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霊感と家族を見つけました。1。

◇


「ふ~・・・」

結局昨日の謎のお姉さんは謎のお姉さんのまま放置する事に、俺はした。

財布の中のお金が無くなってしまったけど、そもそも小学生が大金を持っている訳なんてないんだ。入っていたのも500円ちょっとくらいで・・・・正直悲しいんだけど・・・・どうやって母さんに説明すればいいのか分からないから、完全放置する事に決めた。

母さんが仕事に出かけて、黄桜がゲームに夢中になっている間に家の中一通り見て回ったけど何も変わった事はなかった。

多分、被害は俺の財布だけなんだろうな。

でもなんであの人、5円玉探してたんだろう・・・?

「ちょっと兄ぃ、聞いてんの?」

「え、何が?」

部屋を見て回って、リビングのソファに座ったら黄桜が隣までやってきた。

「だから、牛乳ないの!買って来て」

俺に話しかけてたみたいだけど、俺は考え込んでて聞こえていなかったみたい。

「自分で買ってこいよ、コンビニだって近くにあるんだし」

「今ラスボス倒すとこなの!手を離しちゃダメなのよ、今なら楽に倒せる気がするし」

・・・訳の分からない理由・・・・・。

これ以上ブツブツ言っても、黄桜が自分から動くのは午後になってからなんだろうな。

午前中は眠いとかゲームとか、とりあえず動きたくない精神の黄桜。

隣でずっと牛乳牛乳言われるのも嫌だし、俺は買いに行く事に決めた。

「んっ」

「・・・なによ」

手を出したら睨まれた。

「金」

「兄ぃが買ってくるんだから、兄ぃが出しなさいよ」

「頼んだのお前だろ。それに俺、今金欠だし金ない」

「・・・」

ため息をつかれたが、ちゃんとお金は受け取る事が出来た。

上着を着て、お金をそのままポケットに突っ込むと俺は玄関に向かう。

靴を履いて玄関から出ようとした時、ふと俺は立ち止って家の中を振り返る。

・・・なんだろう?今、音がしたような気がした。

それが何の音なのかは分からないけど、すごく小さな綺麗な音だったと思う。


まぁ・・・帰って来てから探してみようかな。



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