第21話
※誤字修正しました。少し変わっている部分がありますがストーリー上は全く問題ありません。
「じゃあ、始め!」
そうして模擬戦が始まった。
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リネアさんがはじまりの合図を告げ模擬戦が始まる。
私は動かず、まずは相手の出方を見ることにした。するとフューアさんが斬り込んできた。
「そっちが来ないならこっちからガンガン攻めるよ!」
「くっ、早い!」
フューアさんは思っていたよりも速い、私は何とか対応するが下手に受けると木剣を持っていかれそうになる。恐らく私よりもレベルは10は高いと思う。
(くう、キツイなぁこのままじゃ負ける。………模擬戦とは言え負けるのは嫌だし、少し工夫しないと)
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私は木剣を何とか受けながらも観察を長い間続けていると、やはり剣をやっていたと言っても本職では無い為、隙が多く何処かレベルに振り回されている感じが分かる
(ちっ、やっぱりレベル差があるから当たらない)
私もカウンターを狙って攻撃を仕掛けているが流石に速さも力も違いすぎる。例えフューアさんの攻撃に合わせれたとしても真正面から力をぶつけ合えば確実に負けるのは目に見えている。
「どうする、どうすれば当たる、アクセルスラストでもあと一歩足りない」
「んー?どうしたの降参?」
「そんなわけ、ないですよっ!」
(こうなったら一か八かやるしかない。)
私はフューアさんの横切りをバックで躱す、そして追撃と言わんばかりの袈裟斬りに入った瞬間、
「そこっ【アクセルスラスト】!」
ガンッ!木と木のぶつかる音が宿の中庭に響くそして、私が木剣を振り終わった後にはもうフューアさんの手に木剣は握られていなかった。
「うそっ、」
「そこまで、エリカちゃんの勝ちー!」
(ふー、何とかなったみたい。)
私は一か八かの賭けに勝って何とか勝利することができた。何故かリネアさんがパンを食べていたけど、
◇
「なんで、なんで私の木剣を弾けたの?速さでも多分力でも相当差が有ったのに」
模擬戦が終わった後フューアさんが最後の事について聞いてきた。まぁ最後以外速さで全然追いついていなかったのだから疑問に持って当然だ。
「えーと、最後のはですね身体に魔力を纏わせてアクセルスラストをはなったんです」
そういった途端フューアさんが凄い顔で近づいてきて私の肩を揺さぶる。
「もしかしてエリカちゃんは魔装が使えるの!?」
「い、いえ。違いますただの魔力操作ですよ?……この前図書館でチラッと書いてあったので一か八かやってみたん…ですが成功して良かったです。その、…魔装?ってなんですか?……それと揺さぶるのやめてーー!」
「あ、ゴメンなさい。つい興奮してしまって。それで魔装についてだけど、エリカちゃん、」
「はい?」
「もう一回その魔力操作をやってみてくれない?」
「いいですけど」
私はさっきの感覚……と言ってもあまり覚えていないのだけど体の中にある魔力を加速させるようにしていく、すると身体が軽くなったように感じたので少し体を動かしてみる。
「どう?何か違和感があったりする?」
「いや特にないと思います。本書いてあったとおり身体能力が少し上がってますね、二割くらいですかね?」
「それが魔装よ、まさかエリカちゃんが使えるなんてね、」
「普通は使えないんですか?」
正直魔力操作ができる人なら練習したりすれば誰でも出来る物だと思っていたのだが、
「そうね魔力操作が出来る人の中で100人に1人くらいかしら?確かに、ただ使えるだけなら珍しいだけなんだけどね。だけど使える人でも大抵はほんの少しの身体強化しか出来なくて気持ち悪くなる人が多いのよ、」
「気持ち悪くですか、全然感じないですけど」
「それならエリカちゃんは相当素質があるって事、このまま魔装を使っていけば大幅な身体強化ができるようになると思うわ」
(んー?おかしいなぁあの本には魔装なんて一言も書かれてなかったのに、……まぁいいか。今度ギルドの人とかに聞けばわかるでしょ)
私は今度探索者の人とかに聞けばわかると思い取り敢えず今は考えることをやめて後ろを振り向くとそこにメアが居た。
「あれ?メア起きたんだね」
「うん。さっき起きたら下から何かぶつかる音が聞こえてきたから来てみたんだ」
その言葉を聞いて私は起こしてしまったんじゃないかと思ったが日差しが思ったより高くなっている事に気づく。
「あれ?フューアさーん!私達どれくらい模擬戦してました?」
「んー、一時間くらいじゃない?どうしたの集中しすぎて気付かなかった?」
(はい。全く持ってそのとうりですよ、…………はぁそりゃリネアさんもパン食べ始めるよ、)
「お姉ちゃんどうかしたの?」
「いいや、なんでもないよ、少し自分に呆れただけ」
「そう。今日もホーンガルの森に行くんだよね?」
「勿論!ご飯食べたら早速行こうか」
「了解〜」
今月分ラスト、来月で一章が恐らく終わるはず多分、




