妖魔のボスの場所が近づく。響く予感
(洞窟の滴る水音/低い反響)
ナレーション(静かに)
「やわらかな光が、ゆっくりと収まっていく」
(微かな光の収束音)
ナレーション
「荒れていた気が整い、内側に静かな強さが戻る」
(拳を握る音)
あなた(低く確認するように)
「……いいな。戻った」
(畳むような衣音ではなく、静かな動き)
白巫女(膝をついたまま、落ち着いて)
「はい、主様……これで、次へ進めます……」
(ゆっくり立ち上がる気配)
ナレーション
「半歩の距離から、三歩後ろへ戻る……だが、距離はどこか近いまま」
あなた
「行くぞ」
白巫女(静かに重ねる)
「……はい。主様と共に」
(歩き出す足音)
ナレーション
「洞窟の奥へ、再び踏み出す」
(足音/硬い地面)
ナレーション
「足元は変わっている。流れが変質し、地は硬く、音が短く返る」
(少しテンポを上げた足音)
ナレーション
「進む。進む。進む。途中に潜んだ罠も、すでに退けられている」
(空気が重くなるSE)
白巫女(低く、わずかに深い呼吸で)
「……空気が……重い……」
ナレーション
「一歩ごとに、圧が増す」
白巫女(集中して)
「……近いです……この先……かなり濃い瘴気が集まっています……」
あなた(短く)
「本命か」
(通路が狭くなる音響)
ナレーション
「通路は細く、天井は低く、壁は湿る。奥から吹き上がる気配は、生き物のようにぬるい」
(呼吸音)
白巫女(胸に手を当てて、わずかに張り詰めて)
「……主様……」
(間)
白巫女(ゆっくり、確かめるように長く)
「この先……すでに、“触れられる距離”まで来ています……」
(低い鼓動音:ドクン)
SE:ドクン……
白巫女(小さく息を飲む)
「……っ……!」
(さらに重い振動)
SE:ズン……ズン……
ナレーション
「奥で、何かが脈打つ」
白巫女(低く、内側に響く感覚を含めて)
「……直接……響いてきます……」
(足を踏み出す音)
あなた(前へ出る)
「……行くぞ」
白巫女(すぐに応じて)
「はい……主様と共に」
(もう一歩)
ナレーション(締め)
「踏み出す。闇は濃くなる。二人の距離は保たれたまま、重なる」
(鼓動音がわずかに強くなる)
ナレーション(低く)
「戦いは――すぐそこだ」




