第45話
今日も投稿。明日も投稿できたらいいなー
馬車に揺られて街から離れてしばらく経ちもう日が沈もうとしている。未だに不安が拭えない。
けれど、今はそれよりも気になる事がある。
じーーーー
ルーシア様が何故かこちらをずーっと見ている。なのに私から視線を合わせると…
「っ!……………///」
こうして顔をうつむかせてモジモジしている。最初は見ていて可愛らしかったので声をかけるような事はし無かったのだが、流石にずっと無視するような形になるのは心苦しいのでそろそろ声をかけようか考えていると。
「そ、その!」
「はい!?」
「エリカ様は【世界図鑑】をお持ちと聞きました。それで宜しければなのですが、教えて貰いたい事があるのです。」
「ああ、それで先程から私の方を見ていたんですか。」
「気づいておられたんですか!?」
何故私の方を見ていたのか漸くわかったが、どうやらルーシアお嬢様は気付かれていないと思っていたみたいだ。
(逆になんで気付かれて無いと思ったんだろう?リーリエさんなんて微笑ましいものを見ている感じだったよ。)
「えーっと。それで何を教えれば良いんですか?私が知らないものだと、ある程度説明してもらわないと図鑑に載らないと思うので、名前だけとかだと厳しいのですが。」
「それなら大丈夫です。私が知りたいのは【神秘の薬水】です。」
「【神秘の薬水】ですか、一応少しだけ本で読んだことがありますけど何故知りたいのですか?」
「それは……」
「エリカ様それは私から説明させて下さい。お嬢様が理由を説明するのは少々問題がありますので。」
「まずエリカ様は【神秘の薬水】がどんなものかご存知ですか?」
私が知ってる事は基本的に本で書いてあったことのみだから基本的な事しか知らないし、間違った情報を得ている可能性もある。
「たしか最上位のポーションではなかったですか?死者すら蘇らせる事のできる。」
「そうですね。概ねそんな認識で間違っていませんが限定的な蘇生ならS級ポーションでも可能です。」
S級ポーション、それは売れば一生を普通に暮らしていける金額にもなる。
ダンジョンについて調べていたときにダンジョンに潜る理由として上位にくる理由として書いてあってので覚えている。
ポーションのランクはこのように、
S級 値段は約龍金貨1万枚、その効果は限定的ながら蘇生も可能とする。精製方法八割方不明。
A級 値段は約龍金貨百枚、両手両足なら全て同時に再生できる程の効果がある。人類が作れる最高級ポーション。
B級 値段は金貨百枚程度、B級からはまぁまぁ数が出回るので相場の変動がある。腕が切られても切られた腕があるならくっつけて再生可能。
C級 値段は金貨十枚〜二十枚、よく探索者や兵士などが使っているポーションで効果の差が一つ一つ違うことも多い。その為値段も差がある。
D級 値段は銀貨十枚程度、深い切り傷もすぐに治る。
E級 値段は銀貨ニ~三枚、切り傷程度ならすぐに治る。
F級 値段は銅貨四~五枚、効果は正直気休め程度でしかないけれど風邪とかには少し効く。
基本的にはこの七種類だけどもう一つだけ種類がある。それが、
伝説級 神秘の薬水 値段は不明、そもそも手に入ることは殆ど無い。過去に二度使用された例がある。その効果はどんな傷でも治し完全なる死者蘇生を可能とするとされている。入手方法不明。ただし迷宮天にて発見されたとの噂あり。精製方法不明。
「ではS級ポーションでは駄目な理由があるんですね?」
「S級ポーションは怪我を治し、蘇生もできます。しかし呪いを解くことが出来ません。ですが神秘の薬水なら可能なのです。」
「何故神秘の薬水なら可能なのですか?本にはそんな事載っていませんでしたが…」
「【世界図鑑】ですエリカ様とは別の方の【世界図鑑】に呪いにも効果がある事が記されていました。」
私以外の世界図鑑持ちに調べてもらっているなら殆ど私に聞いても意味無いのでは?と思ったが、リーンさんとのやり取りを思い出す。
「じゃあ私に頼むのは…」
「はい。エリカ様の【世界図鑑】は情報量がとても多いです。もしかしたら入手方法が判るのではないかと思い、お嬢様は聞いています。」
確かに私の世界図鑑の情報量は多いらしい。でもそれなら何故、
「なんでルーシア様が言うと問題になるんですか?」
「それは何故知りたいかの方に繋がってきます。私達が神秘の薬水を使いたい相手はこのネルシア王国の王族であられる、レフィーナ・フォン・ネルシア第二王女様なのです。」
ようやくここまで来た。




