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『彼女は家族同然なんだ』と繰り返すあなたへ。では、私は婚約者を辞めます  作者: 九葉(くずは)


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10/22

第十話 リーゼという立場

リーゼ様が泣くのを、私は三年で初めて間近に見た。


その日は、王宮からのご公務の書面をお父様と整えた、三日のあとだった。


午後、私は書斎で、ご公務のお手伝いとして頂戴した王宮夜会の規定の写しに目を通していた。


来賓の動線、贈答のお品の格付けの王宮側の決まり、楽団の配置、四度の年間催事のお茶のお好みの控え。王宮事務方が、ヴァランス家へお預けくださった写しの束は、思いがけずに丁寧だった。私が婚約期間中にお手伝いとして触れていたものより、一段深いところまで、王宮の決まりが書き込まれていた。


そのうちの一冊を、机のうえで開いていたときだった。


家令が、書斎の扉の前で、低くお声を入れた。


「お嬢様」


「はい」


「ボーモン子爵令嬢様が、お見えでいらっしゃいます」


私は、ペンの先を、お紙からそっと離した。


「リーゼ様が」


「はい。お事前のお書きでのお取り次ぎは、頂戴しておりません」


家令のお声は、いつもどおりに落ち着いていらした。けれど、お言葉の端に、わずかに「いかがいたしましょうか」の含みがあった。


事前のお書きなしのお訪ねは、社交界では、ご親しい方のあいだでしか、礼に適わない。ボーモン子爵令嬢とヴァランス侯爵令嬢のあいだに、そのような親しさは、本来、用意されていない。


「お会いします」


「左様でございますか」


「応接室にお通しして。お父様にも、お知らせしてくださる?」


「承知いたしました」


家令は、深くお頷きになった。


「お父様には、お父様の書斎のほうへ、お先にお伝えしてまいります。お父様のお越しを、応接室にお呼びすることはなさいませんが、お知らせは、必ず申し上げて参ります」


私は、軽く頷いた。


書斎を出る前に、私は王宮の規定の写しを、卓の引き出しの奥に、丁寧におしまいした。


応接室に入ったとき、リーゼ様は、立ったままでいらした。


ヴァランス家の応接室の真ん中、ふたつのソファのあいだの絨毯のうえに、リーゼ様は、お両手をお腹のところで重ねて、お立ちでいらした。お椅子にお腰を下ろされてはいなかった。


「リーゼ様」


「クラリスお姉様」


リーゼ様は、私の顔を見るなり、いつもの呼び方をなさった。


私は、わずかに息を整えてから、リーゼ様に席を勧めた。


「どうぞ、お座りくださいませ」


「ありがとうございます」


リーゼ様は、ようやくお腰をお下ろしになった。けれど、お背中はお硬く、お両手はずっとお膝のうえで重ねていらした。


家令が、紅茶をお運びした。


リーゼ様の前に置かれた紅茶のカップに、リーゼ様は、お手をすぐにはお伸ばしにならなかった。


応接室の窓の外で、お庭の植え込みが、わずかな風で揺れていた。


「リーゼ様」


「クラリスお姉様、本日は、お訪ねのお書きもなく、まことに失礼いたしました」


リーゼ様は、お声をわずかに震わせていらした。


「お一人で、いらしたの」


「はい」


「お父様にも、お伺いしないで?」


「お父様には、お出かけのお話だけ、お伝えしてまいりました」


私は、軽く頷いた。


リーゼ様は、お膝のうえのお両手を、ぎゅっと重ねていらした。


「クラリスお姉様」


「はい」


「私、お姉様にお会いして、お話し申し上げたいことがあって、参りました」


「お話、伺います」


リーゼ様は、深く息を吸われた。


「私、先日、公爵夫人様のお話を伺いました」


「はい」


「私の席を、これから先、公爵夫人様の側で組んでくださる、と伺いました」


「はい」


「私は、一人で、ご自分の席を、お選びになる練習を、始めなくてはいけない、と、公爵夫人様はおっしゃいました」


リーゼ様のお声は、お膝のお手の動きと一緒に、わずかに揺れていた。


「クラリスお姉様」


「はい」


「私、お姉様に、お謝り申し上げたく、参りました」


そのお言葉の最後で、リーゼ様の目元から、涙が一筋、こぼれた。


リーゼ様は、慌てて、お袖の端で、目元を押さえた。お持ちのハンカチに、お手が伸びる前に、お袖でお押さえになった。


私は、紅茶のカップに伸ばしかけたお手を、止めた。


「リーゼ様」


「ごめんなさい、クラリスお姉様」


「お言葉を、もう少し、お続けくださいませ」


「はい」


リーゼ様は、お袖の端で、もう一度、目元をお押さえになった。


「クラリスお姉様。私、これまでずっと、お姉様の隣の席を、当たり前のように頂戴してまいりました。ロベルト様の隣の、お姉様の席を、当たり前のように頂戴してまいりました」


「リーゼ様」


「公爵夫人様のお話を伺ったとき、私、初めて、お姉様が、ロベルト様の婚約者として、席を組んでいらしたのだ、と存じ上げました」


私は、紅茶のカップを、ようやく手に取った。


「お姉様、本当に、ごめんなさい」


リーゼ様は、お袖の端を、わずかにお握りになった。


「私、お姉様にご謝罪申し上げたく、参りました」


応接室の中に、しばらく、リーゼ様のお息の音だけがあった。


私は、紅茶のカップを、ひと口だけお口に含んだ。


紅茶は、思っていたよりも、わずかに温かった。


「リーゼ様」


「はい」


「お謝りを頂戴しました。お受け申し上げます」


「クラリスお姉様」


「けれど」


私は、紅茶のカップを、卓のうえに静かにお置きした。


「もうひとつだけ、お伺いしてもよろしいでしょうか」


「はい」


「リーゼ様は、今日、お一人で、ここにいらした、と、おっしゃいました」


「はい」


「ロベルト様には、お伝えになっていらっしゃるのですか」


リーゼ様は、わずかにお目を、伏せられた。


「いいえ。ロベルト様には、お伝えしておりません」


「左様でございますか」


「ロベルト様は、お姉様にご謝罪申し上げに、ご自分でお伺いに上がる、とおっしゃっていました。けれど、まだお越しになっていらっしゃらない、と、伺いました」


「はい。ロベルト様からのお越しは、まだございません」


「ですから、私、お一人で、先に、お謝り申し上げに、参りました」


リーゼ様のお声は、ふたたび、お震えになっていた。


「リーゼ様」


「はい」


「お謝りに、ありがとうございます」


「クラリスお姉様」


「けれど、リーゼ様」


私の声は、思ったよりも、落ち着いていた。


「お謝りのお気持ちは、頂戴しました。お言葉も、頂戴しました。席を当たり前にしてきた、というご自覚を、頂戴しました」


「はい」


「私は、それで、十分でございます」


リーゼ様は、お目を瞬かせられた。


「クラリスお姉様、私、まだ、お話があるのです」


「お続けくださいませ」


「ロベルト様の隣の席に、私が座らせていただいてきたのは、私のせいではなく……いえ、私のせいでないと申し上げているのではないのですが」


リーゼ様は、お言葉を、お探しになるように、繰り返しお口を動かされた。


「ロベルト様は、私のお母様の代わりみたいな方なのです」


そのお言葉が、応接室の中に、ゆっくりと落ちた。


「ロベルト様、でいらっしゃいますか」


「はい」


リーゼ様は、お息を、お整えになるように、お顔を伏せた。


「お母様が、私が幼いときに、亡くなりました。それから、私の家には、お母様の代わりがいませんでした。お父様は、私には、ずっとお優しゅうございました。けれど、お母様の代わりは、お父様にはなれませんでした」


「はい」


「公爵夫人様が、お母様の代わりのように、私に、お声をかけてくださいました。けれど、公爵夫人様には、ロベルト様という、ご自分のお子様がいらっしゃいます。私は、公爵夫人様のお子様ではございません」


「はい」


「ロベルト様が、いつも、私の手を取ってくださいました。ロベルト様のお膝のうえに、私を、お載せてくださっていた時期もございます。お母様が亡くなった年の、お茶会のときでございました」


リーゼ様のお声は、お続けの中で、揺れていた。


「ロベルト様の隣に座らせていただいてきたのは、私にとって、ロベルト様が、お母様の代わりに、なってくださっていたからでございます」


「リーゼ様」


「ですから、ロベルト様は、私の席を、私が落ち着く席を、当たり前のように、整えてくださっていたのです。それを、私は、ずっと、当たり前のように頂戴してまいりました」


リーゼ様は、お袖の端で、もう一度、目元をお押さえになった。


「クラリスお姉様」


「はい」


「私のせいで、お姉様の席が、ずっと、ずれてしまっていたのです」


私は、紅茶のカップに、もう一度、お手を伸ばしかけて、止めた。


応接室の中の空気は、リーゼ様のお声で、わずかに重くなっていた。


「リーゼ様」


「はい」


「ひとつだけ、お伺いしてもよろしゅうございますか」


「はい」


「ロベルト様は、リーゼ様のお母様では、ございません」


リーゼ様のお顔が、お止まりになった。


応接室の中で、紅茶のカップの湯気が、ゆっくりと上がっていた。


「ロベルト様は、お母様の代わりに、席を整えてこられた、と、リーゼ様はおっしゃいました」


「はい」


「ロベルト様の、お母様の代わりという席は、リーゼ様のための席であって、ロベルト様の席ではございません」


リーゼ様は、お目を、瞬かせられた。


「ロベルト様には、ロベルト様の席が、別にございました。それは、私の隣の席でございます」


私は、紅茶のカップに、もう一度、お目を落とした。


「ロベルト様は、ご自分の席を、リーゼ様のお母様の代わりとして、お使いになっていらした。私の隣の席を、ロベルト様は、ご自分の席ではなく、リーゼ様のお母様の代わりの席として、お使いになっていらしたのでございます」


リーゼ様のお顔は、お止まりになったままだった。


「ロベルト様の席の代わりに、私の隣の席を、お使いになっていらした、と申し上げるべきだったかもしれません」


「クラリスお姉様」


「ロベルト様は、私の婚約者でいらっしゃいました」


私の声は、わずかに、固くなっていた。


「婚約者の席は、お母様の代わりにお使いいただく席ではございませんでした」


応接室の中で、リーゼ様のお息が、いったん、お止まりになった。


「クラリスお姉様」


「はい」


「私、お姉様の席を、当たり前にしていらしたのは、ロベルト様も、お姉様の席を、私のために、当たり前にお使いになっていらしたからでございますね」


「はい」


「ロベルト様も、お姉様の席を、当たり前にしていらしたのは、お母様の代わりが、一人いないと私が泣くと、お思いでいらしたからでございました」


「はい」


「ロベルト様は、お姉様の席を、私が泣かないために、お使いになっていらしたのです」


リーゼ様のお声は、お震えになっていらした。


「ロベルト様は、私が、お一人で立つのを、ずっと、お止めくださっていたのです」


私は、紅茶のカップに、お目を落とした。


「リーゼ様」


「はい」


「公爵夫人様が、今、リーゼ様の席を、一人で組まないように、お時間をくださっていらっしゃるのですね」


「はい」


「リーゼ様の席を、リーゼ様ご自身が、お選びになる練習を、ご自分のお家で始めなさい、と、おっしゃっておりました」


「左様でございますか」


「ボーモン家のお茶会の席を、私自身が、何席か組みなさい、と」


「リーゼ様」


「はい」


「それは、お重うございますね」


私の声は、わずかに、柔らかくなっていた。


リーゼ様は、お顔を、わずかに上げた。


「お姉様」


「はい」


「お姉様は、十七のお年から、ロベルト様の席を、組んでいらしたのですよね」


「はい」


「私は、十九でございます」


「はい」


「お姉様の三年は、お重うございましたか」


私は、紅茶のカップを、ゆっくりと、お卓のうえに戻した。


「リーゼ様」


「はい」


「重うございました」


「クラリスお姉様」


「けれど、重うございましたのは、席を組むことの重さではございません。席を組むことと、お母様の代わりに座ること。その二つを混ぜていらした、席の重さでございました」


リーゼ様は、お目を、まっすぐにこちらにお向けになった。


「お姉様」


「はい」


「私は、ボーモン家の席を、ボーモン家の席として、組まなくてはいけないのでございますね」


「はい」


「お母様の代わりの席を、ボーモン家のお茶会で、組むのではなく」


「はい」


リーゼ様は、深く頷かれた。


「お姉様」


「はい」


「私、ロベルト様にも、お母様の代わりのお席を、これから、お頼みしません」


「リーゼ様」


「お姉様、私、まだ、お母様の代わりが、要らないわけでは、ございません。寂しいのは、続きます。けれど、ロベルト様のお席を、お母様の代わりに、お頼みしません」


「リーゼ様」


「お姉様の三年を、私のお寂しさで、お使いになっていらしたことを、私、今日、初めて、存じ上げました」


リーゼ様は、お両手で、お袖の端を、ぎゅっとお握りになった。


「お姉様、本当に、ごめんなさい」


リーゼ様のお目元から、ふたたび、お涙がこぼれた。


リーゼ様のお涙のお流し方は、ご自分のお寂しさのお涙ではなかった。


私の仕事の重さを、ようやく、ご自分の中で、お見つけになった方の涙だった。


私は、家令を呼んで、リーゼ様のためのお新しい紅茶を、お入れ直すよう、お頼みした。


紅茶のカップが、お卓のうえで、新しい湯気を、ようやく立て始めた。


「リーゼ様」


「はい」


「お一人で、ヴァランス家にお越しになったことは、ボーモン家のご当主に、必ず、お伝え申し上げてくださいませ」


「はい」


「ご当主が、リーゼ様の、これからのお席のお練習を、いちばん、お見ていらっしゃる方でございますから」


「お姉様」


「はい」


「お父様は、ずっと、私のために、後妻をお迎えにならないままでいらっしゃいました」


リーゼ様のお声は、もう、お震えていらっしゃらなかった。


「お父様も、私と一緒に、お母様のお代わりを、ロベルト様のお席に、お頼みになっていらしたのかもしれません」


「リーゼ様」


「お父様にも、お席のお話を、私から、お伝え申し上げます」


私は、深く頷いた。


リーゼ様は、新しい紅茶のカップを、ようやく、お手に取られた。


紅茶のカップの湯気は、リーゼ様のお頬のあたりまで、上がっていた。


リーゼ様の目元は、お涙の跡で、わずかに赤くなっていた。けれど、お口元のあたりは、少しだけ、お落ち着きだった。


「クラリスお姉様」


「はい」


「私、これから、お姉様のことを、お姉様、と、お呼びすることを、控えとうございます」


リーゼ様のお言葉は、はっきりと、応接室のうえに落ちた。


「お姉様、私、お姉様のお名前を、お姉様、ではなく、クラリス様、と、お呼び申し上げる練習を、これから始めます」


「リーゼ様」


「私が、ご自分のお席をお組みになる練習を、始めるのですから、お姉様も、お席の中で、お呼び方を、改めなくては、いけないと、思います」


「はい」


「お姉様、まだ、今日のところは、お姉様、と、お呼びしてしまっておりますが」


「お気にならないでくださいませ」


「次にお会いするとき、私は、クラリス様、と、お呼び申し上げます」


私は、深く頷いた。


リーゼ様は、紅茶のカップを、ふたたびお卓のうえにお置きになった。


応接室の窓の外で、植え込みの揺れが、わずかに静かになっていた。


「クラリスお姉様、本日は、お時間を頂戴して、ありがとうございました」


「いいえ」


「お父様には、私から、お訪ねのお話を、お帰りいたしまして、すぐに申し上げます」


「お願い申し上げます」


リーゼ様は、お席から、お立ちになった。


応接室の入口で、もう一度、深くお頭を下げた。


「クラリスお姉様」


「はい」


「お姉様の三年を、私、これから、忘れません」


そのお言葉を、リーゼ様は、もう、お涙のお声では、おっしゃらなかった。


リーゼ様は、ご自分の馬車で、いらしたままの形で、ヴァランス家の門を、お出になった。


応接室の窓から、リーゼ様の馬車の車輪の音が、ゆっくりと遠ざかっていく。


家令が、応接室の入口で、お声を低くお入れになった。


「お嬢様」


「ありがとう」


「お父様には、ご様子をお伝えしてまいります」


「お願い」


家令が下がったあと、応接室の中で、私は、卓のうえの紅茶のカップを、ひとつ、ひとつ、片付ける侍女のお手の動きを、しばらく見ていた。


リーゼ様のお席のカップは、お最後にお持ちになったぶん、半分ほど飲み残されていた。


私は、そのカップを、片付ける侍女のお手の動きから、目を上げて、応接室の窓の外を見た。


ヴァランス家のお庭の植え込みの向こうに、午後の薄い光が、まだ少しだけ残っていた。


リーゼ様は、ロベルト様を、お母様の代わりに、お頼みになっていらした。


ロベルト様は、リーゼ様のお寂しさを、お母様の代わりに、私の隣のお席で、お受けにつないでいらした。


公爵夫人様は、ご自分のお友人とのお約束を、ロベルト様のお優しさの裏側で、お守りなさろうとなさっていらした。


私の三年は、その三つのお席が、お互いに重なっていらしたところに、あった。


それを、リーゼ様が、お今日、ご自分のお口で、お受け止めくださった。


応接室の窓の外で、ヴァランス家のお庭の植え込みが、また、わずかに揺れた。


書斎へ戻る前に、家令が、もう一度、応接室の入口で、私のお名前をお呼びになった。


「お嬢様」


「はい」


「王宮から、お別の便がございました」


「王宮、でございますか」


「はい。王宮夜会の運営担当としての、ご公務の最初のお打ち合わせのお席のお伺いでございます」


家令の手のうえに、王宮の小さなお書きが、お載っていた。


ご公務のお打ち合わせのお席は、王宮の控えの間の、別のお部屋で。


実務のご相談の窓口は、ライナス殿下ご自身。


そう、お書きしてあった。


私は、応接室の入口で、しばらく、その書面を、お読みした。


午後の光が、お書面の紙のうえに、わずかに、お差していた。


私は、書斎へ戻った。


机のうえの王宮の規定の写しを、もう一度、引き出しから出した。


ご公務の最初のお打ち合わせの日まで、まだ、お時間があった。


王宮の規定を、ヴァランス家の側で、もう一度、お整えなくてはいけない。


私は、ペンの先を、お墨に、ゆっくりと浸した。


リーゼ様のお涙の跡を、私は、書斎の窓の外の光の中で、もう少しだけ、お思い出していた。


それから、ペンを動かし始めた。


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