3持論
哀しい。当然というべきか、わたしは母と顔が似ていない。クソジジイの腐った遺伝子に邪魔されたせいで。
きっと母も思っているに違いない。わたしのことを、どこの馬の骨の子供なんだろうかと。自分が産んだ子供なのに自分に似ていないなんて、母親として裏切られた気持ちになるに決まっている。
「わたしは一体、どこの馬の骨の娘なの❔」
不安と悔しさに心がはち切れそうで、思い切って母に聞いてみたことがある。
「あんたはお父さんとお母さんの子供なの。おばか」
呆れたようにあしらわれ、相手にされなかった。本心は解らない。
「お父さんを悪く言うもんじゃないわよ。いつもあんなに可愛がってもらってるのに」
窘められる始末だ。
あのクソジジイは遠慮がないから、娘の遺伝子に入り込んでくるなど、悪質で非常識な真似が出来るのだ。くそめ❗ 母体に悪さを仕込みやがった張本人。あの男は犯罪者だ。
ってかそもそも男を頼りにし、男との性行為の元に妊娠する女性が間違っているのだ。悪しき習慣である。男の種付けがなければ子供が出来ないという認識は、女性の思い込みである。そんなだから男が付け上がるのだ。足元を見られるのだ。未だに男尊女卑の名残が抜けないのは、それが原因だと思いますの。
わたしは男の腐った力など借りなくとも、卵子だけで子供を産んでみせる‼ これからの時代、女性は性行為無しで女手一つで単独妊娠するべきなのだ。
大事なのは、作ろうとする気合いと意気込みである。そしてイメージトレーニング。実際に独りでに自動妊娠できる様を想像すると良いだろう。夢は、具体的にイメージすることで叶いやすくなる。実現化に近づくのだ。
強い意志+イメトレ。それで足りなければ、果物や植物の種を補給すれば良い。林檎、葡萄、西瓜やひまわりの種なんかが飲みやすくてお薦めね。これで母体の種まきは完了だ。
さらに雄の魚を摂取すると効果的かもしれない。体内に雄を取り入れるのだ(結局、男に頼るんかい)。
あとは赤ちゃんが出来るのを、ひたすら楽しみに待つ‼
くそめ。




