第10話
私は白い世界いや、黒かもしれない、そんな訳のわからない場所にいた。
そんな世界の中心には、剣が一本宙に浮いていた、その剣は鍔のところに一対の鳥のような羽があった。しかしその羽は片方は白く、もう片方は黒だった、そしてその刀身は白く、中心に黒い線がはいっていた。
私は惹かれるように歩きだし
気づいたらその剣を摑んでいた、そして掴んだ途端体の中に何かが流れ込んできた。しかし不思議と不快感はなく何処か懐かしいような感じがした。そしてそのまま剣を上に、持ち上げて、
私は..........その剣で世界を切った。
「んぅ〜、」
私は起きてそうそうそんな声を漏らした。
「もう少し眠いけど起きますかね」
よいしょと私は体を起こして周囲の確認をした私のすぐ隣ではメアが寝ており焚き火の火は消えていた。
「メア〜起きてー。」
そう言いながら私はメアの体をゆすった。
「んむぅ、もう朝?」
「うん朝だよ。おはよう」
「おはよう、お姉ちゃん。今日の予定は?」
「今日はこのまますぐに、ご飯食べたら街に行こう!」
私達は起きてすぐいつも道理のパンを食べて、街に向かう事にした。
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「お姉ちゃん、そう言えば何だけどさ、」
「ん、何?」
「昨日見張りとか考えて交代で寝なくて良かったの?普通に魔獣居るんだし。」
「あ〜········全く持って忘れてた。あはは」
(魔石の話をしてたからすっかり忘れてたなぁ)
「いや、あははって」
「申し開きもないなぁ。」
そんな会話をしながらエリカとメアがあるき始めて少し立った頃。
「お姉ちゃん!見えてきたよ!」
「おおー大きい壁に囲まれてるんだねー。」
見えてきたセフィランの街は6メートル程の石で作られている壁に囲まれていて門の前には何台か馬車が並んでいるのが見える。
「え〜っと並ぶ場所はこっちの方だね。」
メアは馬車が並んでいる隣の方の門に歩いて行くので私はそれに付いていった。門の前には10人ほど人が並んでいるので私達は一番後ろに並ぶ。
しばらくして私達の番が回って来た。
「次の人どうぞ〜。」
「はーい。」
「ん?お嬢ちゃん達二人だけかい?親はいないのかい?」
「実は······」
「何‼村が魔獣に襲われて無くなっただと!」
「はぃ··。」
「それで一体どんな魔獣だったんだ?」
「ええと黒い体で長い首が2つあって、青い煙が出ていました。その後は気絶してしまって··」
「う〜む聞いた事がないな、まぁ上には提出しておくが、それで生き残りは···」
「私だけです。」
「そうか、ん?私だけとは?そちらの青い髪のお嬢ちゃんは?」
「エリカお姉ちゃんは記憶喪失なんですけど、気絶していた私を助けてくれたんです。」
「そ、そうか二人共大変だったな。取り敢えず村があった所には確認を出すから。」
「はい、それで街に入りたいんですけど。」
「そうだな。じゃあ身分証をっ…て、持ってないか。」
「す、すみません。」
「いや、謝る事じゃないよ。仕方ないな事だしそうだね、仮の身分証を貸すから、銅貨二枚ある?」
そのまま私達は銅貨二枚を払って仮の身分証をもらい街に入ることが出来た。
「えーっとじゃあまずはギルドに行ってみようか?」
「そうだね。宿も取らないといけないし早くいこ。」
(確か南の方に暫く歩いたら総合ギルドがあるって言ってたっけ)
総合ギルドとは、この大陸にある色々なギルド、例えば商人ギルドや探索者ギルド、などなどそのようなギルドを一纏めに建物に詰め込んだ建物らしい。
(一体どんな建物なんだろう?まぁ行ってみれば分かるよね。)
そういって総合ギルドに向けて歩き出した。




