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45. 垂井

 19時42分、垂井駅に到着。岐阜県に突入し、不破郡垂井町。

 さてここで、1つ白状せねばならない。



 最後のクジ引きの際、92番(木曽川)を引いても無効にすることになりました。



 尾張一宮の1つ先が木曽川なのだが、木曽川から垂井まで乗換えなしで来ようとすると、平日の朝に1本だけある米原行きに乗るしかないためだ。12/30~1/3は休日ダイヤで、1/4~5は普通に土日であるため、それを待っていると連休が終わってしまう。


 木曽川から行ける範囲の駅の当選が51番目のクジまでに出なかったため、やむなく木曽川を下車候補駅から外すこととなった。結果として最後のクジは6番を引いたので、いずれにせよ木曽川では降りなかったことになる。


 なぜ尾張一宮からは来れたかと言うと、快速列車ならあるためだ(木曽川に快速は停まらない)。尾張一宮が当選しないまま最後を迎えていれば、最後の1枠は尾張一宮と岐阜~大垣間の計5駅に絞られていた。


 正直、ホッとしている。清洲から大垣行きはあることにはあるのだが、朝7台の次が夜23時台であり、かなりの制約を受けてしまうためだ。日中は岐阜行きしかないので、もしこうなっていたら尾張一宮か岐阜の当選を全力で祈っていたことだろう。


 この尾張一宮を引いたのも割と後半の方(46回目)だったので、「ヤバイこのままじゃ朝か深夜移動になる! 93番(岐阜)来い! せめて91(尾張一宮)!!」とか思ってた。

 尾張一宮が当たってからも、その後に木曽川が当たると最後の1枠が岐阜~大垣間のクジ引きとなり75%で朝か深夜の移動になっていたため、「92番(木曽川)来ないで!!」と本気で祈っていた。木曽川さん、本当にごめんなさい。こっちも人間なんです・・・。


 初めから岐阜が当たっていればこんなことには・・・。



 という訳で、ついにこの旅も岐阜県に突入した。

 岐阜には初上陸である。個人的に持っている岐阜のイメージは、今でも年1回は会っている友人がいることである。本当に個人的な事情で申し訳ない。奴が東京を訪れたこともあったが、会うのは基本的に地元。地元組も一緒に定期的に顔を合わせている。そのメンバーも中でも奴は中々に信用が置ける人間だ。むしろ他メンバーにちょっとヤバめのがいる。お前らだよM下とE頭。


 30分の電車移動の間に宿は取った。次の下車駅はなく、その次だ。終電も気にしつつ、初の岐阜を散策しよう。


 改札の手前で案内板があった。1キロの場所に「垂井の泉」があるらしい。久々の改札1つ・出口南北に心が安らぎながらも改札通過。また別の案内板があり、とりあえず写真に収め、ネット検索も併用。最後にどれに託されることになるか分からないから、弾は多い方がいい。改札前(本当に、人が通るような改札の目の前)のベンチで地図検索。1キロなさそうだ、泉に行こう。



 北口を出て、ロータリーを時計回りに1/4周した後、左へ。

 街灯がぽつぽつとしかない、田舎の夜道。民家がそこそこあって(カーテン閉めてる家が多いが)電気も点いてるので、歩くのには困らない。怖いのは、職務質問と通報だけだ。


 真っ暗な役場を右手に進み、右カーブの後にすぐ左カーブ。ここで大通りに突き当たるので右。


 すると、すぐに「垂井の泉」に到着。ちょっとした湧き水があるぐらいだろうと甘くみていたのだが、思っていたより規模があった。ちょっとした広場と、池にかかる石橋。夜に訪れても見やすいように街灯もそばにある。


 そして左奥から聞こえて来る、湧き水の音。結構な勢いだけど・・・。橋を渡る前に案内板を見ると、かつて藤原隆経という人物や、かの松尾芭蕉もここで句を詠んだそう。

 また、以前はここに大きなケヤキの木があったそうだが、衰えてしまったようで、4年前に、800年を超える生涯を閉じている。


 石橋を渡る。池には、60センチぐらいの白や黒のコイが10匹ほど。

 湧き水のもとへ。手が冷えているからか、温かい。橋を渡る前に見た、「優良な水環境を有し」ていることから岐阜県の名水に指定されていることを信じ、勢いの強さに水しぶきを飛ばしつつ、少しだけ手にすくえた分を飲む。この量では、味が分からない。


 石橋の奥にはこの他、ケヤキがあったとされる場所に石碑と、その右上にささやかな社殿。


 帰る前に、先人にならって句を読むとしよう。



 初の岐阜 垂井の泉の 水を飲む


 後の調査で判明しましたが、泉はケヤキの木の根元で湧き出しているようです。(おそらくは、木が倒れてしまった現在も湧き水は続いているかと)

 私が飲んだのは石橋を渡って左奥のカエルの置き物から出ているもので、こちらはポンプ循環の可能性が高いです。体調不良等は起こりませんでしたが、泉の水を飲むのは自己責任にてお願いします。


※「真っ暗な役場を右手に進み、」と書いていましたが、垂井町役場は全然違う場所でした。暗いながらも「垂井町役場」と書いてあるように見えたのですが・・・調べによると2019年に移転したばかりのようなので、旧庁舎の前を通ったのかもしれません。

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