第19話
「ふっ、!はっ!せいっ!」
「【ボール】!!」
私達は森の中を歩きつつゴブリンを倒していく
『経験値が一定に達した事によりエリカのレベルが9に上がりました』
(ん?またレベルが上がった、)
森の探索を始めておそらく5時間くらい経っただろうか?倒したゴブリンの数は60くらいにはなっていて私のレベルは9にメアのレベルも6になっていた。
「んー、日も暮れ始めてきたなぁそろそろ戻んないと駄目かな?」
私はメアにどうしようかと、問う。
「そうだね確か後二時間くらいで通常の門が閉まっちゃうから帰りの事考えてもう少ししたら戻らないと駄目かも」
「そっか。なら今日は少し早く戻ろうか初日だし」
「うん、そうだね」
そうして私達は来た道を辿って戻ろうとした、その時
「ギャャグギャガァ!」
木の上からメアに向かって棍棒が振り下ろされた、
私は咄嗟に剣でメアを守ったが、不意打ちだったのと体制が不十分だったため手首を痛め剣を手放してしまうが、剣を拾うよりも先に急いで私は相手を確認しようと顔を上げた、
「ハイゴブリンっ、」
そこに居たのはゴブリンの上位種ハイゴブリンだった、ハイゴブリンは普通のゴブリンを少し大きくしたような感じで大きさは1メートル程、違いは頭に二本の角が生えてる事くらいだろうか?
「っ!……メアっ!」
「うん!【バースト】!」
メアが撃ったのはレベル5になった時に使えるようになった魔法で、【ボール】よりも威力少し高く範囲が広い、その上速さも少し上がるので敵に当てやすいが、その分魔力が【ボール】の三倍程使うためあまり連発は出来ない。
そして放った魔法は近距離だった事もありハイゴブリンに直撃した。
「ガアァァァ!」
しかし流石は上位種と言うべきか、少し怪我をした程度でこちらに威圧的な視線を送ってくる。が、メアが【バースト】を放っている間に剣を拾い事前に買ってあった低級のポーションを飲んでいた私がすかさず追撃する。
「【アクセルスラスト】」
剣術のスキルを取得したときに手に入れた剣速が上昇する技アクセルスラストを使いハイゴブリンの右手を肘と肩の間辺りで切断する。
だがすかさずハイゴブリンももう片方の腕で打撃を繰り出してくるので私はしっかりと刀身で防ぐ。
(もう一発、次で仕留める!)
「はぁぁぁぁ、【スラッシュ】!」
そして横薙の一撃を与えてトドメを刺した。
「ふー、少し危なかったね。」
「……………」
「どうしたの?」
「その……私が気を抜いていたからお姉ちゃんが、」
どうやらハイゴブリン最初の攻撃で庇われたことを気にしているらしい
「気にしなくていいよ、私も油断してたし魔法で助けてくれたし、おあいこだよ、ね?」
「…………うん、」
私は少し泣きそうになっているメアを軽く抱きしめて頭を撫でる。
「暖かいね、」
「お姉ちゃんのほうが暖かいよ」
「そう?ほら、早く街に戻ろう」
◇
そんなこんな初日から色々な事があったけど怪我なく街に帰ってこれたのでそのままギルドに向かい依頼の終了を報告しに行くとこの前と同じ受付の人が居たのでその人の場所に行く。
「あら?ゴブリン五匹にしては遅かったわね、何かあったの?」
「いえ、すぐに終わったのでそのまま狩り続けてたんです。えーと……はいどうぞ、討伐証明の魔石ですね63個あります」
「63!?今日一日でこんなに倒したの?」
「はい。多いですかね?」
「そうね、ランクⅤくらいの探索者4人くらいで一日掛けて150匹くらいなら狩れるでしょうけど、新人二人が5、6時間でこんなに狩ったのは始めてね、」
「お姉ちゃんお姉ちゃん、あれは?」
「ん?あ、そうだった」
「まだ何かあるのかしら?」
私は自分の腰についてるポーチからハイゴブリンの角を受付のカウンターの上に出す。
「ハイゴブリンの角?もしかして襲われたの!?」
「はい。奇襲を受けてしまって、少し危なかったですけど、大した怪我なく倒せました」
私が怪我なく無事だと言う事を伝えるとお姉さんは安心したのかホッと胸を撫で下ろした。
「そう、無事なら構わないわお疲れ様、今依頼達成のお金を持ってきてるからまってね」
そんな感じで少し待っていると銅貨25枚を渡された。ゴブリン五匹で銅貨二枚63匹なので24枚なのだが余りの三匹分で1枚追加されて25枚だ、それに加えてハイゴブリンの角の買い取りで銅貨3枚貰ったので銅貨28枚が今日の分の報酬となった。
「よし、じゃあ戻ろうか!」
「うん」
「ありがとうございました、えーと」
「そう言えば自己紹介してなかったわね、サーラって言うわ」
そのまま私達はサーラさんにお礼を言い、特にやる事もないため宿に戻った。
来月投稿できるか分からなくないので出来なかったらゴメンナサイm(_ _)m
今月分はまだ後2話あります




