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売っちまおうぜ
おばあちゃん、好きなんです。
シワシワの意地悪く笑うばあちゃん。
ハルサの茶飲み友達、モルさん。
ちっちゃいシワシワばあちゃん。
この人が、案外?頭が良くて頼りになる。
「なら、売るべ」
お茶をシバきながら、私のお悩み話を一通り聞いたモルさんは、言い切った。
「えっ?何を?誰に?」
私はついていけてない。
フンっと笑って私を横目で見る。
「ちょーど、あの行商人が明日来る日だ」
簡単な端切れの木材で作られた予定表を指さす。
「お前さんの作ったもんを、売りつけてやればいい」
ちょっと意地悪そうに言うけど、なんかかわいいな、このばあちゃん。
「へっ?行商人の人に?なにを?え?」
私の頭は?でいっぱい。
モルさんに、棒切れで頭をコツンと叩かれる。
「みんなが喜んで食べとるじゃろ。あれじゃ」
ポカーンとしばらく考えた後、思い付く。
「あっ!フライドポテト?!唐揚げ?!」
「どっちもじゃ」
私の頭をつついて、笑うモルさん。
あれ?私、山の神じゃなかったっけ?
すげーつつかれてるけど。
「売るって、どうやって?」
モルさんに、耳を引っ張られて、作戦を授けられた。
いいんだけど、私の扱い雑になってね?
私の祖母も、意地悪ばあちゃんでした。




