〜異世界冒険記3〜起きるまでに少し説明を受けてみた2
特には伝える事はありませんが、読む前にこれだけは伝えておきます。
この話は、「ほのぼの」です。
それを理解してお読みくださいm(_ _)m
泣きそうにはなったけど、なんとか泣かなかった僕は、
「そういえばマオさんの話を聞いていて、疑問に思ったことがあるので、僕からも質問をしても良いですか?」
と言ってマオさんに質問をしようと手を上げてみた。
マオさんは、
「良いですよ。」
と言って質問の許可をくれたので、僕はマオさんに質問をしてみた。
「『未来予知』でミナさんに起こる悲劇を事前に知っていたと、先ほどマオさん自身から聞きました。
そしてマオさんなら『未来予知』で知った、ミナさんに起こる【悲劇】をミナさんに伝えているとは思っています。」
ここで僕は一息つき、そして続けて、
「なら、ミナさんに起こる【悲劇】を止められたのではないですか?」
と言って、僕はマオさんにそう質問をしてみた。
僕がこの質問をした理由は、『未来予知の程度』を知りたかったからである。
僕がこの世界に来る前に観ていたアニメでは、
行き過ぎた『未来予知』を持ってしまった善良な人が悪に堕ちていく、そんなアニメを観ていた。
まぁマオさんは人間ではなく魔族である。
なのでどちらかというと魔王側の人なので、普通なら勇者の僕とは、敵対関係にある筈だ。
しかし、良い信頼関係を築けているマオさん達とは、敵対関係になりたくない。
なのでこの質問は、その予防策として僕なりに考えてしたものだった。
そんな『一人シリアス展開』を作っていた僕だったが、
「いえ、私達がエルさんから貰った『未来予知』は、そこまで万能ではありませんよ。
確かに未来に起こる出来事を『知る』事は出来ますが、未来に起こる出来事を『変える』事は出来ませんので…。」
とマオさんが説明をしてくれたので、
(あ、別にこれなら心配は必要ないかな。)
僕はそう察したので、『一人シリアス』は幕を閉じた。
そしてマオさんは続けて、
「それに、この『未来予知』の力で見たものが必ず起きる訳ではなく、あくまで『未来に起こる可能性の1つ』を知ることが出来るだけですので。」
ここで一息つき、続けて、
「しかもあまり鮮明には分かりません。
例えるのでしたら、
『…この後、この人に何か良くない事が起こりそうな気がする。』
こんな程度しか分かりません。」
さらにここで一息、
「ですので、私達が持っているこの力は、『未来予知』ではなく、ただの『予感』ですね。
ちなみに、私が感じた『悪い予感』に関しては、ちゃんとミナさんにお伝えしましたよ?」
マオさんは長々とそう話してくれた。
(最後の方は、未来予知がただの予感に置き換わっていたが、まぁ気にしないでおこう…)
僕はそう思うことにして、話し終わったマオさんに、
「そして、マオさんの『悪い予感』が当たってしまい、ミナさんが『マリとカケルに追われた』と。」
そう伝えた。
マオさんは、
「ええ、そのとおりですね…。
私の悪い予感は、当たって欲しくはなかったですが…。」
マオさんは少し暗い顔をしていたが、
「まぁただの『予感』ですので、さして問題はないでしょう。」
と言ってすぐに元の表情に戻り、
「他に質問のある方は、いらっしゃいますか?」
僕たちにそう聞いてきた。
(…この切り替えの速さは流石だな。)
僕はそう思いつつ、
「いえ、僕はもう大丈夫です。」
とマオさんに伝えた。
「私は大丈夫ですね。」
「私も大丈夫だよ!」
「私も大丈夫だね。」
上から順に、シャル、クロ、そしてトモコさんも質問がないようで、そう答えていた。
なのでマオさんが、
「それでは、ここからはミナさんが起きるまでは各自、海で自由行動ということに致しましょうか。」
そう提案してくれたので、
「そうだね、そうしよう。」
僕もマオさんに賛成したので、そこからはミナさんが起きるまで自由行動となり、各自好きな事をして時間を潰していった。
ちなみにマリとカケルは、
「よ〜し!遊ぶぞ〜!」
「俺もついていくぜ、マリ姉ちゃん!」
そう叫んで、海へ走っていった。
〈ちなみに2人は、マオさんの話を聞いている最中もずっと正座をしていた。〉
「まぁ僕たちはここでのんびりしていようか?」
僕がそう提案し、
「そうですね、そうしましょうか。」
とシャルを始め、みんなも賛成してくれたので、僕たちはミナさんが起きるまで海の家の椅子に座り、各々会話をしながらのんびりして待つことになった。
〜続く〜
明日から、ミナ編となりますのでよろしくですm(_ _)m




