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場面練習的な  作者: No.9
19/23

サイコから思い出話を聞かされた話

暴力的かつ性的な示唆のある話です。

 俺は前々から気に食わなかったんだ。でもそれが上手くわからなかった。だけど気付いたんだ。俺がちゃんと生きる事が出来ないのは、全部父親のせいだって。父親の書斎と、たまに使える母親のパソコンが俺の外の世界だったんだ。だから自分が普通じゃないってことがよくわからなかった。


 でも好きな読書や料理も、“大人”ってやつになってゆくだろうって事についても、自分が嫌になって、そして何もかもどうでも良くなるのは全部父親の束縛のせいだったのさ。今俺はいくつだっけか……生まれた年を教えてもらった事もないんだが、九か十年くらい前(たくさん前)、毛が生え始めたときに「もう十三歳だもんな」って父親がたしか呟いてたんだ。

 アレのくせに母親と子供()をこしらえて、いつからかダッ●ワイフみたいに夜な夜な俺にこすりつけて来やがるようになった。(もちろん中に致してるぜ?)その時に俺に毛が生えたのを見て言われたんだよ。「寂しいなあ、大人になっちゃったな」って。


 この“致されてる事”なんだけどよ、なんとまあ吃驚びっくりだが母親は知ってるんだ。父親が王様とでも思ってる馬鹿だから「いいじゃない別に」だってよ。ただそれだけさ。

 俺も解らないなりにあんましだと思ったさ。だから「それだけ?」って聞き直しちまったんだけど、「何が?」だってさ。本当に、本当だぜ? ただ、きょとんとしてた。

 出生届も出されてない俺は家以外じゃ居ないことになってる。そんな両親の元だから、自分のもやもや(・・・・)がなんでなのかさっぱりだった。けれど──。

「二人で暮らさないか、母さんに求められるのが嫌なんだ」

 ある日そう言われて俺はわけわかんなくなって、頭が真っ白になった。

 今までわかってたけど、きっと抑えてた『こいつはイかれてる』って考えが溢れ出して、雷みたいに落っこちて、俺は痺れるような気持ちのまま暫く呆然としてた。次第に俺がなすべきことがわかったのさ。明くる日、庭の倉庫から持ってきた尖ったなたを眠りこけた父親の口から差し入れて(父親がしやがるみたいにさ)そのままグイっとさ。やったんだ。そう、喉から脳味噌までズブりとぶっ刺してやった。

 そう、その後なんだけど父親をぶっ殺した後に解体してみたんだ。なんとなく気になったから。前々から母親のパソコンはこっそり使ってもバレなかったから、幾つか動物の精肉を参考にしながら肉を取り分けた。気がついたらアソコの肉だけはミンチにして部屋の壁に叩きつけてた。恨んでたんだろうなあ、やっぱり。


 肝心の味なんだけど、俺の解体が下手だったのか、父親が不味いのか、塩で食ったら忘れられない味になった。

 因みに焼肉のタレが誤魔化せておすすめだ。肉の意味が薄れるけどな。たちまち米とよく合うようになる。

 焼肉のタレに更に胡椒やクローブ、ナツメグ、クミンなんかで工夫をしたら母親の口にはあったらしく「あんた料理は(・・・)上手いね、お父さんにも食べさせたいね」だってさ。


 それは最(そいつを今)高に笑えた(食ってんだよ)。やっぱり無知ってのは恐ろしいよな? 実に。馬鹿なんだあいつは。恐ろしいほどに。

 その後は母親も父親と同じようにして、物心ついてからこの方初めて、誰からの邪魔も恐れずにソファにふんぞり返るって経験を暫く堪能してから、家を出て姿をくらましたのさ。何より誰にもアソコをイジられずに眠れるってのは最高さ!


 どうせ俺は社会では居ないことになってる。家を出たことだってなかったんだ。けれどまあ文章さえ読めりゃ、ネットでお勉強する事なんてお茶の子さいさいだね。お陰で今こうして自由に生きてるってわけよ。

こういうブラックジョークってのも、単に下品な事を露出して、反社会的(対立と対義)な非行(の混同)に酔うわけじゃなくて、人間の側面として面白がってます。

秩序や法など、所属する社会の治安は勿論大切ですから、他の自由と安全を脅かすという事はあってはならない。とは思います。

罪とは「社会の秩序、共存の約束を破壊すること」だと思うので、こんなお話を書いておきながら社会における利己的な脅威や搾取だったり、自分以外の観念に排他的で暴力的だったりする事には否定的です。


無論、その否定的に思う物事には優しさや善意も含まれますが……。(当然ながら善意(一種の欲求)が秩序を守るわけではありません)


それはそうとして、プロパガンダだとか教唆でなければフィクションってのは現実を超越した存在だと思います。

事前情報としてある程度は分類をした上で鑑賞者へ注意勧告を促す棲み分けの提案は大切だと思いますけれども、フィクションの中における犯罪も差別もエロもグロも守られて然るべきだと思ってます。

いずれにしても悍ましい内容であったとしても、その芸術の在り方は教養であって教育ではないから、思想の偏りの要因であるとは私は思えません。現実社会の秩序を乱し破壊するような現実社会を反映する虚像ではなく、ここ(フィクション)は並行世界や全くの異世界など、人間の想像力と感性、知性が創り出す現実を超越した存在(架空)だと考えます。


※全て私の個人的な思想です


何が言いたいかっていうとだな、悪いスライムじゃないよ……! ってこと。

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