村の守護のためのみまわり
~蒼生民家・翌朝~
【朝の鳥のさえずり】
【火の音】
【味噌汁の湯気が立つ音】
ナレーション
「柔らかな朝日が差し込む。昨日の激戦が嘘のように、蒼生民家には穏やかな朝が訪れていた。炊きたての飯の香りと味噌の香りが、部屋いっぱいに広がっている。」
白巫女
「……主様。朝でございます。朝餉をご用意いたしました。本日は山菜をたくさん入れた味噌汁に、焼き魚、漬物、卵をご用意しております。洞窟での戦いは想像以上に激しいものでした。どうか今日は、しっかり召し上がってください。戦う者にとって、食は何より大切な力となります」
【膳を置く音】
【湯気】
ナレーション
「一品ずつ丁寧に並べられた朝餉。その手際は自然で温かく、主を支えることが日々の営みとして身体に染みついていることが伝わってくる」
白巫女
「恐れ入ります。お口に合えば幸いです。しっかり力を蓄え、本日も歩みましょう。」
【食事を終える音】
【身支度のおと】
ナレーション
「静かな朝餉を終え、二人は支度を整える。白巫女はいつものように主の三歩後ろへ立ち、静かに一礼した」
白巫女
「本日も、お供いたします」
あなた
「……今日は、やることがある。この村を回る」
白巫女
「村を……ですか?」
あなた
「生命の力が巡る。田を耕す者、水を守る者、子を育てる者。その一人ひとりの想いが、この土地の生命力となる。」
白巫女
「……この村を守る力にも関係が深い」
あなた
「奥の妖魔は大元から力を受けていた。焦って倒そうとすれば、村へ危害を及ぼす仕掛けを使う可能性もある。今は、この土地との繋がりを深め、結界、防護を強めておきたい」
白巫女
「つまり、村を巡ることもまた戦い……いえ、戦へ備える大切な務めなのですね。」
あなた
「敵を倒す事だけが目的じゃない。本当の目的は村の平和と安定だ。守るべき者を知り、守るべき土地を知る。それが防衛にちながる」
白巫女
「……仰る通りです。参りましょう、主様。村の皆様の生命の力を、この身で感じ、この地を守るために」
【戸を開ける音】
【朝風】
【自然の生活音】
ナレーション
「朝日が村を照らす。田を渡る風。立ち上る炊煙。畑へ向かう人々の足音。その一つひとつが、この土地を支える生命の力だった。主と白巫女は静かな決意を胸に、村の中央へ向かって歩き始めた」




