第60話 お風呂場の鏡の前での密着
「それじゃあ一緒に入りましょう! 」
星奈が身体にバスタオルを巻いた状態で風呂場に入る。胸や腹は隠れている。
俺も股を隠すようにバスタオルを巻いてから風呂場へ入る。
「あそこに座ってください」
星奈がバスチェアに座るように促す。
「ああ。ありがとう」
俺はバスチェアに座る。少し冷えた感触が臀部に伝わる。
目の前には鏡があり、バスタオルを巻いた俺と星奈を映し出す。
「それじゃあ準備していきますね」
星奈が洗面器を手に取る。
シャワーでお湯を入れ、ボディソープを数滴ほど加え、手でぐるぐると円を描くように混ぜる。
「準備ができました。背中を洗っていきますね」
星奈が洗面器の中の泡を手ですくい、手のひらで泡立てる。
泡立てたボディソープを俺の背中に塗り始める。
星奈は優しい手つきで泡を俺の背中に広げる。俺はただバスチェアに座ったまま身を任せる。
「かゆいところや痛いところないですか? 」
星奈が後ろから尋ねる。
「大丈夫」
「よかったです。それなら、もっと攻めちゃいますね」
星奈が意味深に笑う。
むにっ。
背中に驚くほどの柔らかい感触。
今までの人生で1度も背中に感じたことのない柔らかさだった。
この柔らかさには、覚えがあった。
「お、おい!? 何やってんだ星奈」
動揺を隠せない。
振り返ると、バスタオル姿の星奈が俺に密着していた。
「何って? 宗春さんの背中を洗ってるだけですが? 」
星奈は悪びれる様子もなく首を傾げる。俺の背中に胸を密着させたまま上下に身体を動かす。
身体が上下する度に、くしゅっくしゅっと後ろから泡立つ音が聞こえる。
星奈の胸の柔らかさと温もりが背中全体に伝わる。密着する度に、胸元のタオルが少しずつ緩んでいるような気がする。
そう思うと、俺のあそこが暴走する。カチカチに飛び出そうなぐらい大きくなり、燃えそうなほど熱を帯びる。バスタオルの股間部分が三角形に盛り上がる。
「あら、もう1人の宗春さんが元気になっちゃいましたね! 」
星奈が嬉しそうに笑みを浮かべる。
その表情が鏡越しに見える。
「…」
俺は何も言えない。ただ下を向いて黙っている。
「もっと続けないと、もう1人の宗春さんが悲しんじゃいますね」
星奈が俺の股の膨らみを指差す。
「そろそろ背中をシャワーで流していきますね」
星奈が俺と密着した状態から離れ、シャワーのお湯を出し、温度を確かめる。
「熱かったり冷たかったりしたら言ってくださいね」
星奈は再び俺に密着し、そのままシャワーで背中を流し始める。
ゆっくりと身体を滑らせながら、胸で俺の背中をなぞるようにボディソープをシャワーで洗い流していく。
温かいお湯と、星奈の柔らかな双丘の感触が俺の背中を包み込む。
俺は何とか理性を保つのに必死で、鏡を見ないようにしながら、シャワーの音に耳を傾けることで精一杯だった。
シャワーのお湯は背中を伝い、そのまま俺に密着する星奈の身体へ流れていく。
シャワーの音に混じって、水滴が床を打つ音が規則正しく響くのだった。




