第31話
色んな話を加筆修正したりしていますが特に読み直しが必要な場所はありません。
「嬢ちゃん達は知らないみたいだし説明するか」
「お願いします」
「まっ、俺もそんなに知ってる訳じゃねぇがな」
そんなことを言いながらガウンさんは机の下から一冊の小さい本のようなものを取り出した。
「それは?」
「これは俺の親父が残した手記みたいな物でな、親父は探索者だったからスキルの事についてもこれに結構書かれてる」
「手帳を買えるなんて高位の探索者だったんですか?」
「ああ。ランクⅦだったらしい」
ランクⅦその言葉を聞いて正直とても驚く。ランクⅦと言えばギルドマスターのリーンさんと同じランクであり、才能の中でも更に才能のある者だけがなれると言う程のすごい探索者だ。
「凄いですね。それにガウンさんのお父さんがそんなに凄いなんて思ってなかったです」
「はっはっは。俺もなぁ最初聞かされた時は嘘だと思ったぜ、なんせ俺が物心つく頃にはもう鍛冶職人として働いてたからなぁ」
「……っと話がそれたな。まあとゆう訳でこの親父の手記によると【刹那】のスキルは伝承スキルとゆう24個あると言われている最高位スキルの内の一つらしい」
「最高位スキル………」
「そ、それってもしかして御伽話で出てくる【蘇生】とか【祝福】とかのことですか!?」
最高位スキルと聞いた途端メアの食い付きが凄くなった。やはり最高位と言われるだけあって強いのだろうか、
正直私の場合はがむしゃらにやってたらなんか発動してしまっただけなので、特に強かったとかの感想よりも何これ?と思っている気持ちが大きい。
「お、やっぱり知ってるか特にその2つは有名だからな……まあ嬢ちゃんは知らないみたいだが」
「む……まあ知らないですけど」
私が少し不貞腐れていると、メアが意気揚々と喋り始める。
「私が教えてあげる!よくお母さんに聞かせてもらってたからちゃんと覚えてるんだ。お母さんは昔の勇者様と聖女様が使った伝説のスキルって言ってた」
「そうなんですか?」
メアのことを信用していない訳では勿論ないが確認のために一応ガウンさんに聞く。
「おう。間違ってねえよ、昔の勇者が【祝福】聖女が【蘇生】を使ってたのは本当だしある程度の歳のガキなら大体知ってるよ」
まあ正確にはこうゆうスキルらしいがな。と言って手帳を見せてくれる。
【祝福】
選ばれた者のみに、与えられる力。祝福を受けた者は器の限界を超えて成長し続ける事ができる。しかし忘れるな、器が大きくなった訳では無い。
【蘇生】
死者を死後間もない時に限り蘇らせる。ただし使う度代償を支払うこととなる。
蘇生の方はシンプルで分かりやすい。その名前通りだろう。しかし祝福の方はよく分からない、まず誰から祝福を得ているのかも書かれていないし、読んだ限りでは凄く成長出来るみたいな事しか分からない。
「いまいち分かってない顔してんなぁ」
「……はい、【祝福】の方が少し分かんなくて」
「まあ確かに少し抽象的な説明ではあるな。恐らくは成長の壁が無くなるって事なんだろうがな」
「壁ですか?」
「それも知らねぇのかよ、・・・まぁいいか。いいか、まず成長の壁ってのはレベルを上げる為に何かを達成しなければいけない状態のことだ。ちなみにこの達成する何かは基本的に分からない」
つまり何かをしないとどんなに魔獣を倒してもレベルが上がらないと言う事?だよね。しかも何をすれば良いのか達成するまでもしくは達成しても分からないと……
「基本的に成長の壁は人それぞれで来るタイミングもそれぞれ違う。極論レベル1でなるやつも居れば、レベル100まで来ないやつもいる」
「なるほど、じゃあ私は今まで壁にぶつかっているんですかね」
「十中八九俺はそうだと思うがな」
私が疑問を感じているとガウンさんは断言するように言ってくる。
「なんでですか?」
「そりゃあさっきスキル見せてもらうときに少しステータスを見たが明らかに普通のレベル10のステータスじゃ無かったからな」
「そうなんですか?」
私はやはりもう少し常識を覚え直す為にもギルドとか図書館で早く調べに行ったほうが良いかもしれない。いや行ったほうが良いようだ。
取り敢えず明日明後日も投稿します。
その後は26日あたりにまた連日投稿(その時のストックによって前後します)




