴や幻は居なかった
『それじゃあ、戻って休もうか』
みんなは頷いてワープポイントの上に行き光に包まれる
すると直ぐに前のフロアに戻ってきていた
私はバトルアックスを背中に担いで、神殿から出て歩き始めた
私達は82層まで戻ってきていた
周りは暗くなり始めており、私達は直ぐに火を付け焚火を囲っている
焚火の心地いい音に少し眠くなってくる
だが、私的にはまだ話したいことが残っている
ついでにご飯もまだだ
私は重い瞼を無理やり上げて彼女達に話を振る
『そういえばさ、今更だけど九つの聖剣の話。私知らなくてさ、教えてくれない?』
聖剣の話は自分の情報と唯一食い違っていた
ここは、詳しく聞いといた方が良いと判断した
『そうだったの!じゃあ、あたしが!…………あ』
『どうした?』
私が聞くとアシャが口を開いた
『別にいいんだぞ』
『いやいや、助けてもらったし、しっかりやるよ』
?
話について行けない
するとアシャが私に説明した
『料理の手伝いをルスにお願いしていたんだ』
『なるほど』
『ごめんね、想ちゃん』
『いやいや、問題ないよ。元々約束していたんだろ』
『ありがとう!想ちゃん!』
そうして二名は準備に行った
『それじゃあ、わたくしが説明させていただきますね』
『分かった。ありがとう』
『では、始めますね。まず伝説から話しましょうか。それは太古の昔の話。国はかつての勇者様に持たせる為の威厳ある武器が必要でした。その為、国は世界一の鍛冶師に依頼したそうです。完成したその剣は、相手の力を強奪し、幻を見せ、所持者に瞬速をもたらし、圧倒的な圧力を相手に加えて、全ての物を裁断し、どんな攻撃からも所有者を護衛し、所持者に再生を与え、どんな攻撃も命中し、思考能力を加速させた。完成した剣は鍛冶師にとって最高の仕上がりでした。ですが、その力はあまりにも強大過ぎました。やがてその力を恐れた国は聖剣を作った鍛冶師は処刑されてしまいました。ですが、あまりにも理不尽な処刑だった為、民は怒ります。その中には剣の持ち主である勇者様も居ました。やがて直ぐに国は滅ぼされました。勇者様はその力を悪用されないよう九つの力に分けました。その時に感情が生まれたそうです。勇者様は彼らに力の話をして、二度とこのような過ちを引き起こさないことを誓いました。そうして、武器達は自らの意思で封印され、己を正しく扱う者を待ち続けている…………と言ったのがこの伝説です。長くなってしまいすみません』
『いやいや、詳しく説明してくれた方がありがたかったから、助かるよ』
『ありがとうございます!そして今見つかっているのが貴女の物で八つ目となっております。それぞれ、強奪の大剣、幻の聖刀、瞬速のダガーナイフ、圧力のハンマー、裁断のバトルアックス、護衛のシールド、再生の杖、思考のサムリング、あと一つは命中と言われています。いかがでしたでしょうか』
『命中の………』
『…?』
『いや、何でもない。ありがとう』
『何か心当たりがあるのですか?』
彼女は少し前のめりになり聞いてくる
『確かにあるにはあるんだが、確証が持てなくてね』
『それは、何故ですか』
『私、記憶が無いんだ。目覚めたら変な場所に居てね。いろいろあってルス達と出会ったんだ』
私は素直に答えた
『それは…すみません。踏み込みすぎてしまいましたね』
彼女は申し訳なさそうに答えた
『別にいいさ』
少しの沈黙の後ルスが話しかけてきた
『出来たよ!……なんかあった?』
『いや、何も。ご飯はなんだい?』
『ふふ、来てからのお楽しみ!、ほらギアナも!』
『えっ、あっ、はい!』
そうして彼女は立ち上がり机の方へ向かう
私もついて行くのであった
私はこの失った記憶の中にある数少ない失われていない記憶の中にあった、スナイパーライフルの存在に一旦蓋を被せておいた
どうもどうも
この作品のせいで、漢数字に慣れてしまいました
本来数字を書くところでも漢数字にしてしまっています
まぁ何が問題なんだよって話ですよね…
ではでは~




