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chapter52 謎の爆発音
オレが異世界に召喚されて六日目の夜。
夜中にも関わらず、爆発音が響いた。
たまらず、飛び起きる。
「なんだ? 今の音?」
寝間着のまま靴を履き、外に出るとたくさんの人がいた。
皆、同じ方向――遠くの空を見上げている。
ざわつきだけが、夜の街に広がっていた。
その方向を向くと、空が赤い光を放っていた。
夜中なのに夕焼けよりも明るい。
その方角はディルティーナ王国だった。
――ただ事ではない“なにか”が起こったのだろう。
王族がどうなろうと知らないが、ヒロたちはまだいるはず。
けど――あいつのことがどうにか切り抜けてくれるだろう。
友達を心配しながらオレは呟いた。
「何が起こっているのか見に行った方が……いいか?」
(空中から覗けばなにかわかるかな?
安否確認はしておきたい)
けど――確実に瓦礫で埋もれてそうなんだよなぁ…。
気になるし、チャチャっと行って、チャチャと帰るか。
(あ、でもあれか。
爆発の犯人と勘違いされたらめんどい?)
オレはしばらく葛藤するのだった。
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