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〜異世界冒険記3〜マリと散歩をしてみた

久々に長めに書きました〜

よろしくですm(_ _)m

「…ごめんね、マリ。

一応聞いておくけど、本当にそれをつけて『散歩』に行くの?」

僕は思わずマリにそう聞いてしまった。

 僕がそう聞いた理由としては、

「よ〜し、散歩ならやっぱり『これ』は必要だよね!」

そう言ってマリが自分の首に、『首輪』そして、その首輪に『リード』をつけたからだ。

 そしてマリは、

「え?逆にこれが無いといつもワタルは散歩に連れて行ってくれなかったじゃないの!」

そう言ってマリが僕に怒ってきたので、僕は何も言えなくなってしまった。

 (まぁ確かに日本に居たときには、散歩に行くときには必ず首輪とリードをつけて行っていたから間違ってはないんだけどね…。)

僕が自分だけで、そう納得が出来てしまったので、

「…まぁ良いか。

それじゃあ散歩を始めようか。」

「うん!とりあえずワタルはこれを持って〜。」

と言って、マリは僕に自分のリードを渡してきて、

「それじゃあ散歩にレッツゴー!」

マリのそんな号令を合図に、僕たちは散歩を始めていった。 


 散歩をすると言っても村に戻ってする訳ではなく今僕たちが居る、海でおこなう。

 流石に村の中をこの格好のままうろつく訳には行かないからね。

 そんな感じで、僕たちは海をのんびり散歩をしていた。

 するとマリが、

「こうして散歩をのんびりしたのって、どれくらい前が最後だったかな?」

そう言って僕の方を見てきたので、

「最後と言うことはこの世界に来る前の時だから、大体3ヶ月前くらいかな。」

僕はマリにそう答えてあげた。

「へぇ、こっちに来てからそんなに経ってるんだ〜。早いもんだね〜。」

そう言ってマリは、少し驚いた感じで喋っていた。

 「…元の世界に帰りたいって思ったことって、マリにはあるの?」

 唐突ではあったけれど、僕はマリにそう尋ねてみた。

 マリは僕とは違って、望んでこの世界に来た訳ではない。

なのでどこかで確認はしておこうとは思っていた。

 (こっちに来てからのマリの生活を見ていたら不満はないのは分かっている。

 だからマリから返ってくる返事は、大体予想をする事は出来る。

 でも確認をしておくのは大事だから、一応ね。)

僕は頭の中でそう考え、マリの返事を待った。

 マリの返事は僕の予想通りで、

「ん〜、別にそう思った事はこの世界に来てから一度も思った事は無いかな〜。」

マリはそう返事をしてくれた。

 しかし、そこからは少し僕の予想とは違っていて、

「あ、でもね。」

とマリが続きがあるかのように話し始めたので、

「でも?」

僕は気になったのでマリにそう尋ねてみた。

 そしてマリは、

「心配事が1つあるんだ〜。」

そう言った。

 (心配事?

ん〜…。考えても考えても思い当たらないな。)

 少し考えたが、僕にはマリの思っている心配事が想像出来なかったので、

「ごめんねマリ。

少し考えたんだけど分からなかったから教えてくれないかな?」

僕は素直にマリに聞くことにした。

 マリは、

「良いよ〜。」

と言って快諾してくれた。

 そしてマリは、

「私の心配事はね、

『この世界に来たことをワタルの家族に伝えなくても良いのかな』って事なんだ。」

 ここで一息つき、

 「だって私達って()()してこっちに来たんだよ?

 だったら、居なくなった私達を探しているかもしれないし…。」

 マリは僕にそう言った。


「………忘れてた。」

 マリの話を聞いた僕の第一声は、そんな呟きだった。

 そして

(…確かにマリが言うとおり、僕たちがこの世界にやって来たのは転移だ。

 つまり、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()のだ。)

 僕は頭の中でそう考え、そして『転生』と『転移』の違いを、続けて頭の中で説明していった。


        〜説明中〜

 アニメ知識での説明なので実際には本当なのかは分からないが、まぁ問題はないだろう。

 それではまずは、『転生』について説明していこうかな。

 それと、先程も言ったようにアニメ知識からの説明なので、アニメ好きの人はこの説明は飛ばして貰っても構いませんm(_ _)m

 

 『転生』とは、自分が居る世界で死んでしまった時に、異世界の神様やそれに近い存在の人から強制的、あるいは選ばれて召喚される。

 それと、その転生に選ばれる人は大体が何かしらの陰謀などに巻き込まれているため、記憶などもそのままで召喚される事が多い。

 ただ転生の場合は元の世界で一度死んでいるし、目撃者も多いものがアニメでは多かった。

 そのためニュースなどで報道をされ、そのニュースを見た親族が、

「…あの子、死んじゃったのね…」

みたいに、転生した人が死んだ事を理解出来るので捜索願を出される心配もない。

 

ただ『転移』の場合は違う。


 まぁ読んで字の如くではあるが、転移の場合は元の世界では死んではおらず、選ばれて召喚をされるパターンが多かった。

 なので、元の世界では急に居なくなる事になってしまうので、

「あれ?あの子、どこ行ったの?」

みたいな感じで戸惑って、

「…よし、警察に捜索願を出そう!」

みたいな結論になるだろう。

 なので転移の場合は、割と元の世界にも影響を与えたりするものである。

 以上が、僕がアニメ知識だけの説明です。

それではここからは本編に戻りますので、よろしくね?



       〜説明終了〜

 

 そうして頭の中での説明を終わった僕は、

「さっきマリが話した、転移についての知識は、僕や僕の家族と一緒にアニメを観ていたからついたんだよね?」

 マリがアニメの知識を持っていた事には少し驚いたが、僕の家族はみんながアニメ好きでリビングに行くと、大抵は誰かがアニメを観ている事が多かった。

 そしてマリはリビングに居ることが多かった。

なので、その時にアニメの知識を覚えたのだろう。

 そして僕の予想は当たったらしく、

「そうだよ〜!ワタル達と一緒にアニメを観てたから、自然と覚えたんだ〜。」

元気にマリがそう返事をしてくれた。

(日本での事がこっちでも役に立つなんてね。

 それこそ『アニメ』みたいだな〜。)

僕がそんな事を思っていると、

「とりあえず、さっきの私の心配事はどうやって解決しようかな。

 『アニメ』なら、()()()()()が助けてくれてたんだけどね〜。」

ヤレヤレといった感じで、マリが僕にそう話してきたが、

「…あれ?そういえばエルって女神だよね?

なら、エルに連絡をしたら解決するんじゃない?」

 そう言って、マリは自分の話した事から答えを見つけたようだ。  

 ちなみに僕は、頭の中で説明を始めた辺り (正確にはマリから転移の言葉を聞いた辺りではある…)でマリの心配事の解決はエルに任せれば良いのでは?と気付いてはいた。

 だけど話すタイミングを逃してしまった僕は、マリにその話を切り出すことが出来なかった。

(マリには申し訳ないけど、僕は気付けなかった事にさせてもらおう…。)

少し罪悪案を感じながらも、

「流石だよ、マリ!

僕には気付けなかったよ!」

 僕はごまかす為に、全力でマリを褒めた。

しかしどうやら、マリには僕のつまらない思惑は通じなかったらしく、

「ワタル…

エルに相談すれば良いって気付いていたのって今じゃないよね?何時いつ?」

 少し低い声でマリが僕にそう言ってきた、

しかも笑顔で。

(…笑顔が…怖い…)

僕はそう思いつつも、黙っているとさらに酷くなりそうだったので、

「…申し訳ありません!

マリから転移の話を聞いた辺りで気付いていました!」

そう言いつつ、僕は全力の土下座をマリにした。

 そんな僕を見たマリは、

「別に怒っている訳じゃないからそこまでしなくても大丈夫だよ、ワタル。」

 優しい声でそう言ってくれたので、

「…本当に?」

マリにそう確認すると、

「うん、もちろんだよ!」

笑顔でそう答えてくれたので、

「…良かった〜。」

僕は安心してその場に座りこんでしまい、

「悪いんだけど少し時間をくれないかな?」

マリにそう聞いてみると、 

「良いよ〜。でも。」

そう言って僕の横に座ってきて、

「さっきの罰として私に膝枕をお願いね?」

僕にそう言ったので、

「…どうぞ。」

と言って僕は膝をマリの方へ向け、

「ありがとね。」

マリからそうお礼を言われ、僕らはしばらく座りこんでいた。

 


         〜続く〜

久々に納得のいく話しが書けたと思いますので、よろしくですm(_ _)m

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