第22話
今月分先に一話だけ出しときます
模擬戦をして、ご飯を食べ終わった後に向ったのは昨日と同じホーンガルの森。本当は先にギルドに向かおうと思ったが、まだ戦闘に慣れてき始めたところなので、今日も適当にゴブリンを狩ったりすればいいと思いすぐに森に行くことにした。
「今日はまだ昼にもなってないから昨日より多く狩れそうだね」
「そうだね。でもまあ疲労が限界に来る前には帰るようにはするけど、疲れすぎて帰れなくなったら大変だからね」
「そっか、じゃあできる限り歩いていくの?」
「うん。無駄な体力消費は避けないと」
私達はこうして少し笑いながら会話をして森の中を進んでいった。
でも私は、いや私達は油断していた、ハイゴブリンですら何とかなったのだから大丈夫と心の何処かで安心していた。この森にはハイゴブリンなんかよりも圧倒的に強い存在がいると言うのに。
◇
「ふー、これで20匹目くらい?」
「18匹目だね、この調子でどんどん行こうよ!」
私は足を切って倒れていたゴブリンの首に剣を刺しトドメをさしながら、メアに話しかける。そしてふと空を見上げると木々の葉っぱの隙間からもう太陽の日差しが真上近くに来ていることに気づく。
「その前にそろそろお昼を食べないとね。今倒したゴブリンの魔石だけ取って、土に埋めたら移動するよ」
「はーい」
私はそう言いながらゴブリンから魔石を取り出し、メアが作った穴の中に死体を入れて上から土をかける。
土の掘り方?それはとても簡単。メアが地面に向かって【ボール】を放つだけ。そうすれば魔力の調節によっていい感じの穴が掘れる?し、その上土や砂などの地面を掘るのにそんなに魔力は使わないため、穴を掘る程度の魔力は歩いているうちに回復する。やはり魔法は便利である。
「う〜ん。やっぱり宿の食事を食べちゃうとこのパンが余計に硬く感じちゃうなぁ」
「全く、お姉ちゃんはそんな事言って。このパンだって水をかければそこそこ柔らかくなるんだから文句言わないの!」
「確かに、硬いことをのぞけば確かに保存食にしては意外と美味しんだけどさ、」
「そもそもリニアさんが探索者の食事なんて複数属性使える魔法使いとかが居なければこんなもんだよって、言ってたよ?」
「・・・」
「お姉ちゃん?どうかしたの?」
「いや何だか私の方が歳上なのにこう説教じみたことされると自信をなくすというか、なんというか」
(正直いくら記憶がないと言っても5歳以上も年下に負けているのは何かくるものがあるなぁ)
私はどうすれば良いのだろうかとか、自分に何が出来るのだろうかとか考えながらパンを食べていると、あまりの無知さ加減に少し泣きたい気分になってきた。
「えぇ!なんでお姉ちゃん泣いてるの!?」
いや違った。どうやらもう泣いていた。
「その、私の何もできていないちょっとした無力差に軽く絶望していただけだよ」
「そんな事無い、お姉ちゃんは十分凄いよ、少なくとも私にとっては命の恩人で、優しくて、強くて、今では一番大切な人だよ?」
「そっか、ありがとう。なんか凄い嬉しいな。確かに英雄や、勇者みたいに何かを背負ってるわけでもないんだから、そんなに考えることでも無かったかもね」
少し悲しい感じの話も終わり私達は食事を続ける。そこで昨日から少しチラっと思っていた事を聞いてみた。
「そう言えばメアのステータスは今どんな感じなの?」
「え、私のステータス?」
「うん。あれから随分と魔力量も上がってると思うし、どんな感じかな?って思って」
「えーっと少し待ってね、…………ステータスオープン」
メアは残っていたパンを急いで食べると私にステータスを見せてくれた。
名前 メア レベル6
年齢 9歳
職業 魔術師
体力105/105
魔力117/150(+10)
攻撃∶7(+5)
守備∶8
速度∶11
知力∶38
器用∶17
武器スキル
【杖術】
魔術スキル
【無魔法】
スキル
【家事】 【解体】 【毒耐性小】
エクストラ
【植物図鑑】 【魔力操作】
加護
天の加護Lv1
「えっと、凄い上がってるね。職業も村人から魔術師になっているし魔力なんか7倍くらいあるよ!?」
「う、うん。確かにさっきから土を掘るために魔力を少しとはいえ、いっぱい使ってるのに疲れないとは思ってたんだけど…………」
あまりの上がり方に私はとても驚いてしまった。でも正直いくら才能があってもこんなに上がるだろうかと疑問に感じているとステータスの最後に書いてある項目に目が行く。
「加護?……メア、その天の加護って何か知ってる?」
「分かんない。少し待って………………お姉ちゃん分かったよ」
メアに書いてあったことを簡単にまとめて説明して貰うとこういう事だった。
天の加護Lv1
天の加護は天の神に祝福を受けた者が稀に受ける加護で、その効果は魔法や魔力の扱いの習熟速度が上がるのとステータスが上がる時に魔力量の増える値に補正が入ると言う事。ただし体力の増加が少し下がる。
Lvが上がるほど効果も大きくなる。
(なる程。確かにこれならこの魔力量も納得できる、でも天の加護はこの前見せて貰った時には無かった気がするけど。それに普通のスキルとかは簡単な説明しかないのに加護はちゃんと説明が書いてあるんだね、なんか不思「ねえねえお姉ちゃん!」議)
「なに?」
私がまだ加護について考え込んでいると途中でメアが話しかけてきた。
「お姉ちゃんのステータスはどんな感じなの?私よりもレベルが高いし気になるよ」
「ふふっ。そっか確かに気になるしメアだけ見せたら不公平だよね。ステータスオープン」
名前 エリカ レベル9
年齢 14歳
職業 魔法剣士
体力231/231
魔力84/92
攻撃∶30(+20)
守備∶15
速度∶35
知力∶19
器用∶20
武器スキル
【短剣術】 【剣術】
魔術スキル
【聖魔法】
スキル
【毒耐性中】 【投擲】 【観察】
【鑑定】 【守護】
エクストラ
【世界図鑑】 【生命維持】 【魔力操作】
ERROR
【Error】
「昨日も自分でチラっと見たけどステータスは全体的に上がってて、近距離遠距離で戦闘の出来る魔法剣士って感じだよね、職業通りだけど」
実際増えているスキルも鑑定を除けば剣術と守護くらいでその内剣術は短剣術とほぼ変わらない為、よく分からないのは守護くらいだ。
【守護】
守る対象が居るときだけ使う事ができる。自分の守備が2倍になるただし発動中は魔力を使用する。
しっかりと確認して思う。やっぱり少し嫌なスキルだと
(確かに凄い強いスキルだと思うけど、あんまり使いたくないスキルだね。確かにこのスキルは強いけど、ある意味これはメアや街の人とかが危険に晒されている時でもあるはずだから、そんな時はやっぱり来ないに限るよ)
メアが私のステータスを取り敢えず満足に見終わった時には、パンを食べきっていたので、話したいことは宿に戻ってからすると決め、森を進むのを再開した。
ステータスの書き方を変えてみました。恐らくこっちのほうが分かりやすいのでこれからはこの書き方で行きます。
この話より前の話のステータスは暇なときに修正します。
この世界では、9歳で、言葉的に難しい事があまり分からなくても精神的には中学生くらいしっかりしているのでメアは結構色々な事を考えています。(^^)/
※ステータスに、名前とレベルを入れ忘れていたので追加しました




