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リトライ中です。多分…  作者: うるうる
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出産あるある…説明不足な同志。

お待たせしました。書きたてほやほや更新。

私に子はいない。


もちろん、現在(リコは3歳です。)ではありえないし、前世(むかし)でも独身で予定もなかった。

もし男だったら分からなかっただろうが、幸い女だったので隠し子とかもいないはずである。


しかし、親友小百合の出産時には立ち会った・・ので

こんな私でもお産にはちょびっとばかり関わったことはあるのだ。


なので・・同志アロヴァンさんの心境は物凄くよく分かる。


先程の同志の行動を思い出してみれば

なるほど、あれは産婦人科の待合室で見かけた光景だった。

私にも身に覚えがある


ならば、こんなとこに足留め食らってる場合じゃないだろう

今すぐ、それこそ飛んで行きたいに違いない。


なんなら今頃は奥さんの腰をさすって

ヒッヒッ フー と一緒に呼吸法(ラマーズ法)を実践しているべき時であるはずである。


あの時は、私も小百合の母上様と交代で分娩待機室で従事し

揉み方がなっていないとお叱りを受けたっけな~

うん。がんばった。

お産があんなに時間かかるなんて知らなかったし

根性と根気について身体で語って頂いたよ。

ひぃ~3時間が序の口ですか〜?!母上様はんぱないっす。初心者なんで勘弁して下さい!

と心の声が出そうなほどスパルタだったが今ではいい思い出である。


私が、遠い目をして前世(むかし)を思い出している間にも

お兄ちゃんはアロヴァンさんの発言を受けて

本人に事情を確認していたようで

私はお兄ちゃんの腕からお父さんの腕へと引き渡されていた。

えっ?いつの間に・・


アロヴァンさんの説明によると

同志は風の精霊使いのようで

その力として、遠くの声を拾ったり、言葉を送ったりすることが出来るそうなのだ


なるほど商人の娘婿にはぴったりの能力者ではないか!!

さすが切れ者の跡取り嫁だ!転んでもただでは起きないに違いない!!


おっと・・脱線しちゃった。スンマセン。もちろんマジメに聞きます。はい。それで?


で、産気付いたので早速奥さんの家族が産婆さんを呼んだらしくて(この国でもお産は自宅でするのが一般的らしい)お産真近だと知った訳らしいです。


しかし、式典中は退席は無理。そして、いざ終わってもしきたりがあるので直ぐには動けない。

それで今現在の悲壮感な訳ですね〜解りました。


お兄ちゃんはアロヴァンさんの話を聞くと

近くで待機していたあの(・・)赤毛の王子のミニチュア少年に合図を送り呼び寄せる。

どうやら退出迄の時間を確認したらしく

手短に会話を終えると

「後、10分程だそうです。アロヴァン様きっと大丈夫ですよ。

お子様が生まれる迄には間に合いますよ」

と声をかけた。


お兄ちゃん、マジでかっこえーーー!!


なんだよその落ち着き。そんで微笑むとか ホレテマウヤローーーーーー!



「ありがとう。そうだと良いんですが・・

妻は安産の家系らしくて前回は1時間程で生まれたと聞いたものですから

気が気じゃなくてね」と苦笑いの同志。


そっか、安産の家系なのか〜さすが出来る嫁は出産も短縮!小百合ん時は双子だったからか8時間・・ん?


前回?あれ?同志の嫁は第一子を妊娠中ではなかったでしたっけ?あーれー?


お兄ちゃんも気付いたらしく

「アロヴァン様、奥様は第一子を出産予定ではなかったですか?」とすかさず突っ込む。

うん。ここは突っ込みどころだよね。


「あ・・すみません。説明不足で・・

実は私にっとっては第一子なんですが、妻は再婚でして、上に2人息子がいるんです。」

とほっこり微笑んだ。


まて、待て、マテ。それ大事じゃん!!






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