ガイがいた
次回で、終わらせます、たぶん?
ガイは、私を穴の開くほど見た。
「ガイ?」
声をかけても、止まったままだ。
不安が押し寄せてくる。
もう、私なんていらないって言われたらどうしよう。
あの女の人の方が良かったら?
「ねぇ、ガイ?私達って、結婚してるの?」
ガイが我に帰る。
「あっああ、もちろんだ」
この人って、そういう人だよね。
「私、知らなかったんだけど?結婚したの」
「はぇ?」
ポカーンとするガイ。
私達は、お互いの事を、とことん話し合った。
これまでの時間を埋めるように、真夜中まで。
私は宿屋で寝て、次の朝に、また、ガイのところへ行った。
薬屋の開店準備を手伝う。
ガイが、泣いている。
「え?なに?」
私が聞いてもガイは答えない。
「ほら!そういうところ!全部言わないと分からないって言ったでしょ!」
ガイは、ハッとして私を見る。
昨夜、こんこんと説教したのだ。
何も言ってないのに、伝わってると思うな。
何一つ私には伝わってないぞ。
村のみんなにだけ言うな。
このままなら、私はガイとの縁も切る。
「ちがうんだ!ニーナが、開店準備をしてくれるのが夢だったから、夢が叶って嬉しくて泣きそうだったんだ」
必死に言うガイ。
なんか、可愛いな、それ。
ヨシヨシと頭を撫でる。
ガイが真っ赤になる。
ガシッと私の腕を掴む。
「結婚式挙げよう!」
「は?」
結局、私たちは、そのまま近くの教会で式を挙げた。
結婚証明書も貰った。
でも、私たち、キスさえしたことないけど?
プロポーズは?と聞くと、ガイは真っ赤になって、その場で跪いた。
「俺っあっいや、ワタスっ とけけけけけっ結婚してっくだはいっ!」
噛みすぎ。
そりゃ笑うだろ、神父さんも。
でも、私は
「はい」
これだけは笑わないで言った。
次回が完結にならなかったら、すみません。




