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3-4


ギルドにたどり着くころには日が暮れて

家々に明かりがともり始めた。


その中でもひときわ大きな明かりと人だかりが

冒険者ギルドの前にできていた。


どうやらまだいろいろと立て込んでいるらしい。



スラ子ご飯大丈夫か?


聞いてきてあげようか?



そう、私がスラ子に聞くと

頭?を横に振って断りを入れる。



私に付き合う必要はないからな?



「んな!」



そういうと改めて頭を横に振る。


勢いで私が立ててしまった目標ではあったが

どうやら私よりスラ子の意思も固いようだ。


こうなれば明日は必ずまともな手段で

仕事か食べ物を手に入れるほかないな。


それでだめであればスラ子の分だけでも

食べ物を貰えばいいか。


目標の下方修正を行ってから、

邪魔にならないようにギルドの中に入る。


小屋を使わせてもらう前にあいさつと

追加情報が得らればと思っての事だったが。



「カニ太郎君!!!」



そういって室内に入ってきた私を見つけた

受付のソラナさんが慌てて私に駆け寄ってきた。



「カニ太郎君!今オイゲン様が

どちらにいらっしゃるか知りませんか!?」


え?お爺さんが???



突然の質問に驚きつつもハサミを振って

知らないことをアピールする。



「そうですか・・・」



私の返答を聞いたソラナさんは

そっと私を下におろすと急いで机へ戻り

再び書類仕事に始める。


きっとあれから働き詰めだったのだろう、

乱れた髪の毛が忙しさを如実に表している。



お爺さんが不在?


お嬢を追いかけてきた後に塔へ戻っていないのか?




・・・むしろあのままこっそりとついてきていて、

そのままお嬢と一緒にダンジョンに向かったのでは?



なんだかありえそうな自分の想像に苦笑しつつも

邪魔にならないように本日の寝床へと向かう。


そう、あまり物事は悪い方へ考えない方が良い。


お爺さんとお嬢ならきっと大丈夫だ。



不安になりそうな自分を押し込めてギルド裏の

従魔小屋へとたどり着く私。



従魔小屋・・・デカいな。



見上げる建物は小屋というにはちょっと大きすぎる。


外から中の内部構造を見る限り、

こちらも増築の繰り返しでちょっとしたジャングル。


入り口付近は馬などの大型の従魔がいるのだろう、

大きく区切られた部屋にわらが敷き詰められている。


ただ、どの区切りにも生き物はおらず、

すべて出払っているようだ。



私は手に持った従魔登録のタグと壁に掛けられた

番号を見合わせながら奥へ奥へと進んでゆく。



どもー。どもー。


しばらくの間ですがお世話になりまーす。



自分の寝床でくつろぐ従魔たちに頭を下げつつ

そのラインナップを確認して行く。



犬、犬、犬、猫、トカゲ、猫、ウサギ。



もう、ほとんどペットショップである。


ただ、どの動物も強そうだ。


正直、戦って勝てるかどうかわからない。



だって角生えてたり牙は生えてるのは当たり前。


ウサギだって電気がほとばしっている。



あれは絶対電気タイプだ。相性的に絶対無理。



そんな従魔さんたちに挨拶をしているうちに

私の番号へと近づいてきた。



ネズミ、ネズミ、ハムスター、なんかの鳥、

フラミンゴ、鳩・・・鳩?



いつの間にか従魔の種類が鳥類へと変わったその時、

なんだか見覚えのある鳥が目に入った。


いや、正確に言えばあんな見た目ではなかった。


私の知っている鳩より大きく、

両翼を包帯でぐるぐる巻きにした鳩がそこにいた。



いや、まさかな・・・。



嫌な予感におののきながらもそっと会釈をして

その場から離れようとした瞬間。


鳩を見ていた私の視線と

何が来たのか確認しようとした鳩の視線が交わった。



「クルッポォオーーーーーー!!!」


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