コノハナサクヤ姫
どう、書くべきか迷いかなりの期間止まっていました。本当に、申し訳ありませんでした。
さて、コノハナサクヤ姫。話によれば、サポートらしいですが………。大抵、下僕が居るはず………。
『うふふっ、お花さん達………力を貸して♪』
すると、大きな魔法陣が現れる。すると、桜の花の攻撃が来る。桜の樹が、味方になったのでしょう。
勿論、全てではありません。結界の中の、一部の桜がって事です。この場合、桜の樹から倒すべきでしょうか?サクヤ姫のバフ、かなり厄介ですね。
うーん、どうしましょう。
盾職に、ヘイトを向けますか。その間に、僕達で周りの桜の樹を倒しましょう。
凛は、冷静に指示を出していた。
そして、サクヤ姫のHPを半分ほど削った時に変化がおこる。サクヤ姫が、笑みを深くしたのだ。すると、桜の樹の樹皮が黒っぽく変色した。
全ての戦闘において、変わらない戦況はない。いい意味でも。悪い意味でも………。
桜の樹の攻撃力上昇!?
そして、サクヤ姫の黒髪が白髪になる。そして、紫のオーラを放っている。バフが、強化されたのだ。
じつは、イワナガ姫もこのモードはあった。しかし、大地が上手くヘイトを集めていたのと、間を置かない攻撃でモードチェンジが封じられた。
凛は、困ったように思考を巡らせる。
「これは、厄介ですね。盾職が、おそらくミスしましたね。うーん、どうしましょう………。」
まずは、体制をを立て直す必要が………
「うわぁっ!」
こっちまで、攻撃が………これでは…………
「くっ………、負けません!」
『うふふっ、もっと楽しませて♪』
隼人君の、メンバーが結界を破って助太刀に来ました。けど、隼人君は指示はだしません。
つまり、当たり前ですが僕が指示をしなければ!
ここは、一か八かでデバフだけにしましょう。
「それは、余りお薦めしない……。」
隼人君が、苦笑しながら呟いた。
言葉の意味を、深く考えてみました。デバフ一択、それはステータスを上げるのをやめる事を意味する事です。相手は、バフも使うのでステータスを上げていきます。例え、下げたとしても下がり続ける僕達とは違い少しずつでもステータスは上がってきますね。すると、僕達の火力は削がれてしまうので決定打撃を与える事が出来なくなる可能性があるのですよ。そして、防御力は紙も同然です。
最後は、下僕にボコボコにされるでしょうね。
「なるほど………」
「さて、俺は下がるな。」
あ、隼人君は笑顔で手を振り行ってしまった。お礼、言えなかった。まぁ、後で声をかけましょう!
まずは、バフ一択にして………あれ、バフをやめた?
なら、バフで上げていくだけですね。
凛は、素早く指示を出してから隼人を見る。隼人は、静かに指示に従ている。勿論、味方に合わせてスキルを放つ事も忘れず行動していた。その表現は、落ち着いていて気負いを感じない。
そして、2班も合流してきた。
大地君が、前衛に入り盾を庇う。
隼人君は、真剣な表情で大地君を見る。すると、大地君は分かってるという雰囲気で頷く。
そして、指示に従い整列する他のメンバー。
隼人君は、小さくため息を吐き出す。おそらく、集中力が切れてしまったのでしょう。そんな、隼人君や助太刀メンバーに余り負担を与えたくない。
私だって、白銀の刃でずっと参謀をやって来たんです!隼人君程でなくとも、少しは知識と技術を持っているんです。頑張りますよ!
◎ ◎ ◎ ◎ ◎
戦況は、安定している。しかし、プラスマイナス0のバフ合戦………。こちらも、少しはデバフを使うべきか?いいや、作戦に忠実にだ。
隼人は、暢気に少しだけ後ろに下がって召喚する。
「………不死王ノーライフキング。」
『では、少しだけ遊んであげます。』
杖を掲げ、ケタケタと笑っている。
これで、バフ合戦は大丈夫だろう。後は、凛さんの戦術しだい。俺は、回復にまわるか。
そう思い、回復の列に加わった。
◎ ◎ ◎ ◎ ◎
さて、そろそろ総攻撃をしましょう。
「総攻撃 開始!」
すると、桜の樹はがむしゃらに暴れだす。
「総攻撃は中止!回避に専念して!」
しまった、列を大きく崩されてしまった。この状況は、最悪な状況でおそらく立て直しは無理でしょうね。
「諦めんな……。しゃーない、隼人!」
「そうだな、ヘイトを集めるか。凛さん、15分だ。それまでに、列を立て直して作戦を立て直してくれ。さすがに、長くは時間は稼げない。」
大地君と隼人君は、そう言うとヘイトを向けるためにスキルを発動させる。時間が有りません………
私は、急いで指示を飛ばします。
◎ ◎ ◎ ◎ ◎
「なぁ、何で嘘をついたんだ?」
大地は、ニヤニヤと隼人を見る。隼人は、素っ気ない態度で暢気に攻撃を受け止める。
「さて、何の事だ?」
「俺達なら、もっと時間を稼げるはずだろ?それを、半分以下の時間15分だけと凛さんに言っていたよな。何を、考えているんだ隼人?」
隼人は、無言で攻撃を回避しつつやっと言う。
「今の凛さんは、かなり余裕と冷静さがない。1度、それを味方に理解して貰う。誰かが、きっと止めて冷静さを取り戻すはず。そう、考えたんだ。」
大地は、攻撃を受け止めながら驚く。
「それなら、俺達でも良かったんじゃねぇ?」
「いいや、俺達が言えば逆に追い詰められる。だから、近い立場で身近なメンバーが良いんだよ。上から、圧迫するより身近な存在に殴られるくらいが丁度良い。短い時間は、確認とボロを出させる為だよ。どれくらい、余裕と冷静さがないか。後は、慌てた姿を味方に見られるようにだな。」
隼人は、少し笑みを浮かべている。
なるほど……。にしても、最近……隼人が俺達を鍛えようとしているのを感じる。凛さんの件、隼人は参謀としての心構えと参謀としての繋がりを育てようとしているようだ。隼人、何を考えている?
「でも、士気が下がるんじゃないか?」
「凛さんの性格からして、1度叩き直せば早々に失敗はしないはずだ。きっと、冷静に士気を上げるために何かしらの指示を出すだろう。」
そう言うと、隼人は何かを確認して俺を見る。
「時間だし、撤退するか。」
「でも、まだ終わって………」
隼人の言葉に、思わず少しだけこの場を引く事を躊躇う。俺の表情を見て、隼人は安心しろと言う。
「大丈夫、さっきメンバーに殴られてたし。戦いながら、戦況を立て直すだろう。」
「お前、余裕だな?」
思わず、呆れたように隼人を見てその場から引く。
「さて、お手並み拝見。」
隼人は、笑顔で呟く。
◎ ◎ ◎ ◎ ◎
早く、どうにかしなければ………
「おい、参謀がそんなんでどうする!」
「あの、時間が無いのですが……」
ゴツッ! 殴られる。
「凛さん、冷静に考えろ。あの、大地さんと隼人さんだぞ?たった、15分しか稼げない訳ねぇだろ!おそらく、あんたが冷静じゃないのを隼人さんは気付いてる。どういう意味で、放置しているのかは知らねぇけど。それも、少しだけ腹が立つ………。」
確かに、冷静に考えれば……そう……ですね。
何故、隼人さんは放置したんでしょう?それより、まずは下がった士気を上げなくては!
「すみません、ご迷惑をおかけしました。では、仕切り直しです。タンク、大声で気合いの声を。さぁ、楽しい楽しいラストスパートですよ!」
『おっしゃあ!かかって来い!』
すると、熱気が伝わったのか士気が少しずつ戻っていく。凛は、楽しそうに指示を出していく。
「バフ合戦は、勝っているのでコンボを稼ぎましょう!サブアタッカー、攻撃の用意をタンクはアタッカーと組んで連係を取ってください!」
そして、ついにその瞬間が来た。
『美しい花も、いつかは枯れてしまうのね………。』
皆は、喜びながら叫んだりしている。
隼人は、暢気に笑って呟く。
「お見事♪」
「それで、話さなくて良いのか?絶対、勘違いされているぞ。お前が、悪者みたいにな。」
大地は、隼人に心配するように言う。
「別に、構わない。それに、俺が最近イン率低いんだし忘れるだろ。それか、凛さんが答えに辿り着く方が先かもな。じゃあ、俺はそろそろ落ちる。」
そう言うと、隼人はログアウトしてしまった。
俺に、隼人は何処だとメンバーが来る。ログアウトしたと、伝えたら不機嫌そうに去る。
「あー、私から説明しときますね。」
凛さんは、慌てて走って行った。
「なるほど、全て予想通りって事かよ。」
大地は、思わず笑ってログアウトした。
次回 コノハナチル姫
隼人「ふーむ、どうするかな?」
チル姫『その命、ここで散らしなさい…………』




