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俺の脱ヲタ計画を美少女ヒロイン達は放っておいてはくれない  作者: 俺乃妹子
脱ヲタ主人公とメンバー集め
16/19

その4

前回の不人気さに少しモチベーションが下がってはいましたが、なんとか形にできました。


今回は新キャラ登場です。よろしくお願いします

6限までの授業が終了すると、すぐに俺と上野は部員のスカウトに出かけた。


休み時間などの空き時間に話しあった結果、学校が終わってすぐに帰ってしまう生徒がいるため、早めに行動しないと行けないということに気づいたからだ。


ヲタクぼっちなら直ぐに帰るであろうことは俺たち自身、ヲタクぼっちなためよく分かっている。


捕まえるとしたら尚更早く待機しなければならない。


まぁ、休み時間に声をかければいいとも思ったのだが、俺の場合は下手に動いてバレてしまうのが怖いし、休み時間の10分じゃ無理がある。


面倒だが、今この時間こそがベストだ。


上野はある程度目星が着いていたらしく、悩むことなく、チャイムと共に教室を出ていった。


俺はと言えば、知り合いがほとんどいないので、希望は大塚しかいない。


面倒臭いが、交渉だけしてみるか。上野がいない今なら、こいつらお互いがヲタクであることもバレまい。


これはチャンスだ。


「なぁ、大塚。今、暇か?」


俺はリュックを背負うと、意を決して話しかけた。


「な、なんだよ、改まってさぁ。どったの?」


大塚は俺の真剣な表情に、少し不気味そうな顔をして、苦笑いを浮かべる。


俺が真剣に話してるのにこんな顔するとか少し悲しいよ。


「実は……○○△△□□~~」


俺は部活設立のための部員を探していることを、ざっと説明した。


こういう時、漫画やラノベだと説明をショートカットできるから便利だよねぇ~リアルじゃできないよね!メタ発言許せ、てへぺろ


「ほう、話は大体分かった。でもなぁ、俺バスケ部のほうも誘われててさー」


大塚は申し訳なさそうに、言葉を選んで話す。

かなり気を使わせてしまっているな。なんか申し訳ない。


「そ、そうだよな。悪ぃ、忘れてくれ」


俺は大塚の答えは大体想像ついていたため、それだけ言って立ち去ろうとした。が、


「ちょ、待てよ!話は最後まで聞けって」


大塚は、俺の手首をガシッと掴み、呼び止める。


それを見ていた周りの女子生徒はざわめき立つ……

おい、何喜んでんだよ


「なんだよ?あと、この状況色々とやべぇーから離せ」


俺は大塚の腕を振り払う。もう、全てがやばい方向に見えるため最悪だ。


「悪かったって。そんでさ、俺、その部活気になるから見学してから決めていい?」


大塚は、ニカッと笑う。


俺はその笑顔をジト目で見ながら、「も、もちろん」とだけ答えた。


やはり俺は大塚(こいつ)が苦手だ……



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


新学期が始まりしばらく経つ為、部活動も盛んになっていた。


俺が上野に呼び出されて初めて来た時は、かなり静かな場所だったが、今となっては動物園並みにうるさい。


特別教室練の地下一階、一番端の教室の真下が俺らの活動の場である。俺自身来たのは二回目だが、ド○クエのダンジョン感溢れる地下への入口には感銘の声が出る。


「ほぇ~なんだここ?ドラ○エのダンジョンみたいだな」


大塚も同じような反応を見せる。やはりこいつも同類なんだな。

あれ、ちょっと嫌だぞ


「その感想には俺も同感だ」


そんな感じで、階段を堪能した俺と大塚が、アニメ部の教室(地下室)に到着すると、そこには既に、上野ともう一人の女生徒が来ていた。


「遅いわよ?それで、連れてきたの?」


上野は若干不機嫌顔で言う。


「もちろん」


上野の問いに俺は答えつつ、1歩横にズレる。

そして、俺の後ろにいた大塚が1歩前に出た。


「ご存知だと思いますが、ども!大塚春樹です」


大塚はニカッと笑ってみせる。


「これはどういう事かしら?誠くん?」


上野は大塚の爽やかスマイルを見ることも無く、俺に問う。


「別に、入るわけじゃなく見学だってさ。一応アニメ好きみたいだし?」


俺の脱ヲタ計画をこれ以上邪魔されたくないため、大塚がヲタクであることはとりあえず曖昧にしておく。


現時点で、重要な内容は見学するだけってことだしな


「そう、とりあえず歓迎するわ。大塚くん。」


上野は表情一つ変えず、たんたんと話す。

大塚に対して、冷たいなぁ


「ありがと、上野さん」


大塚は特に何も気にしてない様子でニカッと笑った。


「とりあえず、座らないか?そこの人の紹介も欲しいし」


俺はとりあえず大塚を部室の椅子に座らせ、その隣に俺が座った。

真正面には上野が座り、その隣には謎の女生徒がいる。

という状態だ。


「じぁ、神田先輩とりあえず自己紹介を」


上野の促しに、神田さんとやらは席を立ち、俺たちのほうへ視線を向ける。


「えーと、か、神田と言います。よろ……しく……」


神田と名乗る少女は、見た感じとてもクールな印象だ。


可愛い顔をした上野とはタイプが違い、クールビューティって雰囲気で、セミロングくらいの髪の毛はとても美しく、切れ長の目は女性のかっこよさがある。


全く、この場所の顔面偏差値おかしいだろ。

美男美女過ぎて、俺の存在がモブ以下に感じる……俺主人公なんだけど?


「あらー、神田先輩?下の名前は教えてくれないですか?」


自己紹介(にしては短すぎな気がする)を済ました神田先輩?に、上野は何やら俺をからかう時のような表情で言った


まぁ、確かに下の名前は言ってなかったな。なんか訳ありか?


「うぅ……うるさい!上野。後輩のくせに先輩をからかうな!」


突然、クールな雰囲気を一瞬で崩し、頬を真っ赤に染めて、大声で言った。

って、あれ?神田先輩?それに上野に後輩って……


「あの、上野に後輩と言うってことは、俺らより年上なんですか?」


「あぁ?あー、そうだよ。私は2年だ」


神田先輩はぶっきらぼうに言った。

上野のやつ、先輩を捕まえたのか……てか、先輩、怖ぇー


「それでー?神田先輩はー、下の名前なんて言うんでしたっけ?」


少し怖そうな口調の先輩に怯えることなく、上野はおなじ質問を投げかける。


「くぅ……き、きら……」


「んー?聞こえないですよー?」


「うぅ……き……」


「なーんですかー?」


「私の名前は!!き・ら・りだぁ!!」


神田先輩は、上野の煽りを受けて、怒りやら羞恥で真っ赤に染まった顔で叫んだ

この先輩、無表情そうに見えて、コロコロ表情変わるな


「そんな、恥ずかしそうに言わなくてもいいんじゃないですか、別に変じゃないですよ」


俺は本心で神田先輩に言う。別にきらりって名前自体変じゃないしな。そこまで恥ずかしいと思う必要も無いし、からかわれる理由にもならない


それに、俺にはわかる、名前で上野に煽られる気持ちが……


「う、うるさい!!こ、こんな私が、そ、そんなキラキラした名前など……に、似合わん……!」


神田先輩は限界まで顔を赤くしながら言い放ち、俺たちから離れ、半泣きでワナワナと体を震わせながら、教室の端っこで体育座りをはじめてしまった。


なんて言うか、強気でクールっぽい先輩が見せるこーゆー表情って不謹慎だがめちゃくちゃ可愛いと思ってしまった。


からかいたくなる上野の気持ちもわからなくもない。


あれ、俺がからかわれるのは何でだ?


「全く、やりすぎだよ、上野。先輩泣かしてどうすんだ?」


俺は呆れながら言った。


「べ、別に、ないてなひっへ(泣いてないって)

なんて、声が聞こえたが……先輩……涙拭いてから言ってください


「そうね、今日こそは先輩に入部届けを書かせようと思ったんだけど、これじゃまたダメね」


またってことは、既にこのくだりを何回かしてるのかよ


先輩がダメだとすると、希望は大塚だな。


「あっはは、こんな部活だが、どうだ?大塚」


俺は半分諦めた状態で大塚に質問する


「うん、もう少し考えさせてくれ」


大塚は即答した。


デスよねーーー。


正直、「入りません」と言わなかったことに驚きなくらいだ。


その後、しばらく泣いていた神田先輩はとぼとぼと帰って行き、大塚は用事があるといい、すぐに帰ってしまった。


部室に2人だけ残された俺と上野は、今後の活動と、先輩をからかいすぎないことを話し解散した。


今日の活動――。


「先輩を泣かせた」


正直、この部活大丈夫か?不安しかねぇ……

















ありがとうございました。友人のサポートもありなんとか続きを書くことができました。


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