第12話
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「まぁそこの椅子とかに勝手に座って頂戴」
そう言ってギルドマスターは座って紅茶を飲み始める。
「あ、はい、失礼します」
「失礼します」
私達が座ると何やら不思議な空気が漂って変な間ができる、
「えっと………それで何の御用ですか?」
私がそう切り出して聞くと
「そうね、まぁ焦らないでまずは自己紹介でもしましょう?」
ギルドマスターはティーカップから唇を離して喋り始めた
「じゃあまずは私からよね、私の名前はリーンよ、宜しくね。一応5年くらい前まではⅦランクの探検者をやっていたんだけど少しケガをしてしまってね、今はこのセフィランの街のギルドマスターをしているわ」
「えっーと…………エリカと言いますよろしくお願いします?」
「め、メアって言います」
そうしてまた変な間ができた
「…………え、それだけ?もうちょっと何か出身地的なものとかはないの?」
「私は記憶がほぼ全く無くてその………分かりません。」
「私の村はなくなりました」
そう言って私達二人は半分困ったように下を向いた。
「ごめんなさい、私が悪かったわ少し無神経にきいてしまったみたい。…………………そうね、少し気分が暗くなってしまったけど本題に入っちゃいましょうか」
「はい、それで本題ってなんですか?」
「うん、それ何だけともう一度確認するんだけど世界図鑑を、持っているのよね?」
「はい、持ってますよ。でも、持ってる人は中々居ないとは聞きましたがそんなに珍しいですか?」
「まぁ珍しいか珍しくないかで言ったら、勿論珍しいわよ、でも幻程のじゃ無いから私も両手で数えるくらいは、持っている人を知っているわ。」
「えっとじゃあなんで私は、ここに?」
「うんそれはね、貴方達は世界図鑑についてどれくらい知っているかしら?」
「えっと、それこそ珍しいのと、神が決めたものならなんでも図鑑に乗る事くらいですが」
「そう、そこの神が決めたものならって言うのと、もう一つ、世界図鑑には他の個人図鑑と違う場所があるの。それがね、図鑑に載る情報の個人差よ」
「情報の個人差ですか?」
「ええ、例えばそうね、【魔獣図鑑】」
するとリーンの前に、一つの本が出て来た。
「私の個人図鑑は魔獣図鑑何だけど、貴方の世界図鑑に載っている魔獣は何が居るかしら?」
「えっとパワーウルフが居ます。【世界図鑑】これです。」
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パワーウルフ
その名の通り力の強い狼種で、体長は80センチ〜1メートル程の個体が一般的である。
体の中でも特に顎の力が強いため戦う場合は注意する必要があり。暗闇でも目がよく見える為夜でも厄介である。
狼種の中では珍しく群れる事がほとんどなく、大体一匹や二匹でいることが多い。
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「なるほど、貴方は凄く珍しいわ、」
「どうゆう事ですか?」
「私の図鑑にはこう書いてあるのよ。」
そう言ってリーンは魔獣図鑑の中の1ページを見せてくる。
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パワーウルフ
力の強い狼種で体長は80センチから1メートル程。
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そこに書いてあった情報は私とは全然違っていた。
「えっと、これだけなんですか?」
「そうよ、普通はこれくらいしか乗っていないわ。まぁ、これで世界図鑑が特殊だと言う事がわかったわね?」
「はい」
「それに貴方は凄く情報量が多いわね、これなら食べていけないなんて事は、ないで、しょう。」
そう言ってリーンは机から紙を取り出して、何かを書き始める。
「その紙はなんですか?」
「これよ、」
そう言って差し出した紙には、〔ラーヴェル伯爵への紹介状〕と書かれていた。
(ラーヴェル伯爵?)
「誰ですかみたいな顔をしているわねエリカちゃんは、メアちゃんは知っているみたいだけど、」
「メア?誰か知ってるの?」
「このエイシス領の領主様だよ。」
(へー、ん?じゃあなんで紹介状を?)
「ふふ、不思議そうな顔をしているわね、これを渡す理由が実は本題何だけど、実は伯爵に世界図鑑の持ち主を見かけたり見つけたりしたら、紹介をして欲しいらしいのよ、」
「なんで紹介して欲しいんでしょう?」
「多分だけど世界図鑑には情報量が貴女みたいに多い事があるじゃない?するとアーティファクトとか古代の遺品場所などが大まかにでもわかったりする事があるのよ、」
「えっとつまり伯爵は何か欲しい物があるんですかね?」
「えぇ、おそらくね。」
「えっと後は、………………」
この後10分程説明をされたエリカだったが、
(んー、何か私あんまり貴族ってイメージ沸かないなぁ、)
話をしている最中そんな事を考えていたので、内容よりも正直貴族に興味があった為、後でメアに聞き直して、少し怒られるのだった。
◇
「えっとじゃあ伯爵の屋敷には明日行くとして、次は武器屋にでも行こうか、幸いいい武器屋をリーンさんに教えて貰えたしね、」
「うん、流石に今の装備じゃ強い魔獣とは戦えないからね。」
そうして総合ギルドをでた二人は武器屋に向かうのだった。




