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人助け
ガイ、どーでしょー
俺の日課である人助けをした。
助けた奴は、やたらに俺に引っ付いて来て、宝石を買わせようとする新手の女の詐欺だった。
女がねだった宝石屋の親父が教えてくれた。
いつも人助けをしてるから、俺もこういう時に助けられる。
やっぱり、助け合いって大切だよな。
とりあえず、薬の調合でもしようかと家に帰る時に、ふとニーナによく似た人を見た。
けれど、ここにニーナはいない。
最近、会っていないから、ついに幻覚を見始めたのか。
俺たちは、まだちゃんと手を繋いだことすら無い。
あの村で、ニーナに手を出すことなんて、絶対に出来ない。
常にみんなが見てる。
せめて、街へ来てくれたらなぁ。
そんなことを考えながら、薬を調合する。
次も、また街へ誘ってみよう。
そう心に決めて眠る。
ニーナの夢を見たい。
朝になって、薬屋を開店させる。
常連しか来ないから、開店は遅い時間で十分だ。
ニーナが、ここの開店をしてくれる日が楽しみだが、最近は、そんな日が来るのか、少し不安になることもある。
「こんにちは」
若い女の声。
ニーナに似てる。
全部ニーナに寄せてしまう自分の頭を叩いてから、客を見る。
「いらっしゃ、、、」
そこには、ニーナがいた。
ニーナとくっつけちゃいますかー




