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十月十日  作者: 龍福芽依
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あとがき

 この度は【十月十日】をお読み頂きありがとうございます。


 実はこのあとがき、何だか私の体験談と言うかエッセイみたいになってしまって一度消したのですが、何故この物語を書いたかも含めて一つの作品かなと思い改めて書き足しました。

 若干内容がオカルトチックですが、この物語自体がそんな感じだし、大丈夫かな?

 あくまでも私目線なので、私の独断と偏見が入っていたらすみません。

 リアルに重い話もありますが、それでもよろしければお付き合い頂けると嬉しいです。




 これまでの人生で私が見聞きして来た事を誰かに伝えたいと言うのもあるし、正直自分の中だけで抱えているのはしんどいなって気持ちもあったり。とにかく私も10代20代の頃は特に色んな事がありました。

 正直生死の話は重いし面白い話では無いのですが、ペンネームだし、顔も見えないからこそ書ける事もあるのかなと。

 過去の体験の中で色んな気付きがあり、私が感じた事を表現する事で、誰かにとっての新たな発見や参考になれば嬉しく思います。



 今作で触れた、天の導きとは。

 私が色んな方から教えて頂いたお話を元に、解釈してみました。

 上手く説明出来る自信はないのですが、かなりざっくり言うと、神様や守護存在、ハイヤーセルフ(高次元の自分)が、アドバイザー的な存在として今世で成すべき使命へと導いてくれる、と言った感じでしょうか。

 私は霊感とかスピリチュアルはいまいちわからないのですが、同じ言葉を何度も見聞きしたり、事故にあった時に聞こえた声に助けられたりした(けっこうやばかった)事もありましたので、そういった目に見えない世界ってたぶんあるよねとは思ってます。信じる信じないは自由だけど、実際に説明出来ないけど何かしら起こっているから私は信じてる〜。

 周りの人も不思議体験してるみたいで、ひんやりする様なお話も聞きました(^_^;)

 なんなら人類皆霊長類なんだし(?)、皆何かしら不思議能力というか、感じる力はあってもおかしくないんじゃない? とは思っています。

 宇宙が、太陽系が、地球が、人類が存在している事自体が奇跡のような確率なら、摩訶不思議な事があっても何らおかしくはないと思うんです。そう考えるとロマンを感じる〜(*´艸`*)

 何だか話がでかくなりましたが、脳科学とか空間や時間とか、世界中で色んな研究が為されているだろうし、不思議な事も色んな分野でいずれ証明される時が来るかもしれませんね。


 この物語もコロナ禍の中で少しずつ心の整理としてアイディアを書き留めていたものだったのですが、突然「書きたい、書かなきゃ」みたいな謎の衝動に急かされる様にして書き上げました。

 や、今思うと活動を始める前にも色んなサインは来ていたなと。直感冴えまくったり、突然ゾロ目見まくったり、それこそ「約束」って言葉をめっちゃ見聞きしました。カレンダーにでかでかと書いてあった時には流石にビビリました。約束って何の事? って感じでした。

 ペンネームを考えていた時も、亡き父が夢に出てきて何だか楽しそうにクワガタを見せてくるので、「お前も好きなように生きろよ」と言われた様な気がしました。

 そこから私のペンネームは父の名前と子供の頃の不思議体験からインスピレーションを得て付けさせて頂きました。

 父を通して、色んな体験や感情を知りました。


 私自身、10代20代がめっちゃキツくてもう◯にたいって思った事が何度もありました。

 そりゃあ人から見ればどうかわからんけど(苦労してるねとは言われたけど)、私的にはキツかった。

 もっときつい人も居ると思うけど、試練は自分がきついと思う様な現象で現れるのかもしれませんね。

 出来ることなら親の介護なんてしたくないし、弱っていく姿を見るのはしんどかった。

 周りはどんどん結婚したりして、何だか取り残された様な気分だし。当時私も二十代だったので、一杯一杯でした。

 頑張っても何故か理不尽な事ばかりで、周りは表面的な事、目に見える綺麗なもの、わかりやすいものしか見ない。

 他人の思惑に巻き込まれる場合は不可抗力じゃん。逃れようがないじゃん、と。

 人生は不平等だと思ってました。

 透子も、そんな私の葛藤から産まれたキャラクターです。

 ……今思うと食べる物も着るものも、寝る場所にも困らなかった時点で恵まれていたのだとは思います。そしてちゃんと味方も居てくれた。

 そこに気付いていない当時は理解してくれる人なんて居ないんだと不貞腐れて、「もう人間辞めちゃおっかな」って思ってましたよ。

 身内絡み(相手側)の選挙で一番仲良しだった友達と絶交するはめになるなんて、子供には理解不能ですってば。

 憶測だけが一人歩きして、ボロクソに悪口言われたり。

 急に知らん人にディスられたり。(ルッキズムとか身勝手で偏りのある採点まじでいい加減にしてって思う。赤の他人に清潔感とモラル以上を求めんなーって思うの私だけ? まじで何様だと思うよ)

 夜仕事帰りに待ち伏せされて、後つけられたり。

 周りにバレない位の微妙な嫌がらせされたり。(ねちっこかった分、ちゃんと制裁くらってたから正に因果応報だなと思った)

 ……まだまだあるけど、もう充分トラウマ、人間不信レベルですわ。

 そういう人間関係のドロドロゴタゴタはお腹いっぱい〜。もう遠慮しますって位、中々濃い時代でした……。

 幼少期に人間関係を(こじ)らせた人って、トラウマが根深い分余程の理解者が現れるか、安心感が無いと生きづらい。気が弱いとか大人しいとか、そんな風に簡単に語れるレベルじゃないんですわ。

 子供の頃から勘が良いのか間が悪いのか、見聞きしたくない人の内面やふとした瞬間を目撃してしまうので、大人は汚い、大人は醜いと思って居ました。可愛げの無い子供だったかもね(´・ω・`)


 ……子供って、思った以上に色んな事を見聞きしていますよね。

 子供も善悪の判断が甘いからこそ素直に思う事を言うし、やる事も衝動的で、時に平気で酷い事をしたりするけれど、その根本的原因って多くは周りの大人じゃないのって思います。大人が周りを(かえり)みず自分勝手なら、それを見て育つ子供だってそれでいいと思っちゃうよね。

 だからこそ、そんな人達を反面教師として「私は絶対にこんな大人にはならん」と思って生きてきました。……今は充分大人と言える年齢だけど、私自身はどうかなとたまに俯瞰する様にはしています。

 私だって決して良い見本とは言いませんが、故意に誰かを傷付ける様な人間にだけはなりたくないと思いました。


 父はコロナ禍の直前に病気で亡くなりましたが……幸いな事に、家族で看取る事が出来ました。

 私は、息を引き取るまでの父の様子が、きっと生涯忘れられないと思います。

 そして、コロナ禍の最中や、災害でのお別れ等、死に目に会えないままお別れした方も沢山いらっしゃると思います。

 父の付き添いでとある病院に通院していた時、全国から色んな病気の方々が(かよ)ってらして、その中には本当に小さな子供達も居たんです。治療を受ける側なだけでなく、親の付き添いとしても。

 もちろん子供だけでなく、沢山の方が色んな思いで通っていたと思います。

 患者さんだけでなく、家族も医療従事者の方々も共に闘っているんだなと思ったら、私の悩みなんて大した事ないかもと思う位何だか泣けてきて、その時に私は私のやるべき事をやろうと思いました。

 例え一人でも、小さな一歩でも、何事もやらなきゃ始まんない。

 とりあえず、やってみる。それは父と別れてから、私自身が自分と交わした約束でした。


 そんな中で知った、今の現状。

 2025年の日本国内の自殺者総数は減ったそうですが、“子供は増えている”そうです。

 根本的改善しないと、変わらないよね。難しい事だとは思うけど、まずは皆がこの問題を知る事から始まると思うんです。


 中々人に理解してもらえない、理不尽な事とか。

 他人の思惑に振り回されて、周りを信用出来なかったり。

 それこそ透子の様に、周りに言えないで一人で抱え込んで居るのかなと思ったら、過去の自分と少し重なって、職場の休憩室でお弁当を食べながらボロボロ泣いていました(T_T)


 だからこそ、知って欲しい。

 必死に自分を保とうと、色んな感情を持ち合わせて葛藤する人達に、もっと広い世界があるよって事。


 私も中々しんどい想いをして来たけど、大変だったけど、今生きている。

 身をもって色んな事を体験して、しんどいけどここで諦めたら負けたようで悔しくて、絶対負けたくねぇ! と謎の負けず嫌いを発動して、乗り越えた。

 気付けば独りじゃなかった。

 過去の私の視野は狭かったから。私って何にもない、何も出来ないと思っていた。


 今が理想通りの人生かと言われたら、まだまだ叶えたい事、やりたい事ありまくりなんだけど。

 多くはないかもしれないけど、私という人間を受け入れて理解してくれる人も居る。

 人間なんて嫌いだー! と思う時もあったけど、もっと周りに目を向けると世の中には素敵な人も沢山居るんですよね。

 なんなら今って世界中の人と簡単に繋がれる。離れていても、同じ想いを共有出来る。

 ね、それって本当に凄い事だなって思うんですよね。


 だから私は、私に出来る事をしようと思ったよ。出来る事から一歩ずつ。

 自己満足だろうが何だろうが、誰か一人でも心に届けばいい。

 めっちゃ生きてる! 幸せだー! と思って生きてほしいよ。


 何気ない毎日の中で忘れてしまいそうになるけれど、本当に人生はどうなるかわからない。

 覚悟した別れも辛いけど、突然の別れの方が心の準備が出来ていない分、受け入れるまで時間がかかるかと思います。

 生きている以上必ず死は訪れるものだけど、じゃあその一生をどう生きるのかは自分にかかっている。

 だからこそ後悔しない為にも、大切だと思う気持ちを、ありがとうと言う言葉を伝えたい。

 これを読んでくださった貴方にも、大切な人に、大切だと伝えて欲しい。

 自分は大切な人なんだって事を、ここに居て良いって事を忘れないでほしい。


 情報過多の世の中で、本当に必要な言葉を取りこぼしてしまわないように。

 この物語の中に、そんな想いを込めました。


 “全身全霊で生きる”とは、心と体を使い、精一杯今を生きる事。

 そう、自分にしか出来ない何かが、皆必ずあるよ!

 この物語を書く前、この言葉と共に“貴方らしく生きて、貴方の中の光を輝かせて”とメッセージが浮かんで来ました。

 今ここで生きている貴方を大切にして、貴方の中にある素敵な光を、どうか輝かせてくださいね。

 貴方の光が、今度は別の誰かを照らす光と成りますように。


 私の(つたな)いなりにも懸命に紡いだ言葉が、一つでも心に響いていたら嬉しく思います。

 貴方の毎日が素敵な日々でありますように、祈りを込めて。



 龍福芽依

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