面倒な事が、次から次へ
ムフフッ……。妄想が、薔薇色だぜ!
d(>∇<;)
長いです、ごめんなさい(*- -)(*_ _)ペコリ
俺達は、お店を出て歩き出す。結局、代金は受け取って貰えなかった。うーん、少し残念だな。
そして俺は、無料練習フィールドに立つ。
「ジャック!少し、お願いがあるんだ。」
周りの人は、興味深く此方を見ている。ジャック・オー・ランタンは、陽気に笑うと紳士な態度で礼をする。うん、格好いいぞ!じゃなくて、本題だな。
「蓮太を、見張っててくれないか?」
「既に、見張っていますよ?あの時、ご主人の優しい心を踏みにじったのですから当然です。」
うわぁー………。うん、2人ともドン引きしてるよ。
「そっか、それであいつはクランか?」
「はい、まだクランから動いておりません。今度、ご主人の親しい人達も含め傷付けたら許しません。地獄の業火で、全ての血肉を残さず燃やし尽くしてもまだ生ぬるいです。そして、プレイヤーだからリアルで死なないのがまた悔しいです!」
あかん、ジャックが壊れたな。
ジャック・オー・ランタン
アイルランドとかスコットランドに伝わる鬼火のようなものらしい。名前は、ランタン持ちの男の意味する。火の玉の姿の他、光る衣装を身に纏うカボチャ頭の男の姿であらわれることもあるみたいだ。
生前に堕落した人生を送ったまま死んだ者の魂が死後の世界へ入ることを断られ、悪魔からもらった石炭を火種にして、萎びて転がっていたカブをくりぬいて、それを入れたランタンを片手に持って彷徨っている姿だとされている。旅人を迷わせずに道案内をすることもあるらしい。まぁ、有名な話だよな。
ちなみに、ジャック・オー・ランタンにはもう一つ有名な話がある。悪賢い遊び人が、悪魔を騙して死んでも地獄に落ちないという契約を取り付けた。だがしかし死後、生前の行いが悪すぎて天国へいくことを断られ悪魔との契約により地獄に行くこともできなくて、カブに憑依し安住の地を求めこの世を彷徨い続けている姿だとも言われている。
俺は、悪賢い遊び人の話はインターネットで初めて知った。インターネットばんざい!
「ご主人、蓮太が此方に近付いています!」
「お久しぶり、あんたに復讐するために化け物と契約してきたんた!負けたら、ゲームをやめろ!」
ちびジャックが、出し抜かれたか。そして、召喚師だったのか。さて、どんな化け物と契約したのやら。チビジャックは、実はBランクの魔物なのでAランクの魔物ならありえる。
「お前が、負けたらどうするんだ?」
俺の声は、自分でも驚くほど冷たかった。後ろでジコルが、ビクッとして俺に視線を向ける。師匠は、蓮太を見て笑顔だった。ちなみに、目は笑ってないけどな。何か、ギャラリーも増えてきた。
蓮太は、使い魔を召喚する。
「へぇー、精霊も魔物と認識されるんだな。」
俺がそう呟けば、師匠は説明を求める。
グローツラングは、南アフリカ共和国リフタスフェルトのオレンジ川近くに生息すると言われている大蛇なんだ。グローツラングは精霊のヘビで、遭遇したものには災いが降りかかると伝えられている。
ちなみに、インターネット調べでは見た目をこう書かれていた。全長は12m、眼球として宝石が嵌め込まれていると。情報の少ない、精霊なんだ。
蓮太の後から、剣士と魔女が来る。
さて、精霊蛇ならば精霊蛇で対抗しよう!
アイトワラスとは、リトアニアにおける蛇の精霊もしくは神だ。アイトワラスは場所によって姿を大小と様々に変える。たとえば建物では黒猫や雄鶏、外では空飛ぶドラゴンや尾が燃えている蛇とか。アイトワラスが1回でも家に入ると追い出すのは難しいと言われるが、その家を裕福にしてくれる。アイトワラスを悪魔から買うという方法で入手することもできるらしいけど、その対価は人の魂しかない。アイトワラスは隣家から牛乳や穀物や金品を盗むといった方法でその家を豊かにする。盗みの対価は「オムレツ」のみだと言われているらしい。
うん、蛇が向かい合ってる。
「おい、蛇!勝たなかったらその目の宝石を奪うからな!あいつ、必ず不幸にしろ!」
「可哀想だ。さて、アイトワラスだよな。少しの間、一緒に戦ってくれ。本当に、よろしくな。」
すると、アイトワラスは首を傾げ頷くとドラゴンの姿になる。うん、格好いいなぁ。
「後で、オムレツを一緒に食べような。」
すると、やる気を出すアイトワラス。
最近は、インターネットで調べれば簡単に出てくる便利な時代だよな。真面目に、感謝だ。
「では剣士は、私が受け持ちます。」
「なら、魔女はおいらだな。」
すると、隼人は心配そうにジコルを見る。
「若旦那、これでもおいらは18歳で元王宮暗殺者であり諜報の仕事もしてきたんだぜ?だから、若旦那よりは弱いけど時間稼ぎ程度は戦える。勿論、無茶はしない。だから、早く片付けて変わってくれ。」
「了解。こりゃあ、責任重大だな。」
そして、杖を構える。ジョブは、精霊魔導師。この間の試合で、精霊魔導師が弱いと考える奴もいるみたいなので見せしめかな。精霊魔導師は、精霊である程度だけど自分が知っていれば呼び出せる。そして、精霊魔導師は基本は精霊になつかれる。
クロの姿が、見つからないと思えばアイトワラスになつかれていた。もしかして、クロってケットシーだったりしないよな?まぁ、後で考えるか。
蓮太は、マジックバックから課金アイテムを取り出す。すると、周りから凄まじいブーイングの嵐。
「これは、正式な試合じゃねぇーんだよ!だから、勝つためには手段を選ばねぇよ!」
すると、忍は鞄から俺が昔に使ってたバックを取りだし投げる。ちなみに、今のアイテムより昔のアイテムがエグい。爆発力とか、全ていろいろだ。
「そう言えば、ずっと預かってたのをすっかり忘れてました。これは、お返ししますね。」
俺は、バックを受け取り内容を確認して固まる。
「え?まてまて、俺のじゃない物もすげぇーいっぱい無駄に入ってるんだけど!?師匠、どういう事なのかちゃんと話してくれ。黙秘は、駄目だから。」
「私達は、そろそろこのゲームを卒業します。なので、せっかく貯めたアイテムを捨てる事になるわけですよね。なら、隼人に使って欲しいと思って。」
師匠は、少しだけ寂しそうに言う。
「ちなみに、何で2人はやめるんだ?」
「実は私、結婚する事になりまして。」
なるほど、それは仕方ないか。
「奥さんそっちのけで、ゲームに時間を取られる訳にはいかないって事か。おめでとうございます!」
「ちなみに、拓真は仕事の都合上らしいです。今帰ってきてるのは、仕事の都合で海外で暮らさないといけないかららしいですよ。」
俺は、思わず驚くと固まる。そんな話、拓真からは一切聞いてないからだ。でも、そうだな……。
「そっか、なら笑顔で送り出さないとな。」
タメ息を吐き出すと、感情を隠して笑う。
さて、試合に意識を向けよう。くれると言うなら、貰って損は無いだろうし。さて、殺りますか。
ちなみに、蓮太は俺のバックを気にして攻撃をしてこない。ちなみに、グローツラングとアイトワラスの戦いは話の途中で終わってた。と言う事は、アイテム合戦だよな。そう思い、ステータスを見ようとしてメールが3件着ているのに気付く。
1つ目、皆の神様から
もう暫くすると、ゲームのフィールドを別の異世界へ変更します。と言うわけで、君の活躍に期待しているからね。ちなみに、後1年後に予定してるよ。
追伸 もし、良かったら戦闘系のアイテム送っといたから使ってね。異世界神は、回復系とチケット系のアイテムだったからさ。何か、悔しくて送った。反省はしているけど、後悔はしていない。
何て、タイミングだよ。本当に、アイテムチートになってしまった。くそぉう!
2つ目、異世界神から
えっと、神王様がそっちに迷惑かけてない?なるべく、押さえてるんだけど心配でね。それと、別の異世界で役に立つアイテムをこっそり送ったよ。
追伸 アイテムは、この世界では使えないから気を付けてね。それと、全力で楽しんでね。
3つ目、その他の神々一同から
はじめまして、医学の神が代表で書いてます。私達の問題に、貴方を巻き込んだこと深く謝罪します。謝罪の意味を込めて、新スキルやジョブや称号を与えたいと思います。勿論、使う使わないは自由で構いません。それと、新しいジョブはレベルMAXですが1つだけ神聖代行者だけはレベル1ですので。
追伸 無双展開を、期待しております!
面倒な事が、次々とぉー!それにしても、攻撃をしてこないなぁ。アイトワラスが、睨みを効かせていました。うん、良い子だよお前。
さて、他の二人は?師匠は、魔法やシャドーマジックを上手く使っている。ジコルも、元王宮暗殺者なだけあってプレイヤーをステータス的にも上だ。
「なぁ、ジコル。俺の居る、ギルドで働かないか?お前なら、すぐさまOKが出ると思うんだけど。」
「ん?良いのか?」
勝ってから、嬉しそうに言う。
「おう、違う世界に行くことになるかもだけど。」
「居場所があれば、それだけでおいらは十分さ。」
さて、俺もアイテムチートバトルしますか。
次回 アイテムチート!
隼人「よーし、よしよし。オムレツだぞぉー。」
アイトワラス「………(ガツガツモグモグ)………!」
隼人「可愛いなぁ。」※アイトは、黒猫の姿。
クロ「わっ、吾が輩のポジションがぁー。」
隼人「クロは、オムレツは食えるか?」
クロ「隼人ぉー!」※隼人の足に抱きつく。
隼人「??」




