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無気力系召喚者、覚醒する  作者: 火川蓮
第六章

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chapter51 広まる異名

大量の魔物を倒したオレはアイテムボックスにぶち込んでいく。


「よし、これで終わりっと」


魔物の死体を処理してただけ(・・)なのに、ずいぶんと集まってきてしまった。


「次からは、風魔法で刻んで燃やしたほうがいいのか?

でも、それだと――魔力消費が……」


(土魔法使えれば、埋めれるんだけどなぁ…)


「一部に火が通ってるから素材としてはダメだろうね……。

討伐報酬はもらえるだろうけど」


(ここにいると――また魔物たちが集まって来そうだし、退散しますか)


そう思い、《エリアルシールド》で空を駆けてその場を去った。


■ ■ ■


街に戻ってきたオレは真っ先に井戸へ行き、汚れを落とすことにした。

門を抜ける時“顔パス”で入れた。


……なんでだ?


門番に大丈夫なのか(・・・・・・)と聞くと――黒髪黒目の少年がゴブリンの群れを倒したのが広まってるみたい。

しかも、今のところ――該当するのがオレしかいないらしく「疾風の殲滅者ですよね?」と言われてしまった。

恥ずかしがっていると、その反応で本人と断定されて入れたってわけだ。


(――にしても、この血痕(汚れ)…なかなか落ちないな…)


■ ■ ■



血痕を綺麗に落とし終えた頃には、すっかり暗くなっていた。


「帰ってきたの昼過ぎだったのに…」


この国に来てからお世話になっている宿に入り、借りてる部屋へ移動する。


この宿に泊まることが決まってすぐに服を何着か購入している。

あ、そうそう。

女将さんに頼めば、追加料金を払うことで洗濯してくれるらしい。

けど、ある程度“溜まってからにしてくれ”と言われたので三日に一回のペースですることにした。

なのですでに一回お願いしている。

次は明日だ。

稼いだお金はまだあるから大丈夫だろう。


オレは風呂と飯を済ませ、眠りについた。

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