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俺の脱ヲタ計画を美少女ヒロイン達は放っておいてはくれない  作者: 俺乃妹子
脱ヲタ主人公と新部活
18/19

その1

2ヶ月と、長く時間が経ってしまってすみません。

これからも頑張っていきますので宜しくお願いします


「ごめんなさい、遅くなったわ」


きらり先輩に入部届けを書いてもらってから数分後、上野が部室にやってきた。


その手には、1枚のプリントが握られている。


「遅かったな上野。今さっき部員が1人増えたところだ」


俺はきらり先輩から預かったプリントをドヤ顔で上野に渡す。


「あら?きらり先輩入部してくれるのね。もしかして(まこと)くんと何かあったの?」


上野は入部届けをさらりと確認してから、そんな事を言い始める


「べ、別に私と(せい)との間に、何も無い!」


きらり先輩は、少し目線を逸らしながら言った。

その反応……上野の思うつぼですよ


「ふーん、(せい)ね……」


ここで、きらり先輩をからかうかと思っていたが上野はからかう所か少し暗い表情をする。


なんか不機嫌になるとこあったかな?


上野の表情を感じとったのは、俺だけじゃなくきらり先輩も同じようで、不安そうに上野を見る。


なんか変な空気になってないか?俺は堪らず、口を開いた。


「ところで、上野はどこにいってたんだ?」


俺の質問に我に返ったのか、上野はハッとした表情を浮かべてから言葉を紡ぐ。


「あ、そうそう!私の努力のおかげでここの部が認められそうなのよ!」


上野はそういうと、手に持ったプリントを掲げる。その内容を確認すると、そこには驚きの内容がかかれていた。


「って、おい、これって」


「あら?何かしら?」


上野はすっとぼけているが、プリントの部員欄にはとんでもない事が書かれていた。


まず最初に、上野の名前。そのあとに俺の名前があり、ここまではわかる。その次にきらり先輩。先程入部届けを貰ったのでフライングだがセーフだ


その次が問題。ざっと眺めた時点で問題点が3つもあった。


面倒だが、一つずつ説明すると、まず大塚の名前が書かれていた。あいつは入部するとも部活に入るともまだ言ってないのだが……


そして、2つ目は責任者のところに上野の父親の名前、つまり理事長の名前が使われていた。

これ、本人に許可とったのか?よくわからんけど、やめてくれ


最後に3つ目は、1人分の名前を偽装して書いていることだ。あからさまにこの学校にいない人間、アニメキャラの名前が書かれていた。


「おい、上野。いくらなんでも偽装しすぎだろ!」


俺はあまりにも適当な記載内容に抗議する。


問題点として上げてないが、俺の名前欄のフリガナがマコトになってるしな


「あら?どこが不満なのかしらー?全然普通よ」


上野は腕組みをしながら、ふんっと鼻を鳴らす。知らないふりをするつもりか


「これが普通なら、普通が間違っている!そもそも俺はマコトじゃなくてセイだ」


俺はプリントを指さしながら抗議した


「そ、そうだぞ!セイはセイだ!」


きらり先輩も俺に続き声をあげる


上野に反抗出来たのが嬉しいのか妙に満足気だ


「はぁ、随分と仲良くなったのね、あなた達は。」


上野は、また機嫌を損ねたような、暗い表情をした。

そして、ボールペンを取り出すと俺のフリガナを修正した。


「これでいいかしら?」


上野は呆れ顔で言う。おい、呆れてるのは俺の方だぞ


「よくない!お前は逆にこれでいいと思ってんのか!?顧問の欄に理事長の名前はあるし、大塚の名前もある!おまけにアニメキャラの名前があるじゃねぇーか!?」


俺はぜぇぜぇと息を切らしながら言う。

マジで有り得ねぇ。もう、有り得ねぇーから内容を読者の皆にも見せたいと思う。


顧問 上野 剛(理事長)


部員 上野 凛

秋葉 誠

神田 きらり☆

大塚 春樹

夜○ 月


こんな感じだ。もうツッコミ入れるのも疲れる。


「もう、うるさいわね、そんなに(ラ○ト)君じゃ不満な訳?じぁ、Lにしようか?」


「そこじゃねぇーよ、てかなんでデス○ート縛りなんだよ」


「もういいのよ、これで提出しましょ!」


いや、これで通るわけないだろ……


「てか、大塚ときらり先輩の入部届けと幻の1人の入部届けはどうした?」


「あー、あれね。私レベルになると簡単に偽装できちゃうわ!」


そういうと、上野はふふんと鼻を鳴らす。

どうやら夜○月君の分も作ったらしい。呆れてものも言えん。


結局、俺らは無理やり職員室まで連れていかれ、偽装した部活届けは一瞬でバレ、怒られるわなんやらで散々な目にあった。



「全く、話の通じない教師ね。呆れるわ」


上野はため息を吐く。ため息を吐きたいのは俺らなんだがな。



沈みかけた夕日が微かに照らす廊下を、俺と上野ときらり先輩は歩く。


ふと、そんな俺たちの後ろを遠くから見ているような視線を感じ取り、俺が振り向いたがそこには誰もいない。


きらり先輩や上野は気づいていないようだが、確かに誰かいた気がしたんだが……まぁいい。


その視線の正体が明かされる日はそう遠くなかった。









ありがとうございました。

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次は早めに投稿したいと思います。

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