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黒翼のライブラリィ  作者: INTER
始まりと静寂する森
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第9話

「お姉ちゃん、寝る場所は何処にするの?」


「あ、そっか、それを考えないとね。メア何かいい案ある?」


「え!、私!」


まぁ当たり前だが。なんと行ってもエリカは記憶がないため、メア頼みになるのは必然ですらあった。


「えーっと魔獣が来るかもしれないから開けた場所よりも何か壁に出来る場所が良いと思うよ?」


「なるほど、じゃあもう少し歩こうと思ったけど今日は森で寝ようか。」


そう言ってエリカはあたりを見回し、ある方向を指さして言った。


「あそこにしよう。」

そうして指した方向は、大きな岩があり、後ろからの襲撃などを防ぐことができそうな場所であった。


「そうだね。あそこならちょうど良さそうだし、あそこにして、食事の準備をしようよ。」


その言葉に少し疑問を持ったエリカはメアに質問する事にした。


「ん?食事の準備ってあのパンを食べるだけじゃ無いの?」


「まぁそうなんだけどあの狼の魔石が残ってたら火を起こして焼いて食べれると思ったの。」


「魔石? 火を起こす?」


「うん魔石って言うのはね、魔獣が持ってる魔力の塊で魔獣が強い程大きくなっていく石みたいな物だよ。」


「それで火を起こせるの?」


「うん。魔石は大抵傷付けると燃えるから便利なの。でもある程度大きい魔石だったり、種類によっては消えちゃう事や爆発とかも起きたりするんだって。」


「へー不思議だね。」


「うん、不思議だよね、でも街に行ったら何か分かるんじゃない?」


「そうだね、そう言う事も調べないといけないのか。」


「調べることがどんどん増えていってるけど大丈夫?」


「まぁ大体の事は人に聞けばいいからそんなに難しくはないでしょ。」

そんな事を思うエリカだった。 


「それで少し話がそれたけど、焼くの、お肉?」


「うん。お姉ちゃん少し、短剣貸してもらえる?」

そう言われたのでエリカはメアに短剣を普通に渡した。

そうしてメアは短剣を受け取ると、パワーウルフに短剣を刺して解体していった。


「ん、あったあった。」


「それが魔石?」

暫くしてメアの右手に握られていたのは5センチ程の半透明の石だった。

「うん。ちゃんとあって良かったよ頭が吹き飛んでいるからないかもしれなかったから。」


「魔石のある位置ってバラバラなの?」


「ううん。大体は種族で決まっているらしいよ?例えばウサギなら頭、狼なら胸から首辺りにあるし。」


(ん?じゃあ頭が吹き飛んでいても心配ないんじゃ?)


「お姉ちゃん何考えてるの?...あぁもしかして魔石の位置の事?」


「え、あぁ、うん。」


「それなら確かに位置は大体決まっているけどあくまで大体って話だからね?私は見たことないけど中には体の外に魔石がある魔物もいるらしいよ?」


「なるほどそう言う事ね。じゃあさっさと火を起こしちゃうか。」


「うん。えーっと枯れ葉を集めて真ん中に石を置いてっと。」

そうしてメアは石を枯れ葉で囲むように配置し魔石を投げつけた。そして魔石が石にあたると


ボッウ!


魔石が燃え始めた、


「本当に燃えるんだね。」


「じゃあお姉ちゃん、血もほとんどないと思うからさっさと焼いちゃおう!。」


「分かった。えーとじゃあそこらへんの棒を削ってっと。はい。メアの分も。」


「ありがとう。」


「じゃあ焼けるまでまとうか。」


「今のうちにステータスボードの確認したら?」

「それもそうだね。」

そう言って私はステータスボードを開いた。




名前  エリカ レベル5



年齢 14歳

職業 短剣士


体力150/150

魔力61/61


攻撃∶23(+8)

守備∶11

速度∶20

知力∶9

器用∶16


武器スキル 


【短剣術】


魔術スキル


【聖魔法】


スキル

【毒耐性中】  【投擲】  【観察】


エクストラ

【世界図鑑】  【生命維持】  【魔力操作】


「んーステータスが少し上がってるくらいだなー。そう言えばレベルってどこまで上がるの?」


「それはわからないけど昔の勇者様は300を超えていたとかお話で聞いたことあるよ。」


「300かー気の遠くなる程のレベルだねー。」


「お姉ちゃんは強くなりたいの?」


「..分からない、けどもっと強い魔物や人と戦ってみたいとは思うかな、なんてね。」


「そっか」


「だから街についたら情報を集めて戦いに行きたいな。」


「駄目だよお姉ちゃんしっかり生活品も買わなきゃ。」


「あぁ、確かに忘れてたよ。あはは」



「お肉焼けたみたいだよ、コレを食べて今日は寝よう。」


そうして二人はご飯を食べて眠りについた。

「おやすみメア。」

「おやすみお姉ちゃん。」




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