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無気力系召喚者、覚醒する  作者: 火川蓮
第六章

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chapter44 あれ?オレなんかやっちゃいました?

百匹のゴブリンたちを始末したオレは、先輩冒険者たちと合流する前に、死体をアイテムボックスへ収納していった。


「それにしても……疲れたな」


そんなことを呟きながら、次々と回収していく。


「今日の戦いも、思いついた魔法を色々試せて楽しかったなぁ」


自分がどんどん強くなっていくのを感じる。

異世界に来て、まだ五日目だ。

追放され、ゴブリンに殺されかけたときはどうしようかと思ったが――案外、なんとかなるものだな。


ルンルン気分で、すべての死体を回収し終えたオレは、みんなの元へ戻った。

だが――


先輩冒険者たちは引きつった表情を浮かべ、ギルマスは満面の笑みを浮かべていた。


「……あれ?」


オレ、なんかやっちゃいました?

あ、そうだ。

気になっていたことを聞いてみるか。


「みなさん、どうして――追撃しなかったんですか?」


そう言うと、先輩冒険者たちは一斉に顔を背けた。

……あれー?


「どうしてって……お前……あんな戦闘に参加できるわけないだろ」


「そうよ。あなた、本当に新人なの?」


「私たちが知らない戦い方してたし……」


(なんか非難されてる気がする……)


そう思っていると、ギルマスが大声で笑い出した。


「あはははは! ケイタ、こいつらはみんなCランク以下なんだ。

お前さんと共闘するのは無理さね。

“レベルが違いすぎる”んだよ」


ギルマスは楽しげに続ける。


「ケイタと一緒に戦うには――少なくともBランク以上は必要だろうね。

まったく、これで経験不足なんだから……末恐ろしいよ」


ギルマスの笑い声が、森の中に響き続けた。

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