忙しくも楽しい
うっかり、次話投稿するのを忘れてました。
自分のうっかりさに、びっくりです。
「いらっしゃいませー!」
このフリオ村の泉から這い出て、はや2年。
食堂を開いたのが、1年半くらい経った頃だから、、、
まだ食堂はようやく半年くらい。
行商人のおじさんに唐揚げポテトを売ってから、おじさんの知り合いや、村の皆が手紙で街の家族から広めてくれて、少しずつだけど、お客さんは増えていった。
ニーナ食堂には、1日1組くらいのお客さんが来るようになっていた。
あの行商人のおじさんから貰ったお金で、初めて買ったのは、油。
猪肉から取ってない、いわゆる菜種油みたいなやつ。
あれで作った天ぷらは、ほんとに絶品だった。
ただの山菜や残った野菜くずが、ご馳走になる魔法の調理法。
揚げたての天ぷらを、粗塩で食べると、サクサクで、もう、、、言葉に出来ない。
手伝ってくれた皆と、夜遅くまで食べて笑って、盛り上がった。
最高に楽しくて、美味しくて、なんだか涙が出た。
モルも、ハルサも、一緒に泣いてくれて。
村長は、ふにゃふにゃしてたけど。
こうして、天ぷらがニーナ食堂のメインとなったのです。
初めてお店にお客さんが来てくれた時も、緊張して手が震えるどころか汗でびっちょびちょになって、コップも落とした。
あれは、今でも、みんなに笑われるネタになってる。
私の顔が真っ青で、そりゃあ面白い顔面だったらしい。
だって仕方ないじゃん、それどころじゃなかったんだもんっ!
でも、そうして得た収入は、ほとんどを新しい調味料や材料を買う為に使った。
モルもハルサも、村長も、ほんの少しの給料も受け取らない。
私は、少しでもお返ししたいけれど。
「わしらに、そんな気を遣うんじゃないよ、バカもんが」
モルに棒で頭を小突かれる。
なんか、ほんとのおばあちゃんみたいで、嬉しい。
そんな、みんなの優しさのお陰で、食堂の調味料や材料は、少しずつ揃って、メニューも増えて来ている。
危うく、消すところでした。
はーっ私って、一体。




