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床の軋む怪しい物音 《R-15》

作者から。

この回には15歳未満の方には相応しくない表現が含まれている為、その表現を避けてほぼ会話のみで進行してます。

苦手な方はご了承下さい。



…カタカタ…カタカタ…ギシ…




部室棟の二階は主に男子部が使用しているのだが、一階からは何やら天井から、耳を澄ます程度だが床の軋む物音が響く。


少し早めに朝練を切り終え一階の部室に戻ってきた女子部員達はほんの少しの違和感を感じ取っていた。


「…ねぇ、なんか二階うえ、うるさくない?」

「そうかな」

「どうせ男子が馬鹿みたいにはしゃいでるんでしょ」

「ああ、確かにあいつらアホだし男同士でじゃれあってるし」

「笑」

「でもなんか違うんだよなぁ…」

一人の女子部員は天井の隅を見つめて言う。

「違うって?」

「うん、いや、なんかね。陸上うち男子アホとはなんか違うみたいな?」

「うーん。この上って何部だったっけ?」

「バスケかな」

「バスケ?バスケって朝練無くすんじゃなかった?バレーとバドにコート譲るらしいよ」

「じゃあ居る訳ないか」

「他は…」

「柔道?」

「うっわぁ…イカクセぇ 笑」

「いやいやいや栄子、イカはやめろって。っつうか意味分かんねぇから」

「だって知ってる?柔道って朝は女子がほぼ道場使わせて貰ってるらしいけど、なんかその様子を男子が覗いてたらしいよ?」

「キモっ!何がいいの、そんなの」

「しかも練習終わってちゃんと掃除もしてるのに、わざわざ男子がまた掃除に来るんだって」

「えぇ⁉︎ 意味分かんねえんだけど」

「なんか小此木君が言ってたけど、権田原がその道場に入ると謎の深呼吸で挙動ってるって」

「権田原ってあの角刈り眼鏡の暑苦しい奴でしょ?うわ、きしょ、あいつ」

「何深呼吸って。残り香でも嗅いでるとか?うえぇ」

「ホントに気持ち悪いね」

「朝から溜まってんだよ」

「何?溜まってるって」


「…男って朝からすごいんだよ?」

「すごい?」


何やらそっと耳打ちをする。

それを聞いた女子部員は途端、顔を真っ赤にさせた。


「えぇ!なんでミッチーそんな事…」

「兄貴を起こしに布団めくったらぁ…」

人差し指でその状況をジェスチャーする。

「えぇ⁉︎ 」

身を縮こまし引いてる彼女の隙を突き背後に回ると迷わずギューっと両手で抱き締めた。

「もし柔道部なんかに捕まったら大変よ?あんな汗臭い奴らに肌密着されてぇ…ガッチリ寝技決められてさぁ」

「うひゃっ、ちょ、ちょっと、やめてよぉ栄子ぉ」

「ふっふっふ。おぼこなキューちゃんにはワシの必殺技で…」

「ちょっと、もう、怒るよぉ、もう」

「笑」


女の子同士、気心知れた友人同士のじゃれつきで賑わう朝の部室。

いつの間に彼女らの耳からは、最初に聴いた二階からの怪しい響きは消えてるのだった。


〜…


女子陸上部の部室の真上は男子バスケ部の部室が在る。

バスケ部の両隣りが柔道部と陸上部。この朝の時間には柔道部はみっちりトレーニングに明け暮れていて、それより早く切り上げた男子陸上部は女子部同様ふざけあってる様で賑やかである。


但し、そんな陸上部の陰にひそめく声が両部室の真ん中から時々、カタカタ、ギシギシといった音と同時に漏れていた。



「……そんな会話してんじゃないかなぁ。一階したの女の子達」


「ぁ、あっ、はっ…」


「ねぇ聞いてる?」


「んぁっ!も、もう…もし上がって来たらどうするの、よ、ぅ」


「先輩ならどうするの?これ見られたら。ほら、バッチリ鏡にも俺ら写ってる」


「い、いやぁ…」


「そうだ、カーテン開けよっか」


「だから、あっ、ダメだって。まずい、ッでしょ。ぁ、ぁぁ、退学になる、ぅ、うんっ」


「ウソぉ?大好きなひかる先輩ちゃんとセックスするだけで退学なの?なんだよ、オトナって嫌だな。自分ら毎日してるくせにぃ」


「そうじゃなくて…ぁ、ぁ、その、場所、とかぁ」


「じゃあさ…うちの奴が来る前に早くイっちゃうね。隣りも騒がしいし」


「え、ま、待って、あ、待ってよ!激しいっ、うぁ!んっ、あ、あぅぅ!」


「声出すな…命令」


「!」


「…」


「…ふっ、ぅ、ふっ…」


「我慢してるね。ひかるちゃんはいい子だよ。でもここから一言でも声出したらってあげないから」


「…!」


「そう、静かにしないと。ひかるちゃんはホントに物分りがいいから俺、好きだよ。ご褒美に中に出すから」


「え⁉︎ 何それ、聞いてないっ、あっ…や、ぁぁ…スバルく、んっ、んんんんんっ!」


「あれ?嫌なの?でもごめん…出ちゃった」


「うっ、うぅぅ、なんでゴム無いの」


「ふぅ…ああスッキリ。やっぱひかるちゃんは天使だね」


「スーちゃん!」


「ふぅ、うっ…っと。ちゃんと最後まで絞って…」


「や、ちょっと、聞いてる?」


「そんなのいいから…お掃除、ね」


「!」


「お、そ、う、じっ」


「…」


「あれ?お掃除しないの?しないなら別にいいけど…?」


「……」


「全く。舐めるんなら俺が言う前にやらなきゃ…な?」


「…ごめん、なさい」


「いいよ、許してあげる。ひかるちゃんは俺の天使なんだから。そ、そこ、あぁいい感じ。うーん上手。ごめんねぇひかるちゃん、俺バック好きだから気持ち良くなりたくてゴム取っちゃったんだ。でも俺のちんぽ、美味しいでしょ?」


「…うん」


「ところでさ、ちょっと聞きたい事あるんだけど」


「?」


「ああいやいや、しゃぶりながらでいいから…“サイボーグ先輩”ってダブったの?」


「んふっ……三原先輩の事?」


「そうそう、晶ちゃん先輩。なんか噂聞いて三年の教室見に行ったらそれっぽいの見てさ」


「…わんこと同じクラスかな」


「なんか加藤とデキてたって写真あったよね」


「んっ、加藤先生ふぁほうふぇんせい?ん、ふぁっ…あれか、わんこ達があれはデタラメで加工してるって怒ってた。それに三原先輩は留年じゃなくて休学してたんだよ?去年のインハイで無茶し過ぎで余計身体を悪くしたから」


「…ちゃんとしゃぶって」


「ごめん」


「…ふーん、休学ねぇ。とりあえずあれは晶ちゃん先輩で間違いないみたいだな…ひかるちゃん、もうひとつ聞きたいんだけど」


「ん?」


「サイボーグ先輩がさ、なんか部活に復帰するかもしんないって聞いてる?」


「え⁉︎」


「いや俺もよく分かんないだけど、わんこちゃんが直談判してたよ?朝練のコーチするとかしないとか」


「そんなの聞いてない!」


「おぉ⁉︎ なんか嫌そうな顔だね」


「嫌に決まってるじゃん、やっと居なくなったのに」


「…前の三年ってそんなに嫌われてたっけ?」


「前の三年ってゆうかあの人が嫌なの。また毎日無表情で嫌味言われて監視されるって思ったら…余計ダルいし。あざといのよ、あの人!確かに病気して少し丸くなったけどそれはそれでイライラする」


「なんかさっき見た時杖ついてたじゃん?そんなに怪我って長引くもんなの?」


「知らないわ。でも病気治らなきゃ本格的な足のリハビリも出来ないみたいよ?」


「へぇ。サイボーグっていうよりガラクタってとこか」


「ぷっ、ガラクタってウケる、そのまんま」


「いいね。晶ちゃん先輩って評判通りの “イイ女” なんだね」


「何よ、それ。それより何で三原先輩の事ばっか聞くのよ、今は…」


「ひかる…クチが留守だろ?」


「ごめん…ん、ふっ…」


「せっかくまた気持ち良くなったんだから、ちゃんとやって」


「うん、ふ、んっ」


「そう、ちゃんと集中。次は飲ませるから。もうすぐ時間だし、真面目にしゃぶれよ?…返事は?」


「ぁっ…ふぁい」


…生意気なガラクタ女か…ぶっ壊すのは簡単だけどそれじゃつまんねぇ。


「もっと奥まで咥えろよ…こうだろ、な、ひかる!」


ガラクタはちゃんと直してヤらないと、ね。

直した後にまた壊す。


「ふぉ、ふぁっ!う、うぅ…ふぅ!」


やっぱ女の子は調教に限るよね。

あの生意気な眼がどんなふうに尻尾振るんだろ。


晶ちゃん…美味そうだな…


わんこちゃんはもうどうでもいいや。同じタイプでも晶ちゃんの方が断然壊しがいあるし。




バスケ部はこの15分後に朝練を終える。




次回

『弱くてもいい』(仮

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