第46話
もう一話投げます。書きたくなったので
「お、王女様?」
王族という最も国で偉い立場の人に使いたいと言うことに私は少し驚いた、てっきり身内に使いたいのかと思っていたからだ。
「はい。レフィーナ第二王女殿下は呪いに掛かっているのです。」
「何故呪いに?王族でしかも王女様なら護衛もいますし魔物のせいではないですよね。」
「それは……」
きっかけは三年前。突如王都の上空に巨大な魔法陣が展開され、そこから大量の敵が溢れ出てきたらしい。
しかし王都には偶々ランクⅨの探索者ベルクが居たおかげで他の探索者の協力もあり被害はそんなに大きくなかった。王城を除いて。
実は大量の魔獣に隠れて大悪魔が王城に向かっていたのだ。勿論ベルクは気づいていたらしい。だが王城には獄炎騎士と名高い騎士団長がいた為少なくとも負けることは無いだろうと、街を優先したらしい。
実際。ベルクが魔獣を倒し、王城に向かうまで騎士団長は負けることなく大悪魔と戦っていた。しかし相性が悪かった、大悪魔は広範囲の殲滅を得意としていたのだ。しかし流石は騎士団長と言うべきか人的被害は殆どなく、被害の大半は建造物だけだった。そしてベルクが合流し少しずつ大悪魔を追い詰めそう長くない時間で勝負はついた。
しかし一つ誰も予想出来なかった事が起きた。大悪魔は死ぬ間際に呪いを近くの敵三人に向けて放ったのだ。その内二人は戦っていたベルクと騎士団長、二人はステータスが物凄く高い上に苦し紛れに放った呪いなど簡単に抵抗に成功した。
だが残りの一人は違った。最後の呪いの罹った人物は地下で祈りを捧げていた第二王女だった。そして罹った呪いが【停止の呪い】この呪いにかかった者は年齢もステータスも、意識も体の動きすらも停止しただ死んでいないだけ。と言う状態になる。
そして不幸は続く。普通なら腕利きの解呪魔法師に頼み解呪する事ができるはずだった。しかし第二王女であるレフィーナ様は天才的なその才能で八歳にして聖女に選ばれ神から一つスキルを貰っていた。
そのスキルは【魔法無効】あまりに強いスキル。普通ならば数多の人々が欲しがるスキルであろう。しかも受けたい魔法の効果は任意で受ける事が出来たらしい。だが意識すら止まってる今はそのスキルがあまりにもマイナスに働いてしまった。
なんとかして治す方法を探すべく色々な方法を探したらしい。そして二年ほど経ったある日に神秘の薬水なら解呪する事ができるのを知ったと言う訳だ。それから王様は神秘の薬水を探し回っていると、
「それで知りたかったのですか……ん?ルーシア様が言えない理由は結局何だったのですか?」
「それは貴族が色々な人が知っている有名な話とはいえ王族であるレフィーナ様のことを喋るのは少し不味いのです。」
ふむ。庶民普通に喋るのは体裁的にマズイって事ね。
「貴族の方にも探してほしいと命令が出ているんですか?」
「はい。そう言う王命が出ているそうです。神秘の薬水関係の情報を集めて欲しいと。と言いますか各ギルドにも依頼として出ていますよ一応。なによりルーシア様が神秘の薬水のことを知りたいのは、」
「私とレフィーナ様は友達なのです。昔から一緒に居た友達なのです!」
少し泣きそうな声を大きくして私に訴えかけるように喋りだす。
「エリカ様。どうか、どうか私に少しでも可能性を下さい!レフィーナ様とはお互い助け合いましょうと言いあったのに、このままでは……」
私は隣りに座っているメアを見る。私の視線に気づいたのかメアが不思議そうな顔でこちらを覗いている。
(助け合っていくか……)
「勿論です。私で良ければ少しでも協力させて下さい。何も分からないかも知れませんが。」
「ありがとうございます。ありがとうございます。」
今にも泣きそうな顔で私に抱きついてくるルーシア様を落ち着かせつつ席に座らせる。
「エリカ様。私からもお礼を申し上げます。王都の邸宅に着き次第お礼をさせていただきます。」
「そんな!要らないですよ。前の件でも貰っていますし。それに私はルーシア様を助けたいと思ったから助けるだけです。」
「え、エリカ様」
(感極まった表情でこっちを見てる。これでなんにも判んなかったら凄い恥ずかしいよ。)
「しかしエリカ様もし何か分かったらきっと王から報奨があると思いますよ?」
「じゃあ、もし何か分かったらそっちだけ貰いますね。」
私はさっそく【世界図鑑】を出して開く、随分と詳しく聞いたし載ってると思うんだけど、、
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神秘の薬水
神力の宿った聖水、神々が作り出すその液体は全ての傷を癒やし、骨が一本でもあれば蘇生する事が出来る。また全ての呪いに効き、使用した者の全てを忽ちに癒やす。神級錬金術師や一部のダンジョンの、深層で作られる事がある。
精製方法は、古代龍の血、世界樹の葉、聖獣の魔石、精霊の粉、を混ぜて月の光をあて、そこに聖水を混ぜて神秘の花の蜜を入れて錬金する事で精製できる。
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えっ、作り方分かっちゃった。
時間があると筆の進みが早い。




