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異世界娘とこの世界を歩く〜異世界から来た精霊っ娘とのんびりバックパッカー旅行を楽しみます。〜  作者: 三河屋


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28/30

佐渡島ドライブ3ー旅に出たら地元スーパーだよね。

再び走り出すアルト丸。


途中、右折をし更に走ると市街地にでた。

佐渡島の西海、真野湾に面した真野である。

西の観光の中心でもありホテルや飲食店も多いエリアだ。

通りも広くなり、右手の家々の間に海が見えてきた。

道はちらりと海が覗く市街地を南に下っていく。


「昼ごはん、どうする?」

もう、1時すぎ。

食堂も多いこのエリアで昼食を食べていきたい。


そう思って声をかけたが…


「どっか海辺で食べたい!お弁当か何か買って。」

それも悪くないかも。

「じゃ、スーパーとかに寄るか?」



タイミングよく左に見えた地元スーパーに入る。

野菜売り場には島内の野菜はもちろん、島外の野菜も普通に並んでいた。

「毎日フェリーで運んで来てるのかな?」

「特別高い、ってこともないしすごいね。」


次の魚コーナーは豊富だ。

見たことのない魚が沢山並んでいる。


もっとも基本魚は切り身しか買わないのでどれが珍しいかすらよくわからないが。

それでも見ているだけで面白い。

あと、魚だけでなく海藻類や練り物等の魚以外の海産も豊富だ。


そして、肉コーナーと続き、次に惣菜コーナー。

揚げ物や弁当、おにぎりやサンドイッチが並ぶ。

せっかくなら佐渡の名物や特産なんかがあるといいか。


ぼくとほなみが惣菜を見ているとサヤとサラがキッチンを熱心に覗き込んでいた。

異世界の霊体?の二人はご飯を食べられないのだが、興味があるのだろうか?


「何やってるの?」


ぼくがつい声をかけると、キッチンのおばちゃんが顔をあげた。

サラ達が見えないおばちゃんは自分に話しかけられたと思ったらしい。


「アジフライだよ。今日のアジはいいのが入ったよ。」

沢山のアジに丁寧に粉をはたいている。

「アジフライね、美味しそうだな。」

「じゃ、お客さんの分を先に揚げようか?揚げたては美味しいよ。」

「はい、私も欲しい!」

ほなみが手を挙げる。

「じゃあ、2枚、イヤ3枚お願いしてもいいですか?」

これ、絶対うまいヤツ。

「あいよ。3枚揚げるね。」


「あと、何が人気ですか?」

ほなみが尋ねる。


おばちゃんはパン粉をつけながら答えた。

「そうだねぇ。うちのお稲荷は美味しいよ。佐渡米を使ってるからね。」


「佐渡米?」

「佐渡米を知らんのかね。新潟の3大銘柄だよ。」

知らなかった。


先程の田園の米はただの米ではなかったらしい。

米どころ新潟県、その中での3大銘柄…佐渡って海産だけじゃないのか!


ますます佐渡は島なのか疑いたくなる。


おばちゃんはアジフライをジュワと油に入れる。

その手つきをサラはじっと見ている。


「ちょっと店内をまわってます。」

「あいよ。とっておくから声かけてね。」

おばちゃんの返事。


サラとサヤもその場に残るようなのでぼくらは店内で買い物を続ける。

おすすめのお稲荷さんも購入。

ついでにサラダと海鮮ピザ。


ペットボトルのお茶も…ってところで有名な佐渡の海洋深層水を発見。

ほなみがせっかくだからと手を伸ばす。

「硬水と軟水ってあるよ。知ってた?」

「知らん。味とか違うのかな?」

当たり前ながら透明の水。見た目は一緒。

「じゃあ、両方買ってみよ!」

ってことで、2本購入。


店内を一周し惣菜コーナーに戻るとアジフライが揚がった。

「はい、おまたせ。」

と、熱々をアジフライ、ついでにソースと割り箸も袋に入れてもらった。


これで昼ご飯の調達も完了だ。





県道を南下すると市街地が途切れ道は坂を登っていく。

そして、坂を登りきると眼下に海が広がった。

海だぁ〜


海辺にはずっと岩場や崖が続き、白波が打ち寄せていた。道は海岸沿いの崖に沿って登ったり降ったりしている。


まの湾を一望し、海の向こうには


ウネウネと坂を下り、また上り坂。

その度に海辺の景色が変わる。

対面からロードサイクルの自転車が連なって降りてきた。

「佐渡一周とかしてるのかな?」

「気持ち良さげに走っておるの〜」

彼らとすれ違い、また坂を登っていく。


次の峠を越えると、坂の下の海辺に丸い屋根のある大きなベンチが見えた。

「あそこで食べようか?」

「いいねぇ〜」


いよいよ昼ごはんだ。

国内でも海外でも旅に出ると必ず地元スーパーに行ってしまいます。惣菜コーナーも楽しいですが、パンコーナーや調味料コーナーも大好きです。

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