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リトライ中です。多分…  作者: うるうる
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86/87

同志の為に…ひと肌脱ぐ。

長らく更新できずにすみませんでした。

………


うん…………これは確かにマズイよ!


今までの話を総合すると


①同志は第一子の出産に是非とも立ち会いたい

②その同志の嫁は今回が3度目のお産

③そして、先ほど嫁が産気付いた!!



導きだされた 結論。


これは…間に合わない。




だってさ〜聞いた噂によると

二人目とか三人目って出産までの時間が初産の時より短くなったりすると聞きましたよ!

(小百合の時は1度に二度美味しい?憧れの双子だったんで実際には私も二度目の経験は無い

のでネットや産婦人科の待合室でお友達になったお姉様方の情報のみの話だけどね)


しかも、式典会場から出れるのは

お兄ちゃん情報によると、約10分後。


そして予測だが会場から出て馬車に乗り込む迄には最低でも30〜40分程かかるだろう

(もしかしたら帰宅ラッシュで最悪もうちょいかかるかも)

でもって同志の御宅がどれくらいの距離にあるのかわからないが



産婦人科で知り合って意気投合した5人の子持ちのお姉様は

「5人目なんか産気づいたら瞬きもしないうちに産まれたわよ〜余裕よ!がははははっ」

って笑って仰っていました。



となれば、いつ生まれたっておかしくない!


同志がそわそわする筈ですよ!


どうしよう…同志

このままでは、念願の嫁の出産に間に合わないよ!!


これは、すでに生まれる前から親バカ全開な同志の

最大のピーンチ!!



あんなに張り切って親バカです。ってアピールしてたのに…

親としての最初のイベントなのに…

初っ端から躓くなんて

…ものすご〜く可哀想になってきた。



おお…同志。


なんとかしてあげたいのだが…


いったい 私に何ができる?

昔(前世)ならいざ知らず、現在3歳の幼児には悲しいことに金もツテもない。

(だって今まで絶賛引きこもってましたからね〜お金なんて必要なかったし…ふふ。)


せめて、愛車がここにあったらな〜

かっ飛ばして送って行ってあげたのになぁ〜

実は昔からかなりのスピード狂で車の運転には自信があるんだよね〜

そういえば、よく双子にねだられてドライブに連れてったっけな〜

あの子ら いつも誰が助手席に乗るかで喧嘩してたっけ。

懐かしいな


・・・・・・・・・。

てか、愛車のポルシェってどうなったんだろう

あの人ら(両親)は車に興味ないから処分されちゃってんだろうなぁ〜

あ〜〜遺言書いときゃよかったよ。

そしたら小百合にやったのに・・・あっ・・貯金もか〜うむむ…無念だ

せめてもの慰めは生命保険の受け取りは小百合にしといた事だな。

うん。あれで双子の大学や留学の足しにでもなるだろう。

あの子ら頭よかったから飛び級してるって言ってたし

金はいくらあっても良いもんね〜うん。うん。


ん。お父さんどうした?

急に同志の前に立つからびっくりしちゃった。


「そちらの邸宅には魔法陣はないんですか?」


お父さん!!さすが目の付け所が違うです。あんな便利なものがありました!

ど忘れしてたよ〜てへ。

ごめんよ同志…

ちゃんと私も心配して、真面目に考えてるからね〜

…さっきは、ちょっと思考が寄り道してただけで悪気はないのよ〜うふふふ。


「ええ、お店の本店にはあるんですが、さすがに本宅には・・」


えっ?やっぱ普通 家にはあんなもんないか〜

(うちにはあったけど・・うちは魔法使いの家だもんね〜 例外)

ってことは振り出しに戻る?


「あら?本店からならダイヤの実家までは直ぐじゃなかった?」


ん。そうなの?会話から察するにダイヤは嫁の名前か?お母さんと知り合い?


「ええ…私も魔法陣を使わせてもらおうかと思ってはいるんですが・・あ

陣痛の感覚が短くなってる・・」涙目。


あ。

やばそうですね。同志…気をしっかり持って!!


私には…

何もしてあげる事は出来ない。


が…!! 


いる

よく考えたら

いるよ

いるじゃん!

いいの(ウチのチート)がいる!


そうです。皆さん御察しの

あの子


さっきみたいに魔法陣とこまで親指姫に瞬間移動させればいいんだ!


「お母さん!親指姫なら行ける(イケる)!」早速報告。

報告は大事です。ホウレンソウ!


「あら。そうね。親指姫がいたわ。」

と、ちょっと考えてるお母さん。うん。悩ましい感じでこれまたエロい。いい。いいね。

おっと失礼。又もや脱線。すまん。すまん。


で、親指姫は会場の外で待機中。


私たちはお偉いさん等が退室するまで、動けない。


ジレンマ。





「リコ。ゴメンね〜」っとお母さんが私をお父さんから取り上げ同志に渡す。


何?


「あら、あら。リコおトイレ?ごめんなさいね〜アロヴァン。リコをお願い!」

お母さんはいつもより声のトーンをあげて言い放った。


・・・・・・・・・・・・・・。


うん。皆んな見てるね。

微笑ましそうな顔して・・・


あれ?あれれれ?

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