chapter49 戦場跡地
オレは昨日ゴブリンたちを殲滅した場所へ向かっていた。
死体は回収したけど、血痕とかが残ってるからね。
先輩冒険者からも注意されたし、処理しておこうと思ったのだ。
魔物が寄ってきてたらどうにかしないといけないし。
オレはそう考えながら空を駆けた。
魔力を使うことになるが――地上を行くよりマシだ。
何故なら、魔物と連戦になるからである。
ゴブリン討伐する前も目的地に辿り着く前に魔物と遭遇していた。
報酬が多くなるとはいえ、さすがに疲れるからね。
跡地も魔物がいる可能性がある以上、魔力消費を少ない方を選択するのがベストだろう。
そんなこと思っていたら、昨日ゴブリンと戦った場所に着いていた。
■ ■ ■
先輩冒険者たちの言ってたことは、案の定で――ゴブリンやフォレストウルフの死体が複数転がっていた。
争ったような跡もあった。
オレは死体を集め、魔石を抜き、火魔法で焼いた。
焦げた臭いが周囲に広がる。
「水魔法が使えたらなぁ」
汚れた手を見て呟くも答える者はいない。
今、オレが使える魔法は、火と風のみだ。
「いっそのこと、習得しようかな?」
そんな言葉が漏れた時だった。
草むらを掻き分ける音が聞こえた。
その方向を向くと、フォレストウルフやゴブリンがよだれをたらし、こちらを見ていた。
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