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生きてた
言葉が少ない人って、困りますよね。
昨日は落ち込んでいた俺だが、朝には復活した。
この反省を生かして、次の人を助けるんだ。
それが、薬屋の責務。
再び街のパトロールに向かうと、生きてた。
あの黒いのが。
美味そうに朝食を食ってた。
俺は、安心して、ふかーいため息をついた。
なんとか生き延びていたことが、嬉しい。
少し顔色も良くなったことを、隣の席から確認する。
俺は、同じ食事を頼んで食べた。
美味そうに食うのを見てたら、腹が減ったから。
さて、顔色もすっかり良くなって、変な汗もかいてない。
挙動不審でもない。
これは、もう全快と言える。
治療代の話をしなければ。
小銀貨1枚で、これまでの治療にかかった薬や俺の労力が賄えると思うな。
あれは恐らく、パニックで落として行ったのだろうが、治療代の足しとして頂いておいた。
「金出せ」
端的に要件を伝えた。
わかり易さで定評のある薬屋だからな、俺は。
親切丁寧、全快まできちんと面倒を見るし、料金も実に良心的だ。
俺以上の薬屋は、この街にはいない。
悪気が無いだけ、困ります。




