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25 地下5階

さくさく進みます。

ようやく地下5階へ。

楽しんで頂ければ幸いです。

「さて、この部屋から先には・・・進めないのか?」


バーツが槍で壁を突いて見せながらロディに尋ねた。


「うん。出口みたいなの、無いみたい。」


「ちょうどいいな、少し休憩しよう。さすがにあの大群を相手にしたから疲れた。ここならしばらく敵さんも出てこないだろ。」


ロディの言葉にレックがふうとため息をついて座る。


「そうだな。休憩だ、休憩。」


ケルディもその場に座った。


「それにしても、泉まであと8階は降りないといけないのよね?」


リリィがケルディに尋ねた。


「ああ。ここの泉は地下10階にある。」


「さきが長いわねぇ。」


アビーもため息をついた。


「だが、だんだん慣れてきた気がする。」


「おう。数が多くてもスケルトンアニマルもゴーレムも相手取れるようになった

しな。」


レックとバーツが楽しそうに笑う。


「おう。できるだけ浄化魔法を使わなくてこれだけ戦えればいい方だ。」


ケルディもさっきの戦闘を思い返しながら頷いた。





「ったく、そろそろ飽きたぞ、スケルトンっ!」


「そんなこと言ってられないでしょっ!」


バーツが叫ぶと、リリィが叫び返す。

4階まで突き進んだ一行は、やはりスケルトンたちに遭遇していた。

沸いてくるスケルトンをみんなで倒していく。


「・・・全部倒したな。」


辺りを見回して、ケルディが呟く。


「そろそろ地下5階の階段を見つけたいねぇ。」


アビーが明かりを先へと向ける。


「やったっ!階段だっ!」


ロディがうれしそうに声をあげると同時に駆け出す。


「おい、ロディ!」


ケルディの声にピタリと足を止めるロディ。


「えへへ、ごめん。ケルディさん。」


ロディは振り返って笑う。


「あらあら、なんだかんだでケルディにはよく懐いてるわねぇ。」


「ロディ、一緒に行こう!」


アビーがくすくすと笑い、リリィがロディの隣まで駆ける。


「あたしと一緒ならいいわよ!」


リリィとロディがさっさと階段を下りていく。


「ったく、元気がいいなあ。あんだけ闘ったのに。」


レックが微笑む。二人に続いて四人も階段を下りていく。




「スケルトンシュヴァリエに、スケルトンマギサか。相手に不足なしっ!!」


今までのスケルトンとは違い、ぼろぼろのマントと軍服をつ身にけ、剣と盾を持っているスケルトンシュヴァリエとぼろぼろのローブを身に纏い、杖を持ったスケルトンマギサを見つけて、バーツが槍を構えた。


「スケルトンシュヴァリエは俺が引き受ける!」


バーツがそのままスケルトンシュヴァリエに突進する。

スケルトンシュヴァリエはバーツを認識し、剣で応戦し始める。


「私も行くよ!」


ロディが弓をひく。


「あたしも行く。」


リリィが短剣を持って駆け出す。


「頼む。スケルトンマギサは俺が。」


ケルディがスケルトンマギサに剣を向けると、スケルトンマギサの魔法が発動する。ケルディに襲いかかる前に、レックの魔法が相対する。


「アネモス!」


スケルトンマギサの紫がかった魔法とレックの風の魔法がぶつかり、消滅する。

杖で防御するスケルトンマギサへ、ケルディは剣を振るい、杖を折ろうとするが、なかなか折れない。魔法が発動しそうになるたびに、杖を狙い、魔法を発動させない。


「オーバー ド フランメン!!」


さらにレックの炎魔法付与がかかり、数十回打ち合った末、骨盤を割り、スケルトンマギサが倒れる。


バーツはスケルトンシュヴァリエと打ち合う。槍の方が長いが、受けきるスケルトンシュバリエの剣を槍の先で剣筋をいなし、槍の柄でスケルトンシュヴァリエを殴打する。そこへロディの雷を付与した弓がスケルトンシュヴァリエの頭にささり、リリィが骨盤へとどめを刺した。


「大丈夫そうだな。」


ケルディは倒した後のみんなの様子を見た。


「ああ、スケルトンシュヴァリエは問題ない。」


「もちろん、スケルトンマギサも大丈夫そうだ。」


バーツとレックは手応えに嬉しそうに応える。


「なら、行こうか。」


ケルディが歩み出すと、5人も歩き出した。




「多いな、おい。」


ケルディが見えた魔物の数につぶやいた。


「スケルトンシュヴァリエが5体か。道も狭いし、せいぜい2体ずつだな。」


レックが冷静に口に出す。バーツは楽しそうに槍を振って駆けだした。


「行くぜっ!」


「後ろは任せるぞ!」


ケルディも前衛に駆ける。

バーツとケルディがスケルトンシュヴァリエを打ち払い、レックが魔法で後列を吹き飛ばす。ロディが弓で急所を狙えば、リリィが短剣を投げつける。くり返すことで倒すことができた。五人の連携がうまくできるようになってきたので、スムーズに倒すことができるようになっている。


「うう、やっぱり私は役立たず・・・」


「だから~、この暗~いダンジョンを明るく照らしてくれてるのはアビーなんだからね。アビーが明かりをつけていてくれるのと、浄化魔法を温存しておいてくれるから安心して戦えるのよ?」


「わかってるけど~。」


ダンジョンを進みながら、アビーとリリィはぼそぼそと話していた。




「おお?!こんどはスケルトンシュヴァリエとスケルトンマギサの集団かよ?!」


視界に入った魔物を見て、バーツが槍を肩に持ち上げて驚く。


「3体ずつかあ、スケルトンマギサがやっかいだな。」


「後方にいるのがやっかいだ。」


レックとケルディは武器を構えながら話す。


「先に後ろを牽制してからだな。アネモス!」


レックが風の魔法で後ろのスケルトンマギサを牽制すると、前衛のスケルトンシュヴァリエにケルディとバーツ、ロディが立ち向かう。

さきほどよい道幅が広がっていて、横に3体並んできたのだ。

が、小柄なロディはスケルトンシュヴァリエを軽くいなすと、するりと場所を入れ替え、スケルトンマギサへと向かう。


「ちょっ、ロディ!!」

設定25

スケルトンシュヴァリエ スケルトンの上位魔物。

スケルトンマギサ スケルトンの上位魔物。

         使える魔法はポイズン、ツェル、オプスキュリテ。

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