〜異世界冒険記3〜マオから説明を聞いてみた
何とか日が変わる前には完成しました…。
よろしくですm(_ _)m
「とりあえず私は、【悲劇】について詳しく説明をしていこうと思いますね。」
マオさんがそう言ったので、
(やっと1番の本題に入れそうだな…)
そう思った僕は、自然に手に力が入るのを感じた。
「まずはその悲劇なのですが、実はもう始まっているのです…」
「「「………え?」」」
マオさんがそう言ったので、僕たちは素っ頓狂な声を出してしまった。
(…悲劇がもう始まってる?
一体どこで始まっているというんだ…。)
そう思った僕は、辺りを見回してみた。
辺りを見てみると、
「カケル君、そっちに行ったよ!」
「分かった!」
先ほどまでじゃれ合っていたマリとカケルは、何かを追っているようで、今は砂浜を走り回っていた。
僕には2人が追っているものが何か分からなかったが、
「…妖精?」
と思わず呟いてしまうぐらい、小さい事だけは分かった。
僕の呟きを聞いたマオさんは、
「いいえ、2人が追っているのは妖精ではありませんよ。」
と言って否定されたので、どうやら僕の予想は外れたようだ。
(【悲劇】はすでに始まっていると、マオさんは言った。
そして、その悲劇を受けるのは確か…)
そう思った僕はマオさんに聞いてみることにした。
「…2人が追っているのって、もしかしてドラゴニュートなのですか?」
僕はマオさんにそう聞いてみた。
マオさんは、
「ええ、そうですよ。」
と言って、簡単に答えを教えてくれた。
「少しおかしいと思うのですが…。」
と僕は疑問に思ったので、思ったことをそのまま声に出してマオさんに伝えた。
そしてマオさんは、僕のこの疑問は予想していたらしく、
「まぁ先ほどの絵を見た後では、そう思われるのは当然でしょうね。
そう、あのドラゴニュートはワタル様が言う様に、少しおかしいのです。」
と冷静に返事をして、
「何故ならーー」
そして、目の前の光景を説明してくれた。
「ーーあのドラゴニュートはあまりにも小さすぎるから。」
マオさんはそう言った。
ここで読者のみんなにも、説明をしておこうと思う。
僕が見た本に描かれていたドラゴニュートは、
身長は190cm以上は超えていた。
だが、僕の目の前に居るドラゴニュートは身長が15cmくらいしか無かった。
なのでマオさんから説明されても僕は、すぐには信じられなかった。
頭の中で僕がそんな説明をしていると、
「…あのドラゴニュートは助けないのですか?」
とマオさんが言ったので、
「それはもちろん助けるよ!」
そう言って、マリとカケルを止めようと走り出そうと、脚を前に出した僕だったが、
「いえ、わざわざ止めに行かなくても大丈夫ですよ。
ここから呼べば良いのですから。」
マオさんがそう言ったので、前に出した脚を後ろに戻した。
そしてマオさんが、
「ミナさん、こちらに来てください。」
と言った。
『ミナ』というのは、どうやら2人に追われているドラゴニュートの名前らしく、マオさんの呼ぶ声に反応して、
「やっと呼んでもらえた〜!」
と言って、泣きながら僕たちの方へ向かってきた。
(泣くほど怖かったのか…
確かにこれは【悲劇】と言っても良いかもね。)
僕はそう思いながら、やって来たドラゴニュートを見てみた。
そのドラゴニュートは、どうやら女の子のようで声が高かった。
身長は先ほども言ったように15cm程度で、髪の色は、青色のショートヘアだった。
身長が低いので当然かもしれないが、体型を一言で表すなら、『幼児体型』という言葉が当てはまるだろう。
そんな感じで、『ミナ』と呼ばれたドラゴニュートの女の子の説明が終わったので、
「…大丈夫?」
説明している間もずっと泣いていたので、僕としてはそろそろ泣き止んで欲しかった。なので僕はそう聞いてみた。
泣いている女の子は、
「……少し時間をもらっても良い?
あの2人の相手が想像以上にキツかったから休ませて欲しいな…
後は、出来たらあの2人に見つからない場所で。」
そう言って、少し震えていた。
(これはトラウマになってそうだな…)
そう思った僕は、
「…ちょっと待っててね。」
と言って、久々に箱の力を使って、小部屋を1つ創った。
部屋のイメージ的には、【おもちゃ箱】だ。
「その中にベットが用意してあるから、それを使って休んでね。」
僕がそう伝えると、
「ありがと。
それじゃあ、少し休ませてもらうわね。」
と言って、おもちゃ箱の蓋を開けて中へ入り、そして蓋を閉じていった。
女の子が箱に入った後に、
「ここに小さい女の子来なかった?」
「そうそう、何か背中に翼の生えた変わった女の子。」
走ってきたらしく、マリとカケルは息を切らしながらそう話した。
(…未知の事に興味を持つのは良いんだけど、適度にして欲しいな…。)
そう思いつつ、
「…話の続きはあの女の子が起きてからだね。」
とマオさんに伝え、
「そうですね、そのほうが宜しいでしょうね。」
とマオさんは同意してくれたので、
「それじゃあ僕は、あの女の子が起きてくるまで、あの2人に少し説教をしてくるね。」
そう言ってマリとカケルに近づいていき、
「…ちょっと2人共、こっちに来てくれるかい?」
少し怖い顔をしながら、僕は2人にそう伝えた。
「…ワタル?少し顔が怖いよ?」
「そうだぜ?そんな顔はワタルには似合わないぜ!」
マリはこれから怒られるのが分かっているようで、少し尻尾が下がっていたが、カケルは反対に尻尾が上がり興奮していたので、
(これは、ワタルには厳しめに伝えないとな。)
そう思い、
「まぁとりあえず2人共、そこの椅子に座ってくれるかな?
2人に伝えたい事があるから。」
2人を海の家の椅子に座らせ、僕は2人に説教をしていった。
〜続く〜
前書きにも書いたように、新キャラの女の子が登場しました。
作者のイメージ的には、マリほどではないが活発な女の子、をイメージして書いていきました。
明日はその女の子が起きたところから始めていきます。
だいぶ『ほのぼの』とは遠くなってきましたが、もうそろそろ、ほのぼのに戻そうと思いますので、よろしくですm(_ _)m
それでは、また次回もお会いしましょう〜(^^)




